次もたぶんオリジナル回です。
今回も語りはありません。
代わりに、東洋のスピリチュアルガールと一護の掛け合いをお楽しみください。
『一護くん久しぶり〜元気してる?』
『ウチは元気しとるよ〜』
うるせぇよ。なんか知らねぇけどさっさと本題にはいれ。
『わかった〜今から言うことをちゃんとしてな?』
おいてめぇなんで地の文と噛み合ってんだよ
『スピリチュアルやね!』
………。
『ああ!ごめんって!ちゃんと本題入るから』
おう。早く伝えてくれ。こっちも準備しねぇといけねぇから。
『えっとな、病院で患者さんが目のつく所にμ'sのポスター貼って欲しいんよ』
はぁ?なんでだよ。今さら5年前の貼っても一緒だろうが。
『まぁ今日だけでもええから貼っといてな?そのうち面白い事とかいい事とかあるかもしれへんし』
わーたよ貼っときゃいいんだろ。
『うん♪じゃあいつかそっち遊びいくなー!』
来んじゃねぇよボケ!
*****
はぁ…朝からアイツのせいで頭痛てぇ…。取り敢えず待合室で目に付きやすいとこに貼ったけどよ、なんかあんのかよ。ったく…。
エセ関西弁のスピリチュアルウーマンに不満を積もらせる中、朝早くから、じいさんと高校生が入ってきた。
「あ、あの…もう開いてますか?」
「おう。他に今、人いねぇから直で診察室入ってくれ」
2人は一護について行き、診察室の椅子に座ってどっちがどんな具合かを話した。
「えっと…国木田さんっと。んで、症状は3日ほど前から腰の痛み、でいいのか?」
「はいずら」
「(ずら?どっかの方言か?)まぁ、ぎっくり腰じゃねぇみてぇだけど痛みがある場合は痛いとこを冷やしたりして、痛みが引いてきたら温湿布貼ってくれ。それはお前に任せる」
「マルにまかせるずら!」
「おう。頼んだぜ。んじゃ湿布持ってくっから待合室で待っててくれ」
そうして、国木田のじいさんとマルとやらは待合室へ、一護は薬や湿布のある部屋に行った。すぐに湿布と温湿布を2袋ずつ取り出し持っていくと、マルがμ'sのポスターを見つめていた。
「ほれ、これ2種類の湿布な」
「あ、ありがとうございます。あの、あれって…」
「あぁ、μ'sのポスターだ」
そこから少しμ'sの話になった。なんでもμ'sが好きというよりは凛に憧れを持ってるみたいだった。段々、じいさんが帰りたそうにしていたため、あらかじめ呼んでおいたタクシーに乗って帰ってもらった。
「あ、金払ってもらってねぇ…。まぁいいか」
*****
その後、じいさんばあさんがワラワラと入ってきて夕方まで捌き続けていた。やっと終わったと思ったらあと少しで終業時間だった。そろそろ片付けるか、と思っていると
「ヨハネ、降臨!!」
変なやつが変なポーズとってやってきた。
「冷やかしなら結構でーす。回れ右してお帰りください」
そんな普段受けるより冷たい反応で返され、変な少女は恥ずかしさで顔が真っ赤になっていた。
「あ〜わりー、つい反射的に冷てぇ反応しちまった。なんかあんだろ?入れ入れ」
「うん…」
恥ずかしそうに俯きながら診察室まで入ってくる真っ黒なマントを着ただいぶイタイ少女。どっかのツインテールニコニーの方がよっぽどイタイタしいが。
「んで?どこがどんななんだ?」
「えっと…頭が外から押さえつけられるように痛いの…あと、誰かが乗ってるみたいに身体も重たいし…」
「あ〜…だろうな」
「へ?」
確かにこいつの言ってることは正しい。なんせ、実際に人が1人乗ってんだからよ。それに頭押さえつけてるし。何やったんだよおめぇ…。
「いや、何でもねぇよ。取り敢えず今からすぐ治すからそこのベッドにうつ伏せになってくれ」
「うん」
少女はローファーを脱ぎ、言われた通りにうつ伏せになる。
「よし。そしたら絶対に後ろを向くなよ」
「え、あ、うん」
少女が顔を伏せたのを確認した一護は、腰にぶら下げている代行証を強く掴む。すると、小さな風を起こしながら死神化をした。
「え!?なんなの?なんか風がビュワーって来たわよ!」
「気にすんな、顔伏せてろ」
顔を上げるのも時間の問題だと思った一護は、少女に抱きついている幽霊を頭から鷲掴みし、斬月の茎尻を軽く当て尸魂界へ魂葬をおこなった。その後すぐに死神化を解き、少女に声をかけた。
「もういいぞ」
「え、もう終わったの?」
「あぁ、終わったぞ」
ベッドから起き上がった少女は、あるものに気が付いた。
「あれ…?先生、その腰に付けてるドクロが彫ってある板なんなんですか?」
「えっとな、おめェにだけ見える板なんだよ」
「私にだけ?…ふっふっふっ…流石、堕天使ヨハネ…!」
「頭をこう45度の角度で叩いたら治るのか?」
実際に叩いてみようと手を振りかぶる一護。暴力反対。
「や、やめて!私の頭は昔のテレビじゃないの!」
何ていうか、久しぶりにこう…おもしれぇな。うん。こいつとは仲良くやれそうだ。
そのあと少しヨハネ(笑)をいじって暗くなる前に帰らせた。どうやら、ヨハネは不幸体質を持っていると自分から告白してきた。だったらと思い、神田明神の御守りを、これを持っとけば不幸体質もマシになるはずだと伝えながら渡した。
取り敢えずポスター貼って1日過ごしてみたけど面白い事はあったけどよ、なんもいい事なかったし起きなかったじゃねぇか。ったく…人騒がせなやつだぜ。
────そのうちどんな面白い事やいい事が起きるのか、それが分かるのはもう少し先のお話。
〜オマケ〜
善子「ヨハネ、オマケコーナーに降臨!!」
花丸「善子ちゃん、自重するずら」
一護「お、おい!おめェらここから離れろ!」
善子「どうしてよ」花丸「なんでですか?」
一護「渡辺が来るからだ!本編に出れねぇからっていじけてんだよ」
曜「いじけてないよ〜?ただちょっと思うところがあるだけだよ〜」
一護「わかった、作者に次回出してもらうように言っとくから!」
曜「…ほんとに?」
一護「あぁ、ほんとだ」
曜「……一護せぇんしぇー、だいしゅきー!!」
一護「やめろ!近付いてくんな!恥ずかしいから!」
善子「茶番ね」花丸「茶番ずら」
作者「前回と同じオチでいいのだろうか、いや、よくない」