水の女神達と死神の医者   作:鵺鵠とも

4 / 21
今回はオリジナル回です…。
なにが書きたかったんだろうか…。
りゅうおうのおしごとが面白過ぎます…。


※今回の語りはまさかの果南です。


第3話

 

私は海で泳いだり、潜ったりするのが好き。家がダイビングショップっていうことも少しは関係があるかもしれないけど、それが関係してなくても海が大好き。

 

でも、私はときどき海が怖くなる。海に潜れば潜るほど視界はどんどん暗くなっていく。常識的に考えて、そんなことは当たり前のこと。それがまるで、私の未来のようで、大切な友達の未来のように思えて…とても怖かった。そんな気持ちがずっと私の中を渦巻いてた。

 

いつも通りダイビングショップの手伝いをしていると、いつの間にか隣に病院が出来ていた。そこの先生は千歌と同じオレンジ色の髪をしたヤンキーのような人だった。言葉遣いはちょっと乱暴だけど優しい人。千歌も少し先生を知ってるみたいだからたぶん私と同じように思ってるんじゃないかな?

 

一護先生は私に、私たちにスクールアイドルという大海原での泳ぎ方を少し教えてくれた。後は自分たちで考えろって。

 

そんな、ちょっとツンデレな先生が私は───。

ふふっ♪今度、イタズラでハグ、しよっかな♪

 

 

*****

 

「ブエックション!!あ〜…4月に海になんて落ちるもんじゃねぇよ…あんのみかんめ…」

 

高海千歌と桜内梨子と出会った翌日、少しの寒気とくしゃみに襲われる一護。病院の先生として風邪を引くのはちょっと何とも言えない状況なのだが、4月のまだ冷たい海に落ちたのだ、しょうがないといえばしょうがない。

 

「あ〜…隣に引っ越しの挨拶にでもいくか…ブエックション!!…はぁ…」

 

簡単に身支度をして申し訳程度の菓子折りを持って家を出る。徒歩たった2分。平日の昼間だと言うのに大人が3人ほど出ていった。こいつら仕事行ってんのか?と心の中で悪態をつく一護。

 

ここもうちと一緒で自営業だろうな。えーと…家の玄関は……どこだ?…分かんねぇから店の入口から入っていいよな。

 

「こんちわー」

 

「はーい!いらっしゃいませー!」

 

出てきたのはウエットスーツを着た青い髪にポニーテールの少女だった。確実に高海よりも年上だろうと勝手に決めつけた。特に根拠はない。

 

「いや、客じゃねぇんだ」

 

「…?じゃあ、どんな用件で?」

 

「隣に病院があんだろ?そこの引っ越しの挨拶にな」

 

ああーなるほど。じゃあ先生なんですよね?

そうだな。

という簡単な会話。そして、菓子折りを渡す。

 

「あ、これ少ねーけどお菓子な。家の人と食ってくれ」

 

「は、はい…ありがとうございます…」

 

挨拶はしたため、帰ろうかと思い入口の方を向くと、待って下さい!と止められた。

 

「なんだ?」

 

「あ、あの…診てもらいたい人がいるんですけど、いいですか?」

 

「あぁ、いいぜ」

 

店の少女のお願いを了承すると、その診てもらいたい人のいる部屋に案内された。その途中で、どんな状態かを聞いた。ぎっくり腰だそうだ。なんでもここのオーナーのじいさんががボンベを運んでいるときになったらしい。部屋につくと少女は、流石に着替えたいと着替えに行った。

 

…このじいさんがぎっくり腰になって既に1週間以上。アイシングはしてるみてぇだから初期の頃よりはだいぶ楽なはず。あれ持ってくるか。

 

「あれ?どうしたんですか?」

 

早々と着替えを終えた少女が後ろから声を掛けてきた。

 

「わりぃ、ちょっと道具持ってくるわ。すぐ戻っから」

 

 

 

*****

 

「…うっし!んじゃ、一応コルセット巻いたから動かしづらいと思うから大丈夫だとは思うけど、無理して動こうとしないように見ててくれ。」

 

「はい、分かりました。それに、すいません。ありがとうございました!」

 

感謝と謝罪の言葉を述べながら、治療費を払おうとする少女。それを見た一護は、

 

「金はいらねぇよ」

 

「え…?」

 

「引っ越しの挨拶のついでだからな今回はいらねぇ。そうだ、じいさんの腰の様子が良くなってきたらこの温湿布を貼ってくれ。2、3袋置いとくから」

 

「は、はい…ありがとうございます…」

 

「んじゃ帰るわ、なんかあったら言えよな」

 

温湿布の袋とともに名刺を渡された少女。名刺には、『黒崎 一護』と書いてあった。それを見て、はっ、と思った少女は、帰ろうとする一護を再び止めた。

 

「あの、まだ私の挨拶が終わってなかったですね。私の名前は、松浦 果南。高校3年ですよろしくお願いします」

 

「そこにも書いてあるけど、俺は黒崎 一護。医者だ。よろしくな。あ、それと呼び方も適当でいいし、タメ口で全然いいぜ」

 

「うん!じゃあ私のことも果南でいいよ♪」

 

「分かった。じゃあな、果南」

 

「うん!じゃあね♪」

 

 

*****

 

────見た目怖かったけど優しくていい人だったな…。お兄ちゃんがいたらあんな感じなのかなぁ…。

 

 

 




オマケ

千歌「ねぇねぇ果南ちゃん、最後のアドリブ何なのさ」

果南「イイじゃん別に〜」

千歌「ダメだよ!ただでさえ曜ちゃんより先にしてるのにあんな…あんな…とりあえずダメだよ!!」

果南「わかったよ、気を付けるよ」

千歌「まったく!」ε٩(。•ˇ₃ˇ•。)۶зプンスカ

曜「あれ?今回こそ私の出番だったのに…あれ?おかしぃなぁ…」ハイライトハ-フオフ

千歌・果南「こ、怖い(よぅ)…」カタカタ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。