初音ミクとの高校生活   作:砂糖love

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どうも、砂糖loveです。
ガソリンスタンドでアルバイトをしているのですが、とても暑くてなかなかつらいです。
みなさんは熱中症とかにならないように気をつけてくださいね。
※改行ミスや誤字直し入れました。できる限りないように気をつけますが、もしありましたらコメントしていただけると助かります。



第2話 幼馴染

「あれ、泰兄?」

 

未来さんと2人で入学式の会場に向かっている途中、後ろから声をかけられた。俺のことを泰兄と呼ぶ人など一人しかいないため、誰が呼んだかはすぐにわかった。後ろを振り返ると、案の定そこには昔からの知り合いがいた。

 

「めぐか、久しぶりだな。」

 

「泰兄こそ、久しぶり。元気だった?」

 

そういってめぐは俺と隣の未来さんを交互に見て、ニヤニヤとした顔つきになった。

そして俺を肘で小突きながら、

 

「泰兄、さっそくデート?こんな可愛い人見つけてきちゃって~。」

 

さらっと爆弾発言をかましてきた。

こいつはいつもこんな感じだ。

 

「そういう言い方は未来さんに失礼だろ、めぐ。早めに学校に来て屋上で偶々会っただけだよ。」

 

「あ・・・ごめんなさい。」

 

少し指摘してやればちゃんと謝るから、いつも強く注意することができない。根は良いやつで、ちゃんと空気を読むときは読むのだ。

 

「ごめんな未来さん・・・未来さん?」

 

謝ろうと未来さんのほうを向くと、未来さんは少し俯いた状態で立っていた。少し顔が赤い気がするが、大丈夫だろうか。

 

「未来さん、大丈夫?具合悪いのか?」

 

「え、あ、ごめん。少しぼーっとしてただけ。めぐちゃんだっけ?」

 

「ああ、俺の幼馴染ってところかな。ほらめぐ、挨拶しろ。」

 

翠野恵美(みどりのめぐみ)です。皆からはめぐって呼ばれてるから、そう呼んで欲しいな。」

 

「初音未来です。よろしくねめぐちゃん。」

 

その後は3人で入学式の会場に向かった。

女子2人に混ざるのもなと考えたが、2人に一緒に行こうと言われて断れなくなった。入学式の席は自由だったため、3人で並んで座っている。女子2人で仲良く話しているので、入学式が始まるまで寝ていようかと思っていると、未来さんに話しかけられた。

 

「そういえば、泰君とめぐちゃんは幼馴染なんだよね?どんな出会いだったの?」

 

「ふっふっふ・・・。実は私と泰兄はとても運命的な出会いを」

 

「出会いってそんな大したものじゃないけどな。俺の親とめぐの親が 親戚だからよく遊んでただけ。」

 

「ちょっと泰兄、少しくらいのってくれてもいいじゃん~。」

 

めぐがまた変なことを言わないうちに本当のことを言う、膨れっ面をしているのが見えるがスルーだ。

・・・なぜ未来さんは羨ましそうな顔をしているのだろう。

 

「・・・いいなぁ。」

 

「未来さん、幼馴染っていってもそんないいもんじゃないよ。めぐに関してはどっちかっていうと腐れ縁だし。」

 

そういってめぐの方を見ると、膨れっ面をしてると思いきやニヤニヤした顔つきになっていた。こいつがこの顔してるときって大体ろくでもないこと考えてるんだよな。

 

「泰兄「まもなく入学式を始めます。静かにお待ちください。」

 

「ほら、入学式始まるぞ。」

 

そういって俺は前を見る。めぐは何か言いたげな顔をしていたが、さすがに式の前もあって静かにしていた。

未来さんのほうは少し考え込んでいるようなそんな感じだった。

少し気になりつつも、俺は入学式に意識を向けた。

 

 

 

 

入学式は意外と早く終わった。来賓の方や校長先生のとても長い話があるだろうと思っていたのだが、意外と短かった。

 

「さて、それじゃクラス分け見に行こうか。」

 

「私泰兄と一緒のクラスがいいなー。」

 

そういわれて俺は少しげんなりした気分になった。

めぐのようにとても可愛い女の子から一緒のクラスがいい、と言われれば喜ぶのが普通なのだろうが、いかんせんこいつの狙いはわかりやすすぎる。

 

「めぐ、お前勉強教えて欲しいだけだろ。」

 

「えーソンナコトナイヨー。」

 

「棒読みやめろ。未来さん、こいつ置いといて早く行こうか。」

 

「ちょ、泰兄ひどーい。」と言う声をスルーして未来さんに声をかけると、未来さんは笑いながらも、どこか寂しげな表情を浮かべてた。

 

「本当に仲が良いね。・・・私にはそんなに仲がいい人が今までいなかったから、少し羨ましいかな。」

 

そういって、彼女はまた悲しげに微笑んだ。

 

未来さんとは今日初めて会ったばかりで、ほとんど彼女のことは知らない。けれども、なんとなくほっとけなくて、

 

「だったら、これから作っていけばいい。」

 

「え?」

 

「俺は未来さんと仲良くしていきたいし、困ったこととかあったら頼ってほしいかな。」

 

気づけばそんなことを言っていた。

未来さんは呆気にとられていて、目をパチパチさせている。めぐも同様だ。俺はさっきの言葉を振り返って、かなり恥ずかしい台詞だと思った。まあ言ってしまったものは仕方ない。嘘は言ってないし。

 

「ほら2人とも、早くいかないと混むぞ?」

 

そう2人に言って俺はクラス分けが書かれている方に向おうとした。

すると、未来さんは俺の手を掴んで、

 

「その・・・ありがとう。」

 

と言って微笑んでくれた。

 

「どういたしまして。これからよろしく。」

 

「うん。こちらこそ改めてよろしくね。」

 

そう言って俺たちは歩き始めた。

後ろの方でめぐがニヤニヤしてる顔をしているのが見えた。こいつ隠す気ないだろ。有る事無い事周りに吹き込まれそうだと思ったため、少し脅しておいた。

 

「めぐ、高校では勉強自分で頑張れよ」

 

「何もしません許してください。」

 

 

 

 

 




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