どこで狂ったんだろう…。おかしいな…。
取り敢えずご覧ください…。
次こそは…次こそは…。
Aqoursがファーストライブを行うと公民館から放送して、ついに明日がライブの日となった。だからといって特別、クロサキ医院が何かする訳でもない。強いてするなれば、ライブのポスターを貼って置くぐらいのものだ。
本来なら今は診察をしている時間帯なのだが、何故か朝から黒澤に浦の星女学院まで連れてこられていた。
「なぁ、何しに行くんだ?俺、一応仕事中なんだけどよ」
「それは本当に申し訳ないですわ…。ただ、まr…理事長が黒崎先生を呼んできて欲しいと言うので…」
「んだよそれ…迷惑な話だぜ…」
「本当にすいませんですわ…」
どんよりとした空気のなか、いつの間にか理事長室前に着いた。理事長室はある人が原因であんまり行きたくなかったし入りたくもない一護。しかもここからは1人で入ってくれと黒澤に言われてしまった。
はぁ…マジかよ…。頼む!どうかあの親鳥みてぇな人じゃありません様に!!
大きな不安を抱えながら理事長室の扉を開くと、
「シャイニー!はじめまして、黒崎ドクター!」
外国かぶれの金髪高校生が高そうな椅子に座っていた。それが目に入った瞬間、親鳥の様な人じゃ無さそうだという安心感とともに、高校生で理事長って大丈夫なのかという莫大な不安が一護を襲った。
「お、おう?お、おめェが理事長でいいんだよな…?」
「オフコース!」
「…マジカ…不安しかねぇ…」
「失礼ね!まったく…これでも成績はいい方なのよ?」
そういう問題じゃねぇ…そう心の中で言っていると、先ほどのようにたくさんの人を包み込むような高校生らしい笑顔から、理事長らしい真面目な顔へと変わっていた。
「…さて…ここからは理事長として、それと小原鞠莉としてお話をさせていただきます─────。」
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ふぅ…昼前には終わったか…。早く帰ってじいさんばあさんの相手でもしてやんねぇとな。それにしてもアイツ、色んなことを言ってたな…。はぁ…。
さっきまで、理事長として”今の”Aqoursをμ'sの頃のようにサポートして欲しいという事と、小原鞠莉個人として”昔の”Aqoursの大切な時間を動かすのを手伝って欲しいという事を話されお願いをされた。
……全ては明日のライブ次第だな。なんだっけか、確か体育館をライブでいっぱいにしたら活動が許可されるんだっけ?なかなか厳しい条件を出すよなあの理事長様は…。まぁ、そのくらいの気持ちがねぇとダメだとは思うけどよ。
〜Aqoursのファーストライブまであと、数時間〜