インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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第十三話 「反乱と結成」

烈花side

 

私はスラッシュウィザードのビームアックスでエクシアのGNソードと打ち合っていた。

これまで何度も切りあったのに斬れないなんて…流石エクシアっていう所かな?

 

「流石は次なるブリュンリルデ候補、全然隙がないな。」

「あら、そんな事いわれてんの?

それに私だけ相手は男なの?なんだか損した気分…」

「ほう、女の方がよかったか?」

「さあね、どうなのかな‼︎」

 

実際は女の子の方がよかった、だって可愛い子はそのままお持ち帰り…

って違う違う!確かに私は百合系女子だが、ここは戦場。しっかり区別しないと!

隙を突いて向こうがGNロングブレイドを振るってくる、私はそれを腰のビームサーベルで防ぐ。

 

「戦闘中に気を逸らすとは、よほどの自信ありか…それともただの馬鹿か。

だがお前は前者のようだな、紅の狂戦士。」

「その名で呼ばれるのは久しぶりね、でも今は…不可能を可能にする女だけどね!」

 

私はパスを使ってすぐさまフォームチェンジを行う。

 

〈I.W.S.P FORM〉

 

エクシアに蹴りを入れて私は交代する、機体色が薄暗い灰色に変わり背中にレール砲等の武器がついたバックパックが付き、更に左手にコンバインシールド、右手にビームライフルが付属されチェンジが完了する。

 

「さぁて、行きますかい!」

「…仕留める!」

 

私はコンバインシールドからガトリングガンを連射するが、左手のGNシールドで受け止められる。

その隙に瞬時加速を行い懐へと飛び込むと同時にコンバインシールドを格納し、片手に9.1mm対艦刀を装備して逆袈裟斬りで放つ。

 

「うおっ⁉︎ しかし!」

 

すると腰のアタッチメントごとGNショートブレイドを回し、対艦刀をへし折る。そのおかげでちょっと前のめりになるが…まぁ、計算通りかな?

私は折られた刀の代わりにビームライフルを取り出す、さっき取り出したのはストライクのライフルだが、今度のビームライフルはインパルスのそれだ。

 

「そういえば言い忘れていたけど…私の特技ガン=カタは、何も短い拳銃だけでしか出来ないって訳じゃないんだよ?」

「何…?なるほど!」

「感心している場合かな⁉︎」

 

私はまずストライクのライフルのトリガーを引く、だがそれは向こうが咄嗟に取り出したビームサーベルで射撃線を逸らされた。

 

「あはっ、あははっ!」

「くっ…このっ!」

 

私とエクシアのパイロットは至近距離から、光剣と光銃でおたがいを仕留めようとするが…かわされ、弾かれ、あるいは互いの武器を狙いながら戦っていた。

 

「くふっ、ふふふ…あはははは!」

「はぁ?何が可笑しい⁉︎」

「可笑しいんじゃなくて楽しいんだよ!

ここまでゾクゾクするバトルをするのは初めてだ!

あははははっ!ほらほらほら、どうしたの反撃してきなよぉ!」

「狂戦士…バーサーカーの名は伊達じゃないって事か!」

 

正確には狂戦士じゃなくて、戦闘狂〈ガンモンガー〉だ。ま、どっちも似たような言葉だけど!

このままI.W.S.Pのレール砲を放とうとすると、突如上空から何発ものビームが放たれる、空を見上げると灰色を基調とした赤い機体がいた。

 

「到着したか…もう少し戦いたかったがお預けだな。」

「ちぇっ、楽しかったのになぁ〜。」

 

去っていくエクシア達を見つつ空から降りてくる機体を見つめる。間違いない、ハイペリオンガンダム、その一号機だ。

 

「そこのガンダムタイプのIS聞こえていますか?私はIS学園教師、山田真耶です。」

 

あら?山田先生か、全身装甲だから顔がわからず誰だかわからなかったよ。

しかし、事前に渡された資料によれば山田先生はシェルターへの誘導係だったはずだけど?

 

「IS学園の教師…いえ、IS委員会所属のパイロットとして…あなた達亡国起業を拘束します!」

 

……………ファ⁉︎

 

ルルーシュside

 

ハイペリオンが現れた後、相次いで大量の数十機のISがアリーナに侵入してくる、確かあれは…ゲイツRだったな。しかし、委員会か…やはりと言えば終わりだな。

あの八人なら直ぐにでもこいつらを倒せるが…やめておこう、俺と後ろにいる専用機持ち組がお荷物になるだけか…

 

「…話をさせろ、俺が今回の主犯みたいなものだ。 なぜ俺たちを拘束する?」

「委員会より通達が来ました、八機のガンダムタイプISを使う奴らによってアリーナが占拠されたと。」

 

…ふん。デタラメにも程がある、ガンダムタイプISならルーシィ達と戦ってる奴らも同じではないのか?

 

「また、エクシアを中心とするチーム『エンシェント・レギルス』は委員会より認識番号を取得している為、誤認することはありません。」

 

ほう、俺たちの事を逆手に取った作戦だな。もとより奴らの機体に認識番号なんて存在しない、そこを突き俺たちを捉える作戦か…だが。

 

俺は隠し持っていた拳銃を空に向けて構える。同時に専用機持ちとルーシィ達にプライベートチャンネルを開く。

 

『全員、目を閉じろ!』

 

瞬間、放たれた銃弾から太陽の如く光が辺りを包み込む。

閃光拳銃弾。ルーシィに頼み手に入れたこの弾丸は通常の閃光弾以上の光を発する。

俺たちはこれに乗じて逃げ出した。無論、一夏達も一緒にだ。

 

一夏side

 

俺達は逃げ出した後、直ぐにIS学園の港へ来ていた。港には既にニールやシャル、鈴、ステラ、簪、シン、マユちゃん、キラ先生そして千冬姉の姿もあった。

ただ、驚いたのは本来は学園にいないはずのフォンさんがいたことだ。

 

「皆、無事で何よりだ。

フォン、船の準備は出来ているか?」

「あげゃ、抜かりねぇ。いつでも出港できる。」

「では、出発するか。」

「ちょっと待ってください!

何も教えられてないのにいきなり出発って…事情を話してください!」

 

ルーシィって人が出発を宣言した時、ショーコちゃんが叫んだ。

まぁわからなくもない。生きていた烈花、委員会所属を名のる敵…俺も混乱しかかっていたからな。

 

「わかった、説明しよう。但し、船の中でな。」

 

そう言うとぞろぞろと中へ入って行く。無論、俺たちも。

そしてこれが…世界を根底から覆す『戦争』に参加するメンバーの集結だった。

 

第十三話完




何も説明されず巻き込まれる専用機持ち達、彼ら『鋼鉄の九人』の真の目的とその計画。
そして、最初のミッションが発表される。

次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第十四話
「本当の黒幕」
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