インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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第六話 「強くなる為に必要な事」

蘭side

私の名前は五反田蘭、今はIS学園の一年三組にいるんだけど…

今はある人と喧嘩中なんだ。アリア・レイランドっていうイタリアの代表候補生と四月からずっと喧嘩し続けているんだ。だって

 

『私がなるのが相応しい、なぜなら私が一番強いから。』

 

って言い出して、それにカチンときて売り言葉に書い言葉で私も立候補しちゃったんだよなぁ…

でもやると決めたからには絶対になる!あんな人に任せられないもん!!

 

「私はミューレイのがいいかなぁ。特にスムーズモデル」

「でもあれって性能いいけど、やっぱ値段がなぁ…」

「やっぱりイングリッド社のストレートアームモデルがいいなぁ」

「それって織斑先輩とシン先輩が使ってる奴でしょ?かっこいいよね!」

 

何人かの女子がカタログを片手にガールズトークしてる、そういえば今日はISスーツの発注開始日だったけ?

 

「蘭、ちょお蘭!聞いてんのか!」

「えっ…あ、ゴメンキョーちゃん。ちょっとボーッとしてた。」

「全く…しっかりしぃや。」

 

大きな声で話しかけてきたのは、友達のキョーちゃんこと普久原響子だ。関西圏出身でショートヘアとピンクのカチューシャが特徴の活発な女の子だ。

 

「んで、決めたんか?ISスーツ。」

「うん、モルゲンレーテのイグナイトモデルにしようと思ってるんだ。」

「ああ、あれか!あれって確か如月先輩とキラ先生も使ってる奴やんな!」

「僕だけではないですよ、織斑千冬先生やその妹のマドカさんも同じもの使用していますよ。」

 

そう言って担任のキラ先生が入ってくる、へぇ〜織斑先生もモルゲンレーテのスーツ使ってるんだ。

 

「さて、皆さんそろそろ席について下さい。SHRを始めます。」

「「はーい。」」

 

先生に言われて皆が席についていく、全員が座ったのを確認してからキラ先生は口を開いた。

 

「ではSHRを開始します、今日からISスーツの発注を開始しますので皆さん好きな物を選んでおいて下さいね。」

「「「はーい」」」

 

全員が揃って返事する、そういえば山田先生はいないけど…どこに行ったんだろ?

 

「では次です、今日は転校生を三人紹介します。」

「「「え…ええええっ⁉」」」

 

いきなりの転校生紹介に一気にクラスが盛り上がる。そりゃそうだ、この場合で転校生という事はかなりの実力者…かもしれないしね。

その時、教室の扉を開けて転校生が入ってくる。すると再び教室内がざわつき始める、何故なら入って来た転校生の一人が…男の子だったからだ。

 

アリアside

私の名はアリア・レイランド、イタリア代表候補生でこのクラス唯一の専用機持ちだ。

機体説明はいつかするとして…問題は目の前にいる三人だ。女二人はハッキリ言ってどうでもいい、やはり一番はその隣にいる男だ。ふむ…六人目の適性者か、本国からは何の報告も無かったという事はつい最近見つかったという事か。とにかく、まずは自己紹介でも聞いておくか。

 

「はじめまして、神岡大地です!趣味はベース演奏で好きな事はISバトル観戦です、男子ですけどよろしくおね…」

「「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」」」

「「「男子!ついに男子生徒がこのクラスに!」」」

 

な、なんだこの音量は!ちょっとしたライブハウスより大音量だぞ、全く…転校生一人でここまで騒ぐのか?ここはIS学園、言わば訓練学校だ。こんな浮かれた様子ではな…困り物だな。

 

「えーっと…ま、まだ後二人残っているので静かにして下さい〜!」

 

残る二人は…茶髪のボブヘアの『サシナミショーコ』と黒髪の三つ編み『サカモトカナメ』か、カナメはさっきからずっと左手首を握っているが、お守りという物でもつけているのか?

 

「では、指南さんはアリアさんの横に。神岡君は一番後ろの窓際、坂本さんは蘭さんの隣でお願いします。」

「わかりました…ってうわぁぁ!」

 

バタンッ!

 

おいおい、そこって何も無いよな…なんでそんな所でコケるんだ?

 

「イタタ…もぅ、またやっちゃったよ。」

「ドジッ娘キタコレ…」

「ドジッ娘hshs…」

 

なんだか他の女子が変な事を言っているが…今は先生の話を聞いておこう、私が最も重要としていたクラス代表の事についてらしいからな。

 

「次はクラス代表の事についてですが、新たに金女さんも立候補しましたので…言いにくいのですが、クラス代表候補リーグ戦を行う事にしました。」

 

再び教室内がざわつきだす、戦う事になるだろうとは思っていたが。まさかあのカナメって奴もか…まぁいい、二人ともぶっ倒せばいいだけだ。

 

金女side

さっきキラ先生が私も立候補してした事を言ってから私、注目されてる様な気がするのは…気のせいかな?

 

「リーグ戦は今週の日曜日、第三アリーナで行いますので三人とも頑張って下さいね。」

 

日曜日って事はあと六日しか無いの⁉

あわわ…凄く緊張して来たよ…

 

「大丈夫?…えっと、坂本さん?」

「あ、ありがとう…えっとぉ…」

「私の名前は五反田蘭。よろしくね。」

 

五反田蘭…って事は代表に立候補しているあの人⁉うわぁどうしようどうしよう!

 

「こ、こっちこそよろしくね!後…頑張ろうねリーグ戦。」

「そうだね、私も頑張ってみるよ。そういえばどうして坂本さんは…」

「ちょっといいか?」

 

私と五反田さんの話を遮って一人の女の子が話しかけてきた、特徴としては両目の色が違うオッドアイって所かな。

 

「ちょっと、聞いてるの?」

「ご、ごめんなさい!何でしょうか?」

「私は…アリア・レイランド、もう一人のクラス代表候補。」

 

この人が…アリアさん?思ってたのと全然違うなぁ、それにしても凄く綺麗な人だなぁ。

 

「一つ聞いていいか、あなたはどうしてクラス代表に立候補したの?」

「え、その…それはね…」

 

私は左手首にしているモノクロのブレスレットに触る、これは私の機体『ヴァルヴレイヴS2炎雷』の待機状態だ。これを触ると落ちつくし、力が漲ってくるような感じがある。意を決して理由をした時、アリアさんに左腕を掴まれ上に挙げられた。

 

「きゃあ⁉」

「さっきからずっと触ってるけど……まさかこれって…専用機⁉」

「「「専用機⁉」」」

 

うわわ!どうしよう、ただでさえ目立ってるのに専用機持ちだってばれたらまた注目…もうされてるよぉ!

 

「成る程、専用機持ちだから注目されたいからか?」

「ち、違うよ!私はただ、皆の役に立ちたくて…」

 

すると、周りからクスクスと笑い声と囁き声が聞こえてきた。

 

「嘘くさいよね、役に立ちたいなんてさ。」

「絶対さ、注目して欲しいからに決まってるよね。」

「でもマジで思ってるなら馬鹿だよねぇ〜」

 

やっぱりそうだよね…そんな甘い事言っても仕方ないよね、でもいくら甘いって言われても!

 

「じゃあ…私、あなたに勝ちます!」

「な⁉…面白いじゃないか、いいだろう!先生に頼んで第一試合は私とお前にして貰おうじゃないか。」

「よろしくお願いします。」

「ああ、楽しみだよ。あんたと戦うのは。」

 

そう言って彼女は自席に帰って行った、一息ついて席に座ると五反田さんが話しかけてきた。

 

「凄いね…そんな事思って代表になろうなんて。」

「ふぇ…?い、今から思えば凄く馬鹿な事だと思うよ…」

「馬鹿じゃない!人の役に立とうとするのはいい事だよ。」

 

そう言って肩を叩いてくれる、何だか元気が出てきた気がしてきたよ…

 

「よく言ったぜ金女!いやぁお前にしちゃあよく言った!」

「ほんと、今日はよく信念通すね。ちょっと成長したんじゃない?」

 

いきなりショーコ達が乱入してきて五反田さんは驚いているけど、すぐ打ち解けたみたいだ…よかったぁ。

 

「ショーコ…大地、五反田さん、私…特訓したい!強くなってアリアさんを見返すんだ!」

「よっしゃ分かった!俺が付き合ってやる!」

「と言っても、私達の専用機って同じだからそんなに意味ないんじゃ…」

 

ゔっ…確かに、と言って大地がうな垂れる、幾ら特殊装備をしているといっても同じ機体同士で戦ってもお互いの弱点が解るだけでそんなに力は…

 

「じゃあ、私の知り合いに頼んでみようか?」

「知り合い?誰か専用機持ちいるのか?」

「うん、名前は…一夏さんと箒さんっていうんだけど。知ってるかな?」

「「「一夏さん⁉」」」

 

まさか一夏さんと五反田さんが知り合いだったなんて…でも結構楽しみかも。

 

「じゃあ今日の放課後頼んでみるよ。あ、そうだ!私も参加していい?」

「勿論だよ!頑張ろうね五反田さん。」

「蘭でいいよ、あの…私も金女ちゃんって呼んでいい?」

「うん、よろしくね。」

 

そう言って握手を交わす。そういえばそろそろ授業だなぁ、早く準備しないと…それよりも、今日の放課後楽しみだなぁ〜!

 

第六話完





ようやっとここまで来ましたね…次回から原作キャラの登場なのに…ここまで長かった(まだ六話なのに…)

蘭達に特訓の相手を頼まれた一夏と箒、しかし彼らのISは白式と紅椿ではなかった。
次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第七話
「新しい力を持つ二人」

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