インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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お詫び)
間違えてプロットの方を投稿してしまいました。本当にもうしわけありません。(汗
訂正しましたので、申し訳ありませんでした…


第二十五話 「休息と任務と仮機体」

烈花side

 

療養中は暇である。城の崎にての冒頭を大雑把に要約したらこうなる。コレを書いたのは志賀直哉だったような気がするけど…

さて、どうして私がこんな事を思っているのか。その理由は一つだ、それはつまり…

 

「つまり、退屈で仕方がないって事よねぇ。」

「烈花さん、誰と話してるんですか?」

「ん〜?暇だから独り言〜。」

 

私が言った独り言にマユちゃんが反応する。

ついさっきまではシンと鈴がお見舞いに来ていて何かとガヤガヤしていたが。それももう終わり今は再びこの医療室に静けさが戻って来ている。

 

三日前の太平洋での戦闘後、私たちは『鋼鉄の九人(九人じゃないけど)』の秘密基地、場所は南太平洋のエリス諸島の近くにある無人島だ。

一つの島の中や地下に戦艦が三隻ほど入りそうなドックや三百機以上のISが入れられる格納庫に加え、多少のレクレーションルームとIS学園のよりは一回りほど小さい訓練用のアリーナが二つもある大規模な基地だ。

 

その中にある医療室には私の他にマユちゃん、それからアリアちゃんが目の前のベッドに横たわっていた。

 

「二人はいいですよね、私はしばらく絶対安静なのに…」

「ダメだよ、お医者さんの話だともう一、二週間の辛抱だって言ってたじゃん。

だから、それまではゆっくり休まないと。しばらく大きな作戦も無いそうだし。」

「ルルーシュが言ってたんでしょ?

大きな作戦が無いってことは…小さな作戦はあるかもって訳か。よしっ!」

「あちょ、烈花さん⁉︎」

 

私はベッドから起き上がり、椅子にかけてあった愛用の赤いジャケットを着て医療室から出る。

 

小さい任務でもリハビリにはちょうどいいと思ったからだ。

例え三日でも調子を狂わせるわけにはいかないからねぇ。そういうのを買って出てブランクを取り戻さないと。

 

「何やってんだよ烈花、ケガ人はしっかり養生しとけって。」

「ヒビヤ、それにエイラも。なになに?やっぱ任務があったわけ?

「そういう事ダナ、さっきルルーシュが『あいつの事だからリハビリとかで行きたいと駄々こねるだろうからお前らに任せる』ダト。」

「俺らとラウラ、後はフォルテ先輩を連れて行くんだ。

まっ、お前が行きたいと言っても行けない理由はもう一つあるんだけどな。」

 

はて、私が行きたいと言っても行けない他の理由なんてあったかしらね?

なんだろうと小首をかしげてると、二人とも手に持ってるISの待機状態のベルトを見せてくる…あっ。

 

 

「なるほど…テスタメントの整備が終わってないと、そう言うことね。」

「整備と言うか、オーバーホールだけどね。」

 

ヒビヤとエイラに諭されて急ぎ足でテスタメントのある場所まで来て見ると、結構本格的に整備していた。

因みに私の横で色々教えてくれてるのは渚カヲル、今もISの待機状態、ネイビーのブレスレットをしている。

 

「にしても、ルルーシュはデータ纏めとして…ルーシィは何してんの?」

「ルルーシュと話だよ。君も会っただろうフリット・アスノと紅月カレンに。

他にもアスラン・ザラや時縞ハルト、枢木スザクと出会った者もいる。

ルルーシュ達は何らかの装置を使って他の世界のエースパイロットを集めてるんじゃないかもしれないんだって。」

「なるほど……バカみたいな話だけど、あり得ない話じゃないわね…」

 

確かに前々からおかしいと思っていた。他の機体のデータやパイロットをどうやって集めているのか…

 

旧亡国機業の構成員だけでは奴らの半分にも満たない、どこから人員を調達したのかはわからない。

だけどルルーシュ達が言ってる通りなら筋は通る。

 

奴らが何らかの方法で別世界からパイロット達を呼び寄せているのなら、それを解明しさえすれば…

 

「ふむふむ…で、テスタメント直るまでどれぐらいかかるの?」

「君は話を急に変えるね…

まぁいい、整備士長のアオバさんの話によれば二、三週間はかかるよ。彼女のもね。」

 

そう言ってカヲルはテスタメントの横でオーバーホールを受けてる機体…ブレイヴティアーズを見つめる。

セシリアのティアーズもまた、私のと同じく無理をしていた見たいね。

 

「セシリア・オルコットにはティアーズが直るまで別の機体を用意する事にした。君も欲しいかい?」

「もちろん、欲しいに決まってるでしょ?」

「了解だ。十分後、セシリア・オルコットと一緒に第三格納庫に来てくれ。」

 

No side

 

十分後、烈花とセシリアはカヲルに言われた通り第三格納庫に来ていた。

約束通りの時間にカヲルは現れ早速その場所について説明を始めた。

 

「ここはモルゲンレーテ社から頂いた試作機とかが置いてあるんだ。好きに使って構わないそうだよ。

もちろん、多少なら改造も認めるらしいよ。」

「ははん、通りで見たことある機体ばっかだと思ったわ。」

 

烈花は歩きながら左右に目線を配り自分に最適な機体を探していく。

プロトタイプケンプファーやVガンダム、百式にF90といった宇宙世紀の機体を始め。ヤマトガンダムやガンダムジュミナス、Oガンダム。更にはシルバースモーと言った別世紀の機体も置かれていた。

 

「セシリアこれなんてどう?量産型キュベレイ。」

「いえ、それはちょっと…お姉様こそ、このビギナ・ゼラはどうですか?」

「う〜ん…イマイチかな?」

 

二人ともしばらく歩いているとセシリアが急に立ち止まり、ある機体を見つけて考え込んでいた。

 

「どうしました、オルコットさん?…ああ、これは他の機体に比べてもあまりいい性能とは言えないけど?」

 

構いません!とセシリアは胸を張った。

彼女が選んだ機体は型式番号RX-178「ガンダムMk-II」だ。

元々この機体はエゥーゴカラーの物になっているが、他のガンダムに比べても性能不足は否めない機体なんだけど…カヲルは考えていた。

 

「え〜、セシリアもう決めちゃったの?

そうねぇ…そうだ、これにしようっと!」

「へぇ、実に君らしい機体を選んだものだ。」

 

烈花が選んだのは形式番号GNY-001F2「ガンダムアストレアtype-F2」

ガンダムエクシアのプロトタイプとして開発された第二世代ガンダム。

その改良型のF2は機体カラーを赤に変更、エクシアの予備パーツを使い多少性能を上げている機体だ。

 

「まぁ、多少の不安材料は残っているけど…機体は決まったようだね。

あ、そうそう。もしこれ以上にカスタマイズを要求するなら、さっき渡した用紙に…」

「「もう書き込んだけど。(ましたわ。)」」

「さ、流石だね。ふむふむ…へぇ。

なかなか面白い提案じゃないか、早速取り掛かるよ。時間はそうだね…二、三時間程で終わると思うよ。」

 

その言葉通り作業は滞りなく進み予定通り三時間程で終わり二人の前に鎮座していた。

 

「へぇ、改めて見てもなかなかの出来栄えね。あ、Mk-IIがティターンズカラーになってる。」

「セシリア・オルコットのパーソナルカラーに近づけようと思ったら、ちょうどそのカラーリングの機体が見つかってね。

それに改造と言っても、君たちの注文は武器の変更だけ。簡単な作業だったよ。」

「そうなんですか?面白い機体ですわね、ガンダムMk-IIという機体は。」

 

そんな機体を見つつ二人は笑っていた。互いに得意な射撃戦に特化しているがそれと同時に近接戦闘にも対応している。

 

「さてさて、機体も準備できた事だし…どうするセシリア?」

「もちろん、機体に慣れるのを兼ねて模擬戦するに決まってますわ!

ですがお姉様、決して手を抜かないで下さいね?

もし手を抜いたら、二度とキスはしませんからね。」

「うぐっ…痛いとこ突かれたわね。

でもわかってるわ、最初っさら手を抜く気なんてないから安心してね。」

「おい、そこのバカップル!聞いてんのか!」

 

今まさに抱き合おうとしていた二人を呼び止めたのはダリルだった。後ろにはアリアとマユを除く一年生組が揃っていた。

 

「おいコラバカップル、一年に野外プレイ見せつけてんだよ。いや、野外じゃねぇな。何なんだろ?」

「もはやどうでもいいから。それより何なのダリルちゃん?」

「ちゃん付けやめろ。

それよりもフォルテ知らねぇか?さっきから探しても全然いねぇんだが。」

 

そういえば、とセシリアと烈花は記憶を辿る。烈花はともかくセシリアも見ていない。それどころか加えてラウラの姿も今朝から見えないとセシリアは付け加えた。

 

だが以外にも真実を知る者はすぐ近くにいた。カヲルである。

 

「ああ、彼女達なら今頃ヒビヤ達に連れられて任務だと思うよ。

今朝ルルーシュから教えてもらったみたいだから、事前に知らせれなかったんだね。」

「へぇ、あの二人が任務に出たのは知ってたけど…そうか、今日ヒビヤとエイラに会ってからもう五時間ぐらい経ってるのね。」

「それでよ。あいつら今、どこに行ってんだ?」

「うん、それは……」

 

同時刻、日本

 

ヒビヤside

 

ISを使って日本まで来た俺たちは、ルルーシュが手配していたトラックに乗り込んで指定された場所まで向かっていた。

 

まぁトラックなんて運転出来るのは俺だけな訳で、助手席に座ってるエイラはぐっすり寝ている。

残りの二人、ラウラとフォルテは後ろの荷台に乗ってるから何をしてるのかはわからないけど。

 

「なんだかなぁ…俺だけ貧乏くじ引かされた感が否めないね。

こうなるんだったら一夏か誰か連れてくりゃ良かったよ。っと、おいエイラそろそろ着くぞ。」

「んぁ?ふぁ…んっー!ったくルルーシュの奴、なんでここなんだヨ。」

 

さぁ?と肩をすくめて俺は再び運転に集中する。隣ではエイラが無線を手に荷台のラウラ達にもうすぐ着くと言っている。

 

それにしても、エイラの言うことは正しい。どうして今更ここなんだ?ここは前に…三週間程前に来たじゃないか。

でもルルーシュが言うんだから、何かしらの情報はあるはずだよなぁ。無かったらマジでキレてやる…

 

「さてさて、もうそろそろ着くぞ…IS学園に。」

 

次のカーブを曲がって高速道路に入れば、後は道なりに進むだけ。

そうすれば今回の目的地…IS学園はもうすぐそこだ。

 

第二十五話完




四月に入りまたもや忙しい季節がやって来ました。まぁた執筆時間が…(泣
とりあえず今回出た烈花とセシリア専用の機体を紹介します。

ガンダムアストレアtypeF2カスタム

機体説明
烈花専用にカスタマイズされたガンダムアストレア。銃撃戦に特化していて武装のほとんどが銃だが、ある程度は近接戦闘にも対応している。

武装
GNソード
GNバルカン×2
GNピストル×2
GNビームライフル×2
GNビームサーベル×2
GNロングブレイド
GNショートブレイド
GNシールド
GNスナイパーライフル

パイロット
如月 烈花

ガンダムMk-IIカスタム

機体解説
セシリア専用にカスタマイズされたガンダムMk-II。カラーリングはティターンズカラーになっている。
Ζガンダムのライフルやジムストライカーツインビームスピアなどを使って遠近距離戦を得意とする。

武装
ビームライフル
ビームサーベル×2
ハイパーバズーカ
バルカンポッドシステム
パイルバンカー装備型シールド(ジムストライカー用)
ツインビームスピア(ジムストライカー用)
ビームライフル(Ζガンダム用)
日本刀「朝嵐」

パイロット
セシリア・オルコット

こんな感じですね、いつか機体設定も投稿しないと…それでは次回予告。

ヒビヤ、エイラ、ラウラ、フォルテの四人はルルーシュの指示でIS学園へと潜入する。
そんな中、彼女達は驚きの情報を目にする。
次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第二十六話
「潜入、IS学園」

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