インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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テストなのでまたもや投稿が遅れました…orz
それにしてもビルドファイターズはいいものです。バンダイは我々に何機ストライクを買わせるのでしょうかw
さて、今回は趣向を変えて書き方を変えてみました。読みやすくなったなら幸いです。


第二十一話 「海中戦線」

No side

 

烈花たち海上部隊が全員発進する前、信太郎率いる海中部隊は既に敵部隊を補足していた。

 

向かってくるのはガンダムSEED DESTINYに登場したフォビドゥン・ヴォーテクスとアッシュ。それからガンダムUCに登場したゼーズールとアクアジムである。

 

その機体らを見て信太郎はやれやれと言った雰囲気で呟いた。

 

「んだよあの部隊構成。連合とザフト、ネオジオンと連合の混合部隊ってか?」

「ね、ネオジオン?ザフト?なにそれ?」

「え…ああっとなぁ…そ、そんな事気にすんな簪!」

 

呟きが聞こえていたのか簪が反応する。なんとか誤魔化したが内心彼は焦っていた。知られてもどうと言う事じゃないが何と無く気が引けたのだ。

 

そして、へへっと笑うと自分の事を指差してポーズをとった。

 

「俺!参j」

「信太郎うるさい。」

「ステラ!コノヤロー中途半端じゃねぇか!だぁ〜気持ち悪り〜!」

「だってホントにうるさかったんだもん。」

 

なんだとー!と彼は騒ぐ本当なら小一時間ほど名乗りの大切さについて話そうとしたが気を取り直してバスターソードを右手にに構えた。

 

「うっし先手必勝だ、シャル!フォトンメーザー砲で狙い撃て!」

「オーライ、ニールじゃないけど。バスターデュエル!シャルロット・デュノア、狙い撃つよ!」

 

シャルは彼女の機体(バスターデュエル)の右腕に装備されたフォトンメーザー砲のトリガーを引いた。

ビームとは違ってこれは水中でも使えるから多くの水中戦用ISが装備している。

 

シャルの狙いはニール程ではないがかなり的確でそれは向かってくるアッシュに当たった。

 

「初弾命中!もう一回いくよ!」

 

再びメーザー砲を構え狙いを定めるシャル。もうすぐで実弾兵器の射程範囲内だ、皆もセーフティロックを解除し備えている。

 

シャルの狙撃を行いつつこのまま攻め込めば…

 

『待て、総員魚雷の迎撃準備!』

「どういうこったルル!奴ら魚雷なんて使ってねぇぞ!」

「いや違う…信太郎!二時の方向だ!」

 

一夏はそう言ってバルカン砲(イーゲルシュテルン)とバズーカの散弾を放つ。すると遠くからドォンと腹に響く音と共に衝撃波が襲ってきた。

 

どうやらルルーシュの言ったことは本当らしい。信太郎は内心舌打ちをした、もしも二手から来るんなら第二班も投入して貰わないと…ルルーシュにそれを提案しようとした時、艦橋にいるラウラから通信が入った。

 

『信太郎、第二波来るぞ!真っ正面の機体たちも打ってきた!』

「何ぃ⁉︎畜生。一夏、簪と一年生組はそっちに回ってくれ!

俺とシャル、ステラは前の敵部隊を叩く。ラウラ、ルルに第二班の出撃要請を!」

『了解!』

 

信太郎がそう言うと全員が散開。だが戦力を分断しては元も子もないと言うのを彼は忘れていた。

 

信太郎はフォビドゥンに近づくと手に持っていたGNバスターソードでトライデントと切り結ぶ。更に接近していたアクアジムには事前に呼び出した突撃機関銃で対処する。

 

「やっぱ人数分けるんじゃ無かったんだよ!あの場で待機してたら何とかなったかもしれないのに!」

「チッ、今さら言っても後の祭りだ。すまねぇな二人とも、でもしばらくはこれで耐えなきゃいけねぇ。」

「大丈夫、多勢に無勢は慣れてるから。」

 

ステラはそう言うと対艦刀を抜刀、ゼーズールのビームマシンガンの偏向射撃をよけつつ背中のバックパックに突き立てる。

 

そしてヒートクローを振るうそいつの腕を後ろから狙っていたシャルがメーザー砲で狙撃する。

 

「ナイススナイプ、シャル。」

「もちろん、僕だってニールに鍛えて貰った腕は伊達じゃないよ。

それに多勢に無勢なら僕たちのチームワークでカバーすればいいんだし。」

「なるほどねぇ…そのチームワークとやらに俺は入ってんのかい?」

 

既にフォビドゥンを一機倒した二人の攻撃で体制が崩れたゼーズールとその後ろにいたアクアジム二機向かってGN魚雷を一斉発射(フルバースト)それらを破壊した。

 

「もちろん、て言うか信太郎たちが最初に言ったんだよ。お前らも俺らのチームの一員だって。」

「おっと、そうだっな。んじゃさっさとこいつら片付けてもう一方の仲間も助けに行きますか!」

「それよりも…また増えた。」

「「…ええっ⁉︎」」

 

ステラが指差した方向から三機のずんぐりとした機体が迫ってきていた。宇宙世紀を代表する水中用機体ズゴックである。

 

「こ、こりゃあ…また…」

「どっちかって言うと僕たちの方が応援必要?」

「……あの機体、可愛い。」

 

シャルと信太郎は内心呆れながら手持ちの武器を構え直して戦闘を続行する。

 

 

 

 

 

かわってこっちの一夏を中心としたチームも苦戦していた。彼らに立ちはだかったのははガンダムOOに登場したトリロバイトとポケットの中の戦争に登場したハイゴック三機である。

 

トリロバイトを一夏と簪が、ハイゴックをショーコ、アリア、そしてマユが応戦している。

 

「くっ、なんだよこれ。こいつもISなのかよ!」

「ISじゃない…言うならISA(インフィニットストラトスアーマー)って所じゃないかな…」

 

一夏がバズーカを、簪がショットランサーに搭載された機銃を用いて戦う。その巨大とは裏腹に動きは俊敏で接近戦に持ち込む隙がない。

 

元よりストライクもX2も格闘戦に有利な機体のため苦戦を強いられていた、堪らず一夏はランチャーストライカーのコンボユニットを出すがあくまで迎撃用のバルカンでは決定打にはならない。

 

「ダメ…やっぱり接近戦で行かないと私たちの機体の性能が出ない…」

「こうなったら、正面突破だ!」

 

一夏は右手にシュゲルトゲベール、左手に雪片弐型を持ってトリロバイトに突撃。展開されたクローと切り結ぶが推力で負けてしまい吹き飛ばされる。

 

「ぐあっ!な、なんてパワーだ。単純な力比べならラウラのヴァーチェより強い!」

「しかもこの場所じゃ、エターナルの援護砲撃も期待できない…私たちだけでなんとかしなくちゃ…」

 

彼らがピンチに陥ったいるその瞬間にもハイゴックの相手をしているショーコ、アリア、マユもピンチであることに変わりはなかった。

 

元は地上での運用を目的としたヴァルヴレイヴやフリーダムMk-II、そしてベルセルクに比べて水中用として設計されたハイゴックの方が部があった。

 

既にショーコのショットガンとアリアのレイピアが破壊されマユのレールガンの弾も心もとなくなってきていた。

 

「一夏さん達も苦戦してる…早く助けに行かないと !」

「ダメだマユ!先にこいつらを倒す方が得策だ。」

「でもどうすればいいの⁉︎このままじゃジリ貧だよ!」

「安心しろショーコ、私に考えがある。こいつらを一箇所に集めてくれ!」

 

アリアは二丁のアサルトライフルを用いてハイゴック達を牽制、それと同じくして二人も追い込んでいく。

 

そしてついに、三機の無人機が背中合わせで立たせる事に成功した。

 

「これでいける!お前たち離れていろ!」

 

そしてアリアはアサルトライフルを格納、今度はベルセルクの身の丈ほどある八連装のガトリング砲を取り出した。

 

「ガトリングレールガン…ハチの巣にしてやる!」

 

ガガガガガガッ‼︎というガトリング独特の音と共に打ち出される音速の弾。いくら水中の抗力ででもその勢いは殺しきれず次々にハイゴックのSE(シールドエネルギー)を削り取り、そして爆散する。

 

「うわぁ…凄い威力、迅雷のハイパーバスターソードでもこれは出来ないよ。」

「当たり前だ、伊達に代表候補生はやっていないさ。」

「流石ってところかな?よし、一夏さん達を…うわぁ⁉︎」

「「マユ(ちゃん)⁉︎」」

 

今まさに碧翼を広げ一夏たちの所へ向かおうとしていたマユに魚雷が打ち込まれスラスターが爆発する。

 

魚雷が飛んで来た方向からにセンサーを向けるとそこには一機の青いガンダムが佇んでいた。

 

「あ、あれは…ガンダム⁉︎

そんな、敵のガンダムは奪われたのとこの間ので全部なんじゃ!」

「ち、違うよ…まだ複数機確認されているんだ、あれはアビスガンダム…水中で真価を発揮するガンダムだよ…」

「マユ…ショーコ!マユを連れてエターナルに戻れ!私がこいつの相手をする!」

 

ガトリングレールガンを格納しバスターランスを構えたアリアはアビスの槍と打ち合いながら叫ぶ。

 

だが、相手はガンダム。加えて水中用ということで明らかに無勢であることは目に見えていた。

 

「で、でもそのままじゃアリアちゃんが!」

「言っただろ!伊達に代表候補生はやっていないと!

それにお前はお前でエネルギーがレッドソーンに達している筈だ、違うか?」

 

痛いところを付かれてショーコは黙ってしまう。ヴァルヴレイヴセカンドはオリジナル機の弱点、熱暴走をクリアした代わりにエネルギーの消費が激しいのだ。

 

「わかった…でも約束して!必ず応援を呼んでくるから、それまで耐えてて!」

「…わかった、早く行け!」

 

ショーコはマユを抱えそのままエターナルに着艦した。そしてマユを医療班に任せた後、自分は機体の整備をアオバさんに任せそのまま艦橋へと向かった。

 

「どうした指南、アスカ妹なら安心しろ。命に別状はない。」

「違うんですルーシィさん…ルルーシュさん、増援をお願いします!そのままじゃ皆やられちゃう!」

「もちろん、わかっているさ。今部隊編成を…」

「ルルーシュ、箒から入電。敵母艦発見。現在交戦中ダッテヨ。」

 

ピピっと電子音がなりダルそうな表情で内容を読み上げるエイラ。だが、その顔はすぐに真剣なものに変わる。

 

「烈花とセシリアが孤立…増援求むだと⁉︎

それに敵機は…バリエント、オーバーフラッグ、ビルゴ、加えてクシャトリヤに…

ら、ランスロットコンクエスターと紅蓮可翔式…ナンテコッタ…」

「ランスロット…紅蓮…だと⁉︎」

 

ルルーシュは立ち上がり信じられないといった表情を浮かべ、少し考えた顔をしてから受話器を手に取った。

 

「織斑千冬、キラ・ヤマト、シン・アスカ…それから凰 鈴音、オータムとスコールはカタパルトに集合、第一班の救援に向かう!」

 

彼はそう言うと受話器を置き見にまとっていたマントを脱いだ。

 

「ルルーシュ…お前まさか⁉︎」

「ルーシィ、俺の言った手筈通りにしろ。わかったな。」

「全く…困った指揮官様だ。」

 

やれやれと言った表情を浮かべつつルーシィは艦長席に座った、それに入れ替わるようにルルーシュは艦橋を出て行きカタパルトに向かった。

 

カタパルトにはもう全員がISを展開した状態で待機していた。それぞれに水中用装備を加えたことが良く分かる装備になっていた。

 

千冬のAGE-2はダークハウンドと呼ばれるクロスボーンガンダムのデータを使ったウェアを装備。

 

キラはカレトヴルッフと呼ばれる大型剣を装備。

 

スコールはビームライフルを取っ払いレールバズーカ『ゲイボルグ』を両手に装備していたが、オータムの方は何も装備を変えていなかった。

 

「ブリタニア?指揮官のお前がなぜここにいる。艦橋で指揮を取らなくては誰も動かんぞ。」

「織斑千冬、あなたはチェスを打ったことはありますか?なければ将棋でも構いません。

王を取り合うゲームにおいて一番最初に俺がやること。それは…王を動かすことですよ。」

 

彼はそう言って腰にベルトを巻きつける。仮面ライダー牙王をベースにしたベルト、ガオウベルトだ。

 

巻きつけパスを構えた瞬間パイプオルガンのような音楽が流れてルルーシュはパスを取り出す。

 

「変身。」

〈GAWAIN-FROM〉

 

バックル部にパスを投げ黒を基調としたパイロットスーツに黒い装甲が装着される。

 

ルルーシュが生前使っていたKMF(ナイトメアフレーム)ガウェインをIS化したものである。

 

「俺も出る、王が動かねば兵は着いてこないからな。」

「前線に出る指揮官…まるでイザークみたいだね。」

「そうか。だが俺は奴よりも強いがな。先に出る、構わないな。」

 

全員が首を縦に振りルルーシュの駆るガウェインがカタパルトハッチに入り発信準備を開始する。

 

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ。ガウェイン出るぞ!」

 

勢いよくガウェインが射出され即座にドルイドシステムで戦場を把握する。状況は彼が思ったよりも優勢だったがそれもいつまで続くか…

 

 

「織斑千冬、ガンダムAGE-2ダークハウンド。出るぞ!」

「キラ・ヤマト、黒式。行きます!」

「スコール・ミューゼル、ヴェルデバスター発進するわ!」

「オータム!火神鳴出るぜ!」

「シン・アスカ、インフィニットジャスティス…行きます!」

「凰 鈴音、ドラゴンナタク出撃よ!」

 

続いて残りのメンバーが発進する。既に戦況を読み終えたルルーシュが全員に移動しながら叫ぶ。

 

「俺と織斑千冬は信太郎たち、キラ・ヤマトとスコール、オータムは一夏。そしてシン・アスカと凰 鈴音はアリアの援護だ。

それとキラはある程度倒したら俺とともに海上部隊の援護に回る!いいな!」

『了解!』

 

ルルーシュの支持に従い各員が散らばり彼と千冬は信太郎たちを応戦するために向かう。

 

そしてルルーシュは一人心の中で呟いていた、ここからが俺の本領発揮だと。

 

第二十一話完




いかがだったでしょうか?では次回予告。

水中での戦いを終え海上へと戦場を移したルルーシュ。そしてその数分前、楯無とダリルの前に姿を現したのは白いナイトメアフレームだった。
次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第二十二話
「黒騎士と白騎士」

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