インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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テスト勉強の合間を縫って投稿です。
…次はいつになるだろうか…


第二十七話 「極限の希望」

ヒビヤside

 

戦闘開始から約二十分ぐらいだっただろうか、五十機近くだった無人機はその数を四十機近くにまで減らしていた。

 

時間的に言えば二分で一機落とすペースでやって来たが物量的には俺たちの方が多勢に無勢なのは明らかだけど、現実はそうじゃない。

無人機のくせに有人機並みのSE(シールドエネルギー)を持ってるから手こずってるだけで力の差は明らかだ。

 

「さてと、カウントは15…いや12でいいか!」

 

俺はGNソードIIを格納、それと入れ替わりでGNソードIIIを呼び出す。

そして一気に加速しリゼル三機小隊に斬りかかる。

 

「12………11………」

 

カウントダウンを呟きながらGNソードIIIの刃を展開、振りかぶって先頭のシールドに斬りつけ左の二の腕ごと真っ二つに斬る。

 

次にオーライザーのパーツからGNマイクロミサイルを放って更に二機にダメージを与えさっきの奴を踏み台にして飛び出す。

 

「10………9………8………」

 

思いっきり飛び出しさっきの二機からの弾幕をよけつつビームライフルを破壊、もう一機には渾身のドロップキックをお見舞いする。

 

そしてそいつをビームサーベルを真正面から突き刺し爆散、その爆風に紛れてサーベルをダガー形態にして投擲!

 

「7………6………5………」

 

ダガーをビームサーベルで弾き飛ばし懐がガラ空きになったリゼルにビームライフルモードの収束弾を打ち込み撃破。

そして最後の一機に向かって最大加速!

 

「4………3………2………1………」

 

大きく振りかぶったGNソードIIIを真一文字に薙ぎ、背中に爆風を受けつつその場から離脱、そして…

 

「0…うしっ。俺、完璧!」

 

宣言通り見事12秒で三機のリゼルを撃墜したけどそこで気を抜いちゃいけない。

目の前には真っ赤に染まったフリーダム、トゥルースフリーダムがビームサーベルをアンビテクス・ハルバード状態にしてこっちに迫って来ているからだ。

 

「てりゃぁぁぁ!」

「このっ!」

 

実体剣とビームサーベルがぶつかり合い激しいスパークが辺りに撒き散らされる。

 

一度離れてGNソードIIを呼び出し両手に構えるが離れた途端に今度は砲撃戦に切り替えたフリーダムがレール砲とビーム砲を連続して打ってくる。

しかもその一発一発がビミョーに角度を変えられてるっていうオマケ付きと来た。

 

咄嗟にGNフィールドを発生させそれらを全て防ぐが、これでダメージを殺せても衝撃は殺せねぇ!

 

「ぐうぅ!」

「トゥ!ヘァー!」

 

ちっ…!一発目の足蹴りでGNソードIIが根元から切られた。

確かあれにゃインフィニットジャスティスと同型のビームブレードが積まれてるんだったな。

 

体勢を崩した状態で更にビームサーベルを掲げるフリーダム、直撃は避けないとと思って身を翻そうとしたその時…

 

円冠戴く…希望の希望の極光(ディバイン…シュート)‼︎」

 

真横から極太のビームが飛来してアスランのビームサーベルを破壊して更に横から迫っていたデスティニーインパルスにもダメージを与えるほどとは…

 

「すまないエイラ!助かったよ。」

「礼には及ばないンダナ、まだまだ行くぞ!お前らもオクレルナヨ!」

「そんなのモチのロンっす!」

 

上空からフォルテのジンクスIIがバスターソードを振り下ろしてデスティニーのロングソード(エクスカリバー)と高速で斬り合っていく。

 

ちょっと向こうじゃラウラが足のパーツからミサイルを連発してリゼルを砲撃しているし…

このまま行けばなんとか全滅させれるかも!

 

けど、現実はそんなに甘く無いわけで…

 

不意にダブルオーのハイパーセンサーが大量に接近してくる何かを捉えその方を見る。

そこには今まで倒したのと同じ程の青いドラゴンみたいな機体が迫って来ていた。

 

俺がそれがガンダムAGEに出てきた機体、ガフランだと気づいた時には両手のバルカンが盛大にばらまかれていた。

 

「ガフラン⁉︎ってかあの数は…」

「か、軽く見積もっても私たちが今まで倒したリゼルと同じ位いますよ…!」

 

慌てて回避行動を取りつつGNマシンガンとGNマイクロミサイルを発射、迎撃にしようとするけど、こう数が多いんじゃ…!

 

「燃え上がれ!ゼータガンダム!」

 

その声が響いた時、俺はハッとしてそっちを向いた。

次の瞬間、極太ビームが頭上を飛んでいきガフランが次々に落ちていく。その方向には…

 

「なっ⁉︎ベースジャバーと…め、メガライダーだと!」

 

ガンダムUCに出てきたのと同じ型のベースジャバーとガンダムΖΖに出てきたメガライダーがこっちに来ていた。

 

それぞれにX0とX2が、もう片方にはΖガンダムとインフィニットジャスティスが跨っていた。

 

「ルーシィ!シン!貴音さん!簪ちゃん!どうして⁉︎」

「なに、ルルーシュから事前に言われてたんだよ。

奴らを助けてやれってな、それでモルゲルレーテでベースジャマー改とメガライダーを受け取って来たって訳だ!」

 

ルーシィはもう一発メガバズーカランチャーを打ってガフランへの攻撃する。

するとベースジャバーに乗ってた貴音さんがそれから降りてデスティニーの方へと向かっていく。

 

「た、貴音さん⁉︎」

「ヒビヤ君、簪ちゃんをお願い!」

「え…あ、はい!」

 

すかさずベースジャマーに乗っかり制御をダブルオーと同期させる。

 

「このまま接近戦に移る。射撃は任せたぞ簪!」

「わかった、ぜんりょくで狙う!」

「よし、来い!」

〈Seven sword-Form〉

 

ライザーからセブンソードへと換装してGNソードIIブラスターを構える。

それにしても貴音さんどうして一人で…まさか一人であのデスティニーと戦う気か⁉︎

 

貴音side

 

ベースジャバーしから降りた私はバタフライバスターをトリコロールカラーのデスティニーに向け打つけど、

それはビームシールドで防がれて、背中の翼を展開して接近してくる。

私もすぐにサーベルモードに切り替えて対応した。

 

「久しぶりだな、ティターニャ!」

「それはこっちのセリフよ!答えなさい、どうして私たちと同じ顔をしているのかを!」

 

一度離れて左手にザンバスターを構えて攻撃、それを見習ってか向こうも肩のパーツからビームサーベルをだしビームライフルを打ってくる。

でもこの射撃、烈花程じゃないわね!

 

背面のフレキシブルスラスターを一箇所に集めて瞬時加速(イグニッションブースト)、バタフライバスターを両手持ち変えて一気に振り下ろす。

 

ビームサーベルとの斬り合いで激しいスパークが起こる、これでいい。このまま押し切る!

そして私の思いに答えるかのようにバタフライバスターが相手のビームサーベルを切り裂いた(・・・・・・・・・・・・・)

 

「ちっ!クロスボーンお得意の高出力ビームサーベルかよっ。」

「わかってるじゃないの。なら今度は!」

 

続いてビームバルカンで牽制してロングソードをターンして回避、ビームシールドをブラインドマーカーモードに切り替え勢いよく叩きつける!

 

「ぶち抜けぇぇぇぇぇ‼︎」

「ちぃ!パルマフィオキーナァァァァ!」

 

二つのビームがぶつかり合い激しいスパークが辺りを照らして、次の瞬間二つとも爆発した。

 

そしてすぐにビームザンバーを引き抜き振り下ろそうとした瞬間、ザンバーにライフルの光弾が当たって爆発した。

 

「きゃあぁぁぁ!」

「はんっ!どうだい私の狙撃はさぁ!そりゃぁぁ!」

「デスティニーインパルス…ちょうどいいわ、あなたにも聞きたいことがあったのよ!」

 

ビームライフルを格納してエクスカリバーを構えて迫ってくるデスティニーインパルスに向けてバタフライバスターを両手に持ち射撃体制に入る。

 

「教えなさい。どうしてあなた達は私と…私たち姉妹と同じ顔をしているのかを!」

 

あの二人、確か麗奈と風香と名乗ったこいつらは間違いなく私や烈花と同じ顔をしていた。

 

一度記憶を失いはしたものの私たちは双子だと言うのは昔から変わらない。

この二人は一体何者なのかは謎に包まれている。だから解き明かす!こいつらは私たちにとって何者なのか、そしてどうして私たちと同じ顔なのかを!

 

「教えるわけねぇだろバーカ!教えて欲しけりゃ捕縛するか私らについてくるんだな!」

「そう…わかったわ。」

 

私はバタフライバスターを格納、多目的攻撃兵装『クジャク』を呼び出す。

 

「前者ね、あんたら倒して力づくで聞き出してやるんだから!」

 

全てのビームサーベル発振器からサーベルを出し二機に飛びかかる。

そう、これは私の…いいえ、私たちの真実を知るための戦いなのだから。

 

エイラside

 

なんだよこれ…もう一度言うけど、なんだよこれ!

 

私はアイオスフェーズのアリスファンネルを制御しながら一人愚痴ってた。

何回落としても何回落としても全然終わる気配がしねぇ、つーか何機いるんだよこれ。ハエみたいに無人機がたかってるじゃねぇか!

 

陣形を組換えつつヒットアンドアウェイで攻撃してくるリゼルとガフランに向けて再びアリスファンネルに指示を出す。

 

「喰らえ、呑まれる奔流の絆(ザ・アサルトフォーム)!」

 

攻撃陣形を組んだファンネルが相手のビームを防御しながら強力なビームを放っていく。

同時にビームサーベルを構えてビームをよけた奴を一閃!二閃!三閃!

と切り刻んで次の攻撃に移る。

 

跳躍するこの願い(インフィニット・チェイス)切り裂かれるこの想い(セイクリッド・ソード)

くそ、さっきからほとんど減ってないジャナイカ!」

 

超高速のファンネルによる射撃、ファンネルの銃口からサーベルを生じ投げてソードビットみたいに切り裂いていく。

けどそれも慰めにもならないし、てかどんだけいるんだよ!

 

「ふむ、そろそろか…エイラ!あれを使え!あれでここを脱出する!」

「は、はぁ⁉︎正気カヨ…あれをここで見せたら!」

「烈花だってアンリミテッド見せたんだ。もう隠す必要性は感じん。

だからやれ!出ないとこのままやられるぞ!」

「ったく、ショーガネェーナ〜…」

 

そう言いつつも私は金色のカードを取り出しレバーを引いてフェーズ変換の待機音を鳴らす。

そしてゼロノスと同じ変身ポーズをとって…

 

「コード入力、EXA(エグザ)!」

〈EXA-Form〉

 

勢いよくパスを滑らせ残るはパスコードを音声で入力するだけだけど…ちっ!射撃がキツくてそんな暇が…

 

「こんのぉ、邪魔すんなぁぁぁぁぁ‼︎」

 

ギンギンギンッ!と音を立てながらシンのジャスティスがハルバードモードのビームサーベルを力任せに振るって敵を切り倒していく。

 

「サンキュー、助かったンダナ!」

「例は後だ!早くそれを発動しろ!」

 

んなこと、言われるまでもない!さぁ、いくぞ!

烈花の場合と違って私の場合は短い方だ、こいつも助かる!

 

「……告げる。

汝の身は我が元に、汝の希望は汝の剣に。

極限の寄る辺に従い、この意、この理に従うならば答えよ。」

 

記憶の糸を辿って詠唱の言葉を思い出していく。もちろんその間は無防備だから守ってもらわないといけない。

 

するとベースジャバーに乗っかったダブルオーのGNソードIIとX2のビームザンバーがリゼルを切り裂く。

 

「急げよエイラ、お前次第なんだからな!」

「私たちが絶対に守ります、だからそっちは集中してください!」

 

はんっ、そんな簡単な事なんて言われなくてもわかってるんだな。

今はここを出る、その為にも!

 

「誓いをここに。我は常世総ての善と成る者。」

 

その時、エクストリームのアラートが後ろから近づいてくる機体を知らせる。高速で接近する黄金に輝く機体…デルタガンダムか!

 

「貰ったぁ!」

「総ては常世最後の希望と成る者っ!汝…」

 

ビームサーベルを交え高速で動くデルタガンダムを受け流しながら詠唱を続けようとするけど…これはキツイ、どれぐらい持つか…!

 

「あげゃげゃげゃ!お困りのよぉだなぁ、手助けしてやるよ!」

 

ドキュン!と言う音が響き渡りデルタガンダムのシールドが破壊される、この威力はビームマグナム!ってことはまさか!

 

「ふ、フォンさん!無事だったんですね!」

「あぁ⁉︎おいアスカァ、俺様があの程度で死ぬとでも思ったのか?

あげゃげゃ!あれぐらいじゃ俺もユニコーンも死にゃぁしねぇんだよ!」

 

ベースジャバーに乗ったユニコーンが背中のアームドDEを展開させて連続してビームを放つ。

よし、今のうちだ!今のうちに最後の詠唱を!

 

「汝三大の希望を纏う七天。抑止の輪より来たれ、極限の希望よ!」

〈Charge & up〉

 

次の瞬間、エクストリームと私の体を眩い光が包み込んだ。

腕と脚に、ゼノンフェースの装甲、肩と腰にはエクリプスフェースの装甲、胴体とバックパックにはアイオスフェースの武装が装着されていく。

 

手持ち武器はヴァリアブルライフルからヴァリアブルサイコライフルに変化。

肩にはブラスター・カノンが、腕にはシャイニングバンカー・ユニットが、バックパックにはアリス・ファンネルが装着され、最後にエクストリーム・シールドが装備されて換装完了!

 

「これが私の極限進化。極限進化加速形態!EXAフェース!」

 

第二十七話完




いかがだったでしょうか?
五月なのにまだこんなに忙しいとは…洗礼です。
では次回予告。

エイラのEXAフェースが無人機を撃ち抜き、ヒビヤのトランザムライザーが空をかける。
その時シンは自らの憧れでもあるアスランと対峙して…
次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第二十八話
「ジャスティスの意味」

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