インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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第十話 「裏切りの運命」

貴音side

私はX0を展開してアリーナへと向かう、そして後ろから続いてセシリアちゃんもブレイヴティアーズを纏って私に続く。

侵入して来たのはザクウォーリアが四十、ザクファントムが二十機だ。しかも全機ウィザード装備ときた、これは…かなりキツイわね。

戦力差ざっとは30:1…しかもまだ来るだろう、状況は最悪ね。それでも立ち向かわなければいけない、死んだあの娘が…烈花がそうしたみたいに!

 

「セシリアちゃんは近接援護を、ラウラちゃんは長距離援護をお願い!私は近接戦闘で敵を倒すわ!」

「わかりました、行きなさいティアーズビット!」

「了解!GNキャノン一斉発射!」

 

ビットとキャノンから放たれたレーザーやビームが次々とザクを撃ち抜いていき、戦闘能力を奪っていく。私も新装備のビームザンバーとバスターガンで敵を蹴散らす。

 

「アリアちゃん、金女ちゃん!大丈夫⁉」

「き、如月先輩…なんなんですかあれは⁉」

「新生亡国機業ですよね、そしてあれは…ザクって機体でしたっけ?」

「もう知ってるなら、判ると思うけど…じゃあ二人ともすぐに逃げて。」

 

そういうと二人はとても驚いたような顔をしている、多分まだ大丈夫だと言いたいんだろうけど…

 

「いい、狙われているのは君たちなの。だから早く!」

「っ⁉如月先輩!後ろ!」

 

後ろを向くと二機のスラッシュザクウォーリアが後ろから大型の鎌を振りかぶっていた。

すぐさまビームザンバーで対応しようとするが、間に合わない…

 

「たあぁぁぁ!」

「行け、サブマシンガンビット!」

「やめろぉぉぉ!」

 

反撃する前に二機が爆発する、爆炎から出てきたのは…金女ちゃんのに似た機体がふたつと、サザーランド…って事はまさか⁉

 

「ら、蘭⁉それにショーコと大地も…何をやっている⁉

逃げろと命令したはずだぞ!」

「でも、私達だけで逃げるなんて出来ませんよ!」

「俺たちだって戦えます!だから…戦わせて下さい!」

「仕方が無いですわね…一緒に戦ってもいいですわよね。」

 

全く…しょうがないわねぇ、でも烈花ならこういう時は…きっとこう言うだろうな。

 

「わかった。一緒に戦おう、ううん…一緒に戦って!」

「「「「「わかりました!」」」」」

『ふふふ…せめて粋がってるといいさ。』

 

その瞬間、アリーナ上空から四機のISが侵入してくる。色は赤と黒と青い機体か…ちょっとあれは⁉

 

「あ、あれはブルーティアーズ⁉」

「馬鹿な!シュヴァルツェア・レーゲンだと⁉」

「あれは…デスティニーガンダム!」

 

そう、かつての自分の機体が目の前にいる。でも、私が気になるのはもう一つ…あのトリコロールの機体だ。

私のプライベートチャンネルを知ってるのは判る、やっぱり亡国機業の連中ね…

だが、そう考えているのが仇となった。ティアーズとレーゲンはそれぞれセシリアちゃんとラウラちゃんに、赤いヤツは私の脇を通り抜けアリアちゃん達の方へ抜けた。

 

「っ!待ちなさい!」

『待つのはお前だ、ティターニャ・レイザー。』

「……私のコードネームを知ってるとはね。あなた何者なの?」

 

デスティニーを纏った彼女は背中から剣を取り出しそう話しかけてくる、この感覚は…まるで武人?

 

『私は…ティターニャ・レイザーだ。』

「へぇ、私のコードネームを受け継いだんだ…どうでもいいけどさ、あなたは何を望んでいるの?」

『ただ一つ、強者との…真剣なる勝負だ!』

 

そういうと彼女は長剣を振りかぶり、私に斬りかかってくる。

 

(早くしないと…皆が危ない…!)

 

ショーコside

 

「貴音さん!ラウラさん!セシリアさん!」

「指南、それよりも一人こっちに来たみたいだぞ。」

 

ふとみると、そこには赤い色をした機体が目の前にいた。赤い剣を振りかぶり接近していた。

 

「貴様ら…一体何者なのだ!」

「言っただろう、我らは新生亡国機業。その理念の為にお前達は不要だ、排除する。」

「不要…?

そんな訳ない!不要な人や物なんてこの世にはない!」

「ならば…それを示してみろ!」

 

彼女は背中の翼を広げて迫ってくる、この加速力は…ヴァルヴレイヴのそれと同じ!?

 

「ならば、私が引導を渡してやろう!」

「私も手伝うよ!」

 

アリアちゃんと蘭ちゃんがバリスタとスラッシュハーゲンで攻撃するが、まるで見えているかの様にかわしていく。

 

「な、何だあの機動性は⁉

バリスタをかわすだと⁉」

「スラッシュハーゲンが当たらないなんて⁉」

 

二人が動揺している間に、両腕部から二本の棒状の物を取り出し投擲するが二人ともかわす。

しかし、先ほどの物が戻ってきて背中を切り裂かれた。

 

「こ、これは一体⁉」

「ビームブーメランだと⁉実戦配備されていたなんて…』

『今、態勢をくずしたな…それが貴様らの敗因だ!』

 

彼女は背中から二本の剣を引き抜き二人を袈裟斬りに切り裂く。二人ともアーマーに大きな傷が入り倒れる。

 

「蘭ちゃん!アリアちゃん!このぉ!」

「浅はかね…直線的ですぐに突っ込んでくる、それは馬鹿のする事だ!」

 

私はバスタードソードを取り出し敵の剣と切り結ぶ。だが、敵の剣に阻まれ打ち負けている。

 

「こ、この出力は…どこから…?」

「出力の差ではない、技量の差だ!」

 

彼女は剣の柄を繋ぎ合わせ、更に力をあげふるいわたしを吹き飛ばす。

 

「くくく…ははは!この程度か、笑わせるな!立て…立って私を楽しませろぉ!

ははははは、あはははは!」

「おいテメェ!一体何者だ!」

「私か?私はな…

IS学園、一年生最強の女…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『如月烈花』だ。」

 

第十話完




ショーコ達の目の前に立ちふさがるガンダム。
その機体によってなす術なく次々とやられていく仲間たち…

その時、天空より神と契約した者が現れる。
次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第十一話
「降臨、万を辞して」

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