FAIRY TAIL 〜異端なる滅竜の力〜   作:天然温泉

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第2話…猛獣を捕獲せよ!

シンがフェアリーテイルに入ってから約二か月が経とうとしていた。

 

「爺ちゃんただいま〜」

 

「おぉシン今回も早かったのぉ、仕事は終わったか?」

 

「まぁな〜…ミラ〜何か適当に食いもん持ってきてくれ〜」

 

シンは討伐系のクエストを中心に二か月で約300万Jを稼いでいた。

 

「おーシンじゃねぇか、帰ってきてたんだな!なぁなぁまた一緒に仕事行かねぇか?」

 

「ゼッテー行かねぇ!!!」

 

何だかんだで仲良くなったナツがシンに仕事の誘いをするが拒否される。

 

「何でだよ、つれねぇな〜」

 

「何でだと?!ナツてめぇソレ本気で言ってんのか!お前と仕事行くと報酬金額減るんだよ!毎度毎度バカみたいに物壊しやがって!!」

 

「んだと!お前だって山とかブッタ斬ったりしてんだろ!!」

 

「俺はお前みたいに毎回じゃねぇ!偶にだ!偶に!!」

 

「お前らエエ加減にせんか!!どっちも同じじゃ!いつも評議会から始末書を渡される儂の身にもならんか!!!」

 

シンとナツが目くそ鼻くその言い合いをしてるとマカロフがプルプル震えた後に巨大化し2人に説教をする。

 

「…ナツの所為で怒られたじゃん」

 

「シンの所為だろ」

 

「黙らんか!全くお前達2人は……はぁミラちゃん胃薬くれんか?」

 

全く反省していない2人に呆れるマカロフはミラジェーンに甘える。

 

「仕方ねぇ一緒に仕事行けないんなら……俺と勝負しようぜ」

 

「またかよ、先週もボコボゴにしてやった所だろうが」

 

「へ!そんな昔の事は忘れたな、今の俺はあの時とは違うぞ!!」

 

「その台詞先週も聞いたぞ」

 

シンとナツの勝負はこの二か月で10回程行われてるがシンの全勝となっている。

 

「お?何だ何だ、ま〜たナツとシンの喧嘩かよ」

 

「よし!じゃあどっちが勝つか賭けようぜ!俺はシンが勝つのに1万J」

 

「アタシはシンが勝つに今晩の酒代全部」

 

「俺もシンが勝つに10万Jだ」

 

「何で誰も俺に賭けてねぇんだよ!」

 

「あい、これまでの結果からしたら妥当だと思うよ」

 

周りのメンバーも囃し立て勝負しなければならない雰囲気になる。

 

「全員他人事だと思って好き勝手しやがって…ったく」

 

「?!!隙あり!火竜の鉄け…ZzzZzzZzz!!」

ズザザーーー!

 

「うっ!コイツは?!Zzz」

 

「眠っ!!Zzz」

 

ナツは呆れた顔でうつ伏せるシンに攻撃を仕掛け様とした途端に床に倒れ爆睡する、そしてマカロフとシン以外のギルドメンバー全員がバタバタと倒れる。

 

「…爺ちゃん皆んなどうして寝てんだ」

 

「シンは耐えるか……ほれ奴じゃ」

 

「?」

 

周りの気配を警戒しつつシンはこの事態の質問をした、するとマカロフがギルドの二階へと続くの階段を指差すとギィギィとゆっくり音を鳴らし杖を持ち顔をバンダナ等で覆い隠した人物…フェアリーテイルS級魔導師の1人ミストガンが降りてくる。

 

「居ったのか…ミストガン」

 

ピタッ

「……お前は」

 

「よっ!初めて会うな、俺はシン!二か月くれぇ前にフェアリーテイルに入ったんだ、よろしくな〜」

 

「……ミストガンだ」

 

マカロフの所にやってきたミストガンは自身の睡眠魔法をものともしてないシンの姿を見て暫く静止するがシンから挨拶されると、聞き取り辛いが自分の名をシンに名乗る。

 

「……行ってくる」

 

「お?S級のクエストじゃん!」

 

ミストガンがマカロフに提示したクエスト用紙には大きくSの文字が記載されていた、S級クエストとは通常のクエストよりも高難易度のクエストで中には生きて帰ってくる事が出来ないかも知れないものも含まれており受注出来るのはマカロフに実力を認められた者だけである。

 

「なぁミストガン一緒に行ってもいいか?」

 

「…すまない」

 

「そうか〜残念だ」

 

「ミストガン、行く前に眠りの魔法を解いとくれ」

 

「あぁ…」

 

「ちょっと待った、ミストガン!!」

 

S級クエストに興味津々のシンは同行出来ないかミストガンに聞くが断られてしまう、そして仕事に出発しようとしたミストガンを急に呼び止めてからクエストボードから依頼書を1枚千切ってマカロフに提示する。

 

「ナツが起きたらまた勝負しろ〜とか言われるから俺も仕事行くわ」

 

「疲れておらんのか?」

 

「大丈夫、大丈夫!ミストガン俺が出てから魔法消してくれよな」

 

「……」

コクリ

 

「よっしゃ!今夜は焼肉食べ放題だ!!」

 

ミストガンはシンの頼みを承諾したのか無言で頷く、そしてシンは報酬金3万J+焼肉食べ放題のクエスト【マグノリア近隣の草原を縄張りとしている暴れ牛鳥20頭の捕獲】の仕事へと出発した。

 

「…面白い子ですねマスター」

 

「まぁの…またギルドが騒がしくなってしもうたわ」

ニッ

 

「…では自分も……伍……四……参……弐……壱…………」

 

ミストガンはカウントダウンをしながらギルドを後にした、その後寝ていたギルドの皆はまたミストガンの仕業かとざわつきながら悔しがる。

 

「おいシンが居ねぇぞ、何処に行きやがったんだ!勝負しやがれーー!」

 

「ナツ、静かにせんか」

ゴツン!

 

「痛で!!」

 

「シンなら仕事に行ったぞ…主らが寝ておる間にな」

 

「マジかよ!」

 

「って事はシンの奴ミストガンの眠りの魔法に耐えやがったのか?!!」

 

「スゲー!あのエルザですら耐えられねぇのに!」

 

シンが居ない事に気付いたナツは大声を出しギルドを見回していると魔法で腕を伸ばしたマカロフに拳骨された、そしてマカロフの口から全員がミストガンの魔法で寝てる時に仕事に行った事を教えると全員が一斉に驚いたのだった。

 

〜マグノリア近隣の草原地帯〜

 

「おぉたくさん居んな〜」

 

シンは依頼主の店に行ってから巨大な荷車を引いて草原の小高い丘の上に到着して目標の暴れ牛鳥の群れを見渡す。

 

「それじゃ始めっか……ほっ!!」

 

「?!…グルルルル!!」

 

「ハハッ!犬みてぇな鳴き声してやがんな」

 

丘の上から飛び降りたシンに暴れ牛鳥達が気が付き威嚇する。

 

「グルラァアアア!」

 

「滅竜刀ヤマツカミ…」

ガン!

 

1頭の暴れ牛鳥が突進してくるとシンは長方形型の木刀を出現させて暴れ牛鳥に一撃を入れて荷台に吹き飛ばす。

 

「グ…グェ…グェ」

ビリビリ

 

「よ〜し後19……さっさと終わらせるか」

 

荷台へと飛ばされた暴れ牛鳥は全身が痺れて全く身動きが取れない状態になっていた、暴れ牛鳥はその名の通りかなり凶暴な動物で自身の縄張りに入ってきた侵入者には必ず攻撃を仕掛ける…がそれが仇となり暴れ牛鳥達は瞬く間にシンに捕獲されて行く。

 

「よし後1頭…って逃げやがったか」

 

シンの余りの強さに残り50頭以上はいた暴れ牛鳥達は逃げ出してしまった。

 

「グガァー!!!」

 

「ん?」

 

シンが頭をポリポリと掻いていると暴れ牛鳥の鳴き声が聞こえてきたが先程までとは比べ物にならない怒号が響き渡る。

 

「何だ?お前が牛共のボスか?」

 

其処には通常の暴れ牛鳥の3倍の大きさはある群れのボスが鼻息を荒だててシンを見ていた。

 

ニヤッ

「……来いよ」

 

「ガァーーー!!」

ドドドド!

 

シンが左手の人差し指をクイックイッと曲げて挑発すると暴れ牛鳥はシンに向かって猛スピードで突進してくる。

 

「滅竜剣技・竜翔閃!」

ガン!

 

「グァ?!」

 

「竜槌閃!」

ドガゴーーン!

 

低い姿勢から飛び上がる最中に暴れ牛鳥の顎に一撃を入れ、その後上空から落ちる勢いを利用し眉間にも一撃入れて暴れ牛鳥のボスを仕留める。

 

「よし仕事終了!さぁ〜て肉だ肉〜」

 

シンはルンルン気分で依頼主の店に戻る、その途中20頭もの暴れ牛鳥を積んでる荷台を少年が楽々と運んでいた姿に街の人々が驚いたのは言うまでもない事である。

 




捕獲数と残りの数の差が余りにも多いですが捕まえ過ぎると生態系に悪影響とか起こるかもとか感じたのでこんな感じになってしまいました。

後、タイトル詐欺感がハンパないのは理解しとりやす!申し訳ございません良いタイトルが浮かばなかったんです!許して下さい何でもします!!(嘘

原作合流までは後2〜3話ほどお待ち下さい。

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