インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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第十一話 「降臨、万を辞して」

ショーコside

 

私はロングブレードを二刀流で構えて、烈花と名乗った人に斬りかかる。が、それは腕から発生したビームシールドによって防がれてしまう。

 

「ビーム…シールド⁉」

「その程度か?革命機の力という物は!」

 

彼女はビームシールドごと私の両腕を跳ね上げ背中の砲で腕ごとロングブレードを破壊する。

直後、絶対防御が発動しエネルギーが大量に削がれる。

 

「うぐ…きゃああ!」

「ショーコ!喰らえ、ジェノサイドランチャー!!」

「行けよ!フィンファンネル、サブマシンガンビット!」

 

二人がビットやキャノンを放つがやすやすと避けて私達の方に迫ってビームライフルでビットを撃ち落としていく。

 

「ちっ、鬱陶しい!全員まとめて消えてしまえ!」

 

そういうと彼女は飛び上がり再び背中の砲をせり上げ巨大なビームの奔流が私達を包み込み、装甲を溶解させてゆく。

 

「ふ、二人とも…そんな…」

 

私は何とか耐える事が出来たが、二人とも装甲はボロボロでこれ以上戦えそうにない。

 

「はっ、所詮はシロウト…この私相手に善戦した方じゃないか?

この私とデスティニーインパルス相手にな。」

 

そういいビームライフルを私に向けて照準をつける。

 

「どうしてこんな…事を?」

「二度も同じ事を言わせるな、貴様らが不要だからだ。私達の総帥の崇高なる理想の為にな。

おしゃべりが過ぎたな、そろそろ…死ね。」

 

そしてその手がゆっくり引き金にかかり、今まさにそのトリガーが引かれようとした。

しかし、それが発射される事はなかった。

 

空から飛来した何かが敵のライフルを切り裂き爆発したからである。その何かは、私の目の前に降り立つ。土煙が晴れた時、こっちを向いたその人の姿が見えた。

 

オレンジ色の髪、紫色のバンダナ、赤を基調とした服、そして金色の鳥が描かれたバックルがついたベルトを手に持った女性が立っていた、年は私より一つ上かな?

 

「君、危なかったね。間に合って良かったよ。」

「あ、なたは…?」

「強いていうならば…『不可能を可能にする女』…かな?」

 

そして、彼女は振り返り空にいる敵を睨みつける。

 

「そんなに戦いたいのなら、私が相手になるわ。この雑魚が。」

「何…?この私を雑魚扱いだと?

笑わせるな…貴様なんぞこの私の敵ではない!」

 

目の前の女性は、そんな言葉を聞き流すかの様にベルトを腰につける。

 

「貴様…!何者だ!!!!」

「…私か?私は…『如月烈花』だ!」

 

烈花side

 

私がそう叫ぶとピアノの様な滑らかな音が響き渡る、私のISの待機状態…電王ウイングフォームをモチーフにしたベルトだ。

 

デスティニーインパルスを纏うあいつはまるで幽霊でも見ている様な表情を浮かべている。まぁ、あながち間違っちゃいない、転生者ってのは何回か死んでるからね!

私はパスをバックルの部分に当てて、変身する。

 

「変身!」

〈DIVINE-FORM〉

 

推奨BGM

仮面ライダー剣

「覚醒」

 

すると体に白の装甲が装着されていく。巨大な盾、腰のビームサーベル、そして背中に大きなバックパックが装着し色が白から赤へと変貌し…変身が完了する。

 

「降臨…万を辞して。」

「何だ!その機体は!」

 

この機体はかつてストライクルージュ、ネブラブリッツと呼ばれていた機体が三次移行した姿…

 

「テスタメントガンダム…女神と契約した、私の専用機よ!」

 

そういうと私はディバインストライカーをジェットモードにして敵に向かって飛び出す、向こうは射撃武器がないのかビームブーメランを投擲してくるが…

 

「そんな物、当たると思ってるんじゃないでしょうね!」

 

私はそれを『トリケロス改』のソードで切り裂く、その後クローを展開し片方の剣を砕き蹴りをいれる。

 

「ぐっ!わ、私のエクスカリバーを糸も簡単に⁉」

「さて、次はこれよ!」

 

〈BLAST-FORM〉

 

背中のディバインストライカーが消えて今度は大きな砲とミサイルポットが一体となったバックパックが着き、機体が黒と緑に染まる。

 

テスタメントガンダムブラストフォーム、砲撃戦に特化した機体だ。

 

私はミサイルを放ち、素早くレール砲とケルベロスビーム砲を跳ね上げ、同時に撃つ。バルカン砲でミサイルは落としたものの、やはり残りは当たったみたいだね。

 

「じゃあ、これで最後ね…見せてあげるわ、私の必殺技を!」

 

再びディバインフォームになり、トリケロス改を格納し二本の銃を取り出し接近する。

 

「銃を持って接近するなど!

間合いも威力も私のエクスカリバーの方が上だ!」

「そうとも限らないわよ、銃は剣より強しって…いうからねぇ!」

 

横薙ぎに振られた剣をかわしつつ、私は答える。

そしてその瞬間、手にもつ銃が火を吹く。しかも一発だけではない、何発…いや何十発ものビームがインパルスの腕を、足を、そして体の装甲を砕いていく。もちろん敵は反撃をしようとするが、直様反応し叩き潰していく。

 

「ぐっ!がはっ!なんだ…この型にはまらない技は⁉ううっ!」

「悪いけど倒させて貰うよ、私の特技…ガン=カタでね!」

「そんな事…‼」

「答えは…聞いてない!」

 

すかさず私はドロップキックを繰り出し吹き飛ばす、そしてトドメに日本刀『モーニングストーム』を取り出し、一気に瞬時加速を発動させ居合で斬ろうとした…その時だった。

 

「ーーッ!」

 

向かおうとしていた方向とは逆向きにスラスターを吹かす、すると私がいた場所に一条のレーザーが通る。あれは…

 

「ブルーティアーズ…それにシュヴァルツェア・レーゲンとデスティニーガンダム。面倒な敵がいるみたいねぇ…」

 

気がつくとデスティニーは凄まじい速度でインパルスを回収、そして撤退していったそしてその後ろをティアーズとレーゲンが続いていく。どうやらこっちは片付いたみたいね。

 

すると、向こうから三機のISがやってくる。その中に私の目当ての青い機体がいた。そして私は全力でそれに抱きついた。

 

「ち、ちょっとあなた⁉

一体なんのつもり…」

「ただいま、セシリア。」

「「ッ⁉」」

「ま、まさか…⁉」

 

そういうとセシリア達は着陸してISを解除する、私も習ってベルトを外し解除する。

 

「姉貴…ご無事だったのですね!

信じていました、姉貴が無事なのを!

ううっ…ううう…」

「ほらラウラったら泣かないの、帰ってきたんだからさ、笑顔を見せてよ。」

 

はい!と答えてるけど、まだ泣いてるの?

しょうがないわね…全く。

 

「ごめんね、お姉ちゃん。また心配かけちゃって。」

「本当よ。本当に…世話のかかる妹なんだから…」

 

やっぱダメだなぁ…昔っから世話かけて、心配かけちゃって…これからは気をつけないとね。

それから一番の問題は…セシリアだ、さっきから下を向いて震えている。

 

「えっと…セシリア?」

「馬鹿!お姉様の馬鹿馬鹿馬鹿!

私がどれだけ心配したと思っているのですか!」

「………ごめん。」

 

そういってセシリアが抱きついてくる、私も手を回して抱きつき返す。

 

(なるほど、もう二度と離さないって事…ね。)

 

ふと横をみるといつの間に集まっていたのか、一夏達が集まっていた。そしてその中にはさっき助けた子たちも混ざっていた。

 

「おかえりなさいませ、烈花お姉様。」

「うん、ただいま!皆!」

 

そういうと皆が微笑んでくれる、帰って来たんだ…私の居場所に。

 

その時だった、私達のいる方向に向けて数条のビームが放たれた、全員が急いで避けたみたいだから大丈夫だったみたい…

 

それよりも敵の数だ。みただけで50機はいるわね、しかもガンダムやら色んなのが混じってるし…

 

「ったく、一人で先行しやがって…こっちの事情も考えろってんだよ…」

「恐らく、久しぶりに恋人に会えると思って後先考えずに行動したのだろうな。」

「全く、そこお前の悪い所ダゾ。烈花。」

「それより、なんかうじゃうじゃいるな。これは大変そうだ。」

 

突然アリーナの右入口から声が聞こえる、ようやくご到着みたいだね。

 

「信太郎、ルーシィ、エイラ、ヒビヤも遅いからだよ!

それに私が行かなかったら…」

「恐らくあの子はやられていたな。」

「そうそう、ルルーシュの言うとおりだよ。」

 

今度は左入口の方から声が聞こえる、両方ともから四人ずつ出てくるが…左の方から出て来た内の三人をみて驚いている人もいるみたいだね。

 

「待ってましたよ、楯無さん。」

「お勤めご苦労様、ニール君。」

「だ、ダリル先輩…どうして生きてるっスか⁉」

「おいおい、フォルテ。人を勝手に殺すな!」

「スコール・ミューズ⁉どうしてあなたがここに⁉」

「久しぶりねティターニャ。

いえ、今は如月貴音だったかしら?」

 

まぁ、見知った顔もいるかと思うけど。とりあえずは…

 

「よし、ゆくぞ皆。変身だ!」

「あと、俺はやらんぞ。」

「そうだな、ではルルーシュは後ろで指揮を頼む。」

「了解した。それとだな、シェルターの方にはカオスサインが向かってるから大丈夫だろう。」

 

などと、二人が会話している間に全員変身準備を整える。

楯無さん、ダリルさん、スコールはケータイを取り出しコードを打ち込む。

 

〈〈〈STAND BY〉〉〉

 

信太郎、エイラ、ヒビヤ、ルーシィそして私はパスを構える。すると多種多様な音楽が流れ始める。

 

「「「「「「「「変身!」」」」」」」」

 

〈〈〈COMPLETE〉〉〉

〈LEGEND-FORM〉

〈RAISER-FORM〉

〈ZENON-FORM〉

〈ZETA-FORM〉

〈DOUBLE SORD-FORM〉

 

「へへっ!俺、参上!」

「お前、俺に釣られてみるかい?」

「最初に言っておく。私とエクストリームはかーなーりー、強いゾ!」

「さぁ、カウントゼロからスタートだ。」

「降臨…万を辞して。」

「更識楯無とX1の初陣ね!」

「ダリル・ケイシー…クロスボーンガンダムX3出る!」

「スコール・ミューズ、ヴェルデバスター。発進するわよ。」

 

第十一話完




ついに集結した鋼鉄の九人、彼らの力はいかほどの物なのか?
そして、その作戦の内容とは?
次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第十二話
「鋼鉄の九人、見参!(前編)」

新作予告

亡国機業に在籍する少年、彼はある任務を受けIS学園に入学する。
その任務とは…『ガンダムの捜索、及び奪取』。

「僕に盗めない物はない、あるとすれば…人の運命と命だけだ。」

最新作
機動戦士インフィニットストラトス
怪盗が奏でる六つの協奏曲

近日公開予定!

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