満員電車…それは魔物であり大量の人を乗せて走る。そこに生まれる物語は劇的な物となる。

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貴様、さては満員電車に乗った事あるな?
ふん…分かるぞ、私程になると満員電車での死闘を経験した者を一瞬で見分けられる。


満員電車での激闘黙示録

私は絶対絶命の危機を迎えていた…超高速で走る地下を走る乗り物に複雑な感情を持ち合わせて乗り込んだ…。

 

その筈だった。最初は人が少なくこの乗り物の走行音しか聞こえなかった。だが、光が見えてそこに待っていたのは大量の人だった。スマホを見ながら、本を読みながら、もはや紙くずとなった新聞を必死になりながら読むオジサンなどが大量に乗り込む。私はあっという間に、隅へと追いやられ捕まり棒に招待された。次の襲撃は私が居るドアの方だ。どうしよう、このままだと人波の咆哮によって闇へと入ってしまう。私は5つ目の襲撃まで耐えねばならんのだ!

 

「ちょっとすいません。通ります」

 

私は黒魔術の呪文を唱えながら、人避けの結界を張る。だが、そこにやってきたのは露出度が異常に高い悪魔サキュバスだった。何故、ここにサキュバスが!貴様はサキュバス専用の檻があるだろう!だが、よく見れば周りには魔法具スマホを用いてサキュバス達は交信していた。なんて事だ!ここで動けばサキュバスによる「この人痴漢です」と必殺の呪文を唱えられる…だが!甘い!甘いぞサキュバス!貴様の作戦などマンドラゴラを炒めた汁より甘いぞ!私は恥など捨てる!

 

「ちょっとすいません…降りる駅あちら側なんで通らせて下さい」

 

ふん!言ってやった!私は恥など知らん。どれほど世間から責められようともサキュバスには負けないのだ!

 

「…」

 

な、サキュバス!貴様、必殺の呪文が聞こえないのか!禁忌の呪文まで使ったのに!

 

ん?サキュバスの耳には…

は!?

それは伝説の聖剣エクスカリバー!

それを耳に装備する事で外界の邪悪な存在を消し去る結界を張ることが出来る…。

なんて事だ…こんな勝ち目が…

 

スッ

 

な、貴様は!

 

紙くずとなった新聞を必死に見てたオジサン!俺の危機的状況を見て助けようと!?

 

ありがとう…オジサン…お前が空けたチャンスに俺は乗り込むぜ。

 

 

ブオン!

 

!?!?

 

そこに現れたのは明らかに長老と思わしきサキュバスだった!オジサンが空けたチャンスを長老サキュバスは簡単に入り込んだ!聞いた事があるぞ…長老サキュバスは「バーゲンセール」「家事」「子育て」と言う過酷な試練の果てに取得できる魔法「テレポート」を使えると…

 

なるほど…確かに私はテレポートには勝てない…だがな!私にはまだこれがある!

 

『秘剣・ロードオブ・つり革』

 

これに捕まって片手を上げる事によって完成する対サキュバス、対ショックを備えた形!

 

『痴漢に間違われない様にしながら転んだら恥ずかしいけどこれなら、安心!』

 

ふっふっふ…これなら貴様らサキュバスには…

 

スリスリ…

 

ん?

 

なんか尻を触られてる様な…

 

「ハアハア…」

 

てめさっきの新聞オジサンじゃねぇか!!!

俺の尻を何触ってんだ!あ、やめろ、割れ目にって違うわ!お前ホモかよぉ!

 

俺は急いで避難をした。人の迷惑など知らん!俺の尻が危ないんだ!てか、新聞オジサン!何故悲しそうな顔する!被害者俺だからな!

さっきまでカッコよく実況してたのに台無しじゃねーか!

 

 

 

 

 

 

ちなみに、結局人の波に逆らえず次を待ちました。人が少なかったから快適でした。まる。




最後雑になった。

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