ハイスクールD×D 〜英雄の詩〜 作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)
アルフォンスです。俺は今は何をしているでしょうか……………正解は、めっちゃ怖い大人達に囲まれてます!!
翼が黒いから堕天使なんだというのは理解出来るが敵意剥き出しで睨まれては怖い。
「全く、騒がしいと思えばガキじゃねぇか……………お前さん、名前はなんて言うんだ」
黒髪に金髪のメッシュが入ったちょいワルオヤジ風なイケメンが堕天使達を掻き分け現れた。
「アルフォンス・グレイハートです。父さんと母さんからここにくれば助けてくれもらえるって……………………」
「グレイハートってまさかお前、レティシアとセラフィエルの息子か!?」
それに頷くと俺を取り囲んでいた堕天使達も驚いた様子を見せる。
ちょいワルオヤジな堕天使は俺と剣を交互に見ている。
「そうか…………この剣を持ってるって事は………まぁ、そういう事だよな」
「あの、そういう事って……」
「俺の名前はアザゼル、まぁお前のお父さんの友達みたいなもんだ。アルフォンス、お前には辛い事かもしれないがセラフィエル達は生きてないだろう…………お前さえ良ければここで暮らさないか?」
あんな盛大に死亡フラグを立てられては生きてると思うような事はしない。
だけど、改めて言葉にされると実感が増して悲しみが押し寄せてくる。
「もしお前がここで暮らさないと言うなら安全な場所での普通の暮らしを保証してやる。
まぁここで暮らすにしてもお前の安全は俺が保証するがな」
洞察力に自信がある訳では無いがアザゼルが本気で言ってくれているのは分かった。
先の大戦があったようにいつかまた大きな戦いが起こるかもしれないと父は言っていた。
もしそうなったら安全な場所に逃げよう的な事も言っていた。
ここで暮らさなければアザゼルの言う通り普通の人生を歩めるだろうがそれは嫌だ。
親の仇を取りたいかといえば取りたいが、それ以上に俺には母さんから教えられた剣術と父さんから教えられた魔法を使いたいのだ。
それらを捨て安全な生活に走っては親との繋がりが切れてしまうような気がしてならないのだ。
だから俺の答えは決まっている。
「ここで暮らさせてください、アザゼルさん」
「よし、分かった」
その後アザゼルの案内で堕天使の拠点、
その中には俺と似たように行き場を無くした者、異形な力を持つ為に迫害された者などがいた。
そしてアザゼルを中心に神の子を見張る者の幹部とも挨拶を済ませた。
施設探索と挨拶回りをしていると目の前から銀髪の同年代の男が歩いてきた。
「おいアザゼル、こいつは誰だ?」
「こいつは新しくこの施設に来たアルフォンスって言うんだ、仲良くしてやれよ」
「アルフォンス・グレイハートです、よろしくお願いします」
「ヴァーリだ、見た所同年代のようだし敬語は必要無い」
「じゃあよろしく、ヴァーリ」
手を差し出すとヴァーリもそれに対応する。
逆の手に持っていた剣が気になるのかそっちの方をジッと見ている。
「どうかしたの?」
「いや、何でもない……………これからよろしく頼むぞ」
握手をし終えると不敵な笑みを浮かべヴァーリは何処かへ去っていった。
「もうちょい戦闘狂を抑えられたら良いんだけどなぁ」
「戦闘狂?」
「ここで暮らしてくならそのうち分かるさ。さて、ここがお前の部屋だ。欲しい物があったら言ってくれ、可能な限り用意する」
「ありがとうございます」
それじゃと言ってアザゼルは俺の部屋を後にした。
部屋に来たは良いがなにをしたら良いのか分からず右往左往していた。
衣服は綺麗に畳んで箪笥やクローゼットに仕舞われているしちゃんと掃除もされている。
何をしようか迷った俺は剣を持ってアザゼルの案内にあったトレーニングルートへ向かった。
「うん?なんだアルフォンスか…………なるほど、一緒にやるか?」
「え、あ、うん…………じゃあよろしく」
この時ほど俺は自分の発言を後悔した事はない。
結論、この後めちゃくちゃバトルしましました。
アルフォンスが持つ剣が何なのかは後で明かすとします。
とりあえず、ちょくちょく更新していくつもりです。あと1話か2話くらいで原作に介入させていこうと思うのでよろしくお願いします。
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