Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
この度は長く投稿できずに申し訳ありません。
理由を簡単に述べるとアメリカ帰りからのスランプと社会人になって執筆の時間が取りにくくなってしまい、さらには小説に対してのガス欠状態になってしまい長い間執筆できませんでした。
ガス欠を打破するために新しい小説をと思いましたが………少しだけIS物語には思うところがあったのでリメイクする事にしました。
まあ、リメイク前のをコピペする箇所が多いのでそんなに変わらないかもしれませんが……
そんなわけでリメイク版です!
これからもよろしくお願いします!!
プロローグ
◇
ユウキ……どうして、僕達の道はすれ違ってしまったのかな
ずっとすれ違わないと思った僕達の道がすれ違って破滅を生み出し、全てを狂わせた
君もそう思うだろ?ユウキ…
みんなのことをお願いするよ…ユウキ……
〝サヨナラ〟ゆうちゃん……僕の……愛する人……
2025年 3月10日 港北総合病院
「ソー!」
ボク……紺野木綿季は病院のベッドで目を覚ました
「……また…同じ夢……」
ALO……アルヴヘイム・オンラインから帰還してから全く同じ夢をみるようになった……
ソーとはソードアート・オンラインでお互い気づかないで再会してからいつも一緒に行動し……ある日、お互いの事を知り、再会した……それ以前から何度かボクやキリト達から離れようとしたことがある……その事があり、ボクはあの夢をどうしても
「……」
ボクは拭いきれない不安を抱きながら窓ガラス越に空を見上げていると看護士さんが入ってきた
「紺野さん、おはようございます。よく寝れましたか?」
「おはようございま~す。うん、何時も通りよく寝れたよ!」
ボクは看護士さんに何時も通りの笑顔を見せる……看護士さんはここ…港北総合病院に入院してからずっとお世話になってるから心配させたくない…それと、今日はボクの…ボク達の大切な日なんだ!
「それはよかったです。紺野さん、今日を楽しみにしてましたもんね」
「うん!ずっーと待ってたから!楽しみなんだ!」
ボクがそう返すと看護士さんは微笑み、車椅子に移動するのを手伝ってくれた
「あっ、ソー!」
俺は港北総合病院の待合所の椅子に座っているとゆうちゃんが車椅子を看護士さんに押されながらきた。
ゆうちゃんはALOから帰還した後、すぐにエイズの〝ナノマシン〟治療を始めた。
この〝ナノマシン〟治療は体内に治療用ナノマシンを投与する治療法なのだが医療機関では医療として確立されて無く、数年前に大怪我での成功が一例あるのみでそれ以降の成功例はあげられてない……それもそのはずでナノマシン治療には莫大な医療費が掛かりふつうの家庭には払えない額なのだ。
そして、一回の成功例は俺自身である。
俺がまだ、暗殺者で未熟だったとき、一瞬の迷いで背中に深い傷を負ったことがある……その時に使ったのがナノマシン治療なのだ。
今では背中の傷跡は何もなかったように消え去った。
ゆうちゃん達の話に戻るがゆうちゃんとゆうちゃんのお姉さんのランさんの治療は成功して今では外出も許されている……だが、ゆうちゃんのリハビリは三日前から始まったばかりでまだまだ、一人で歩くまでには時間がかかる。
「やぁ、ゆうちゃん。おはよう」
「おはよう、ソー!」
俺達が挨拶を交わしていると看護士さんが俺に言ってきた。
「更識さん、今日は紺野さんのこと、お願いしますね。………まあ、あなたたちなら大丈夫だと思いますが……」
「もちろん、わかってます。ゆう………ユウキのことは僕が一番分かってますので……それに、ユウキは僕の彼女ですから」
俺と看護士さんがそう話しているとゆうちゃんが顔を赤くしていた。
「それじゃあ、みんな待たしているのでそろそろ、行きますね。ゆうちゃん、行こっか」
「う、うん!それじゃあ、行って来ます!」
俺とゆうちゃんは看護士さんに挨拶して俺がゆうちゃんの車椅子を押しながら病院を後にする。
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10日 IS展示会場
「あっ、ソウくん!」
「よお、ソウ」
俺とゆうちゃんが待ち合わせのIS展示会場前に着くと刀奈姉さんと恋人のチカこと一夏が待っていた。
「久しぶり!カタナさん!チカ!」
「お待たせ、刀奈姉さん」
「そんなに待ってないわ。それと、久しぶりね、ユウキちゃん。それから、呼び捨てでかまわないわよ?」
「久しぶり、ユウキ」
俺達4人は軽く挨拶をすませると会場内に入っていく。キリト達がいないことが気になり刀奈姉さんに聞いてみた
「そういえばキリト達は?」
「会場の出店辺りにいるはずよ……………噂をすればね」
「?………あぁ、なるほど……」
刀奈が何かを見つけ俺たち三人が顔を向けると、入って直ぐの出店エリアの一角のベンチにイチャイチャオーラ全開で座っている二人の姿がそして、周りのお客はみんな、辛いものや苦い物を買い込んでいた。
「お~い、アスナ、キリト!」
「あっ、ソウ君、ユウキちゃん!カタナちゃんにチカ君!」
俺が二人を呼ぶとアスナが手を振ってきた。
「久しぶり、アスナ!」
「久しぶり、ユウキちゃん!」
アスナとゆうちゃんが抱き合う……二人とも大の親友でたぶん、《西風の旅団》の女性陣メンバーで一番仲が良いと思う。
「みんな集まったし、行こうか。」
「うん!」
「えぇ、そうね」
「そうだね」
「「そうだな」」
俺達は会場の室内に入っていく。
「それにしても、よかったの?ISの展示会で?」
室内に入ってから少しするとカタナ姉さんがキリト達に少し申しわけなさそうに聞いてくる
「うん。私もキリト君もISには少し興味があったし、それにみんなで会う事に意味があるんだよ?」
「そうだぜ、カタナ」
「そう言ってもらえると…それじゃあゆっくり見て回りましょうか」
そう言って会場を回っていく、そしてなんだかんだでISに詳しくIS学園に入ることが決まっているカタナ姉さんとその恋人のチカのバカップルが先頭に立って色々説明されながらあちこち回っていく
「こうして見ると、ISって結構スマートなんだね」
「うん………それに、装甲って言う装甲はそんなにないんだ………」
「えぇ、元々が宇宙空間での活動を想定した機体だから、競技用になっても形はそこまで崩れてないの。それに絶対防御の存在や量子変換技術はとんでもないわよ」
アスナとゆうちゃんのつぶやきにカタナ姉さんが説明してくれる。
そして、次の場所に移動すると次はIS適性検査が無料で行える会場になっていた。並んでいるのはもちろん、女性しかいない……特別見る物も無いので進もうとしたとき、ゆうちゃんが聞いてきた
「ねぇ、ボク受けてみたいんだけどいいかな………?」
「……わかった。みんな、いいよね?」
俺が四人に聞くと四人とも頷いてくれたので車椅子を押す係として俺も一緒に並ぶ、刀奈姉さんの勧めでアスナも適性検査をうけることに………
そして、二人の結果はカタナ姉さんと同じ『Aランク』だった。
「う、うーん」
「ソー!ボク、Aランクだったよ!」
その結果にアスナは微妙な反応でゆうちゃんは喜んでいた。
しかし、この後とんでもないことが起きる。
アスナとゆうちゃんの適性検査を受けた後、俺とキリト、チカはISに触れられるという会場の端にある場所に着ていた。そこにおいてあったのは日本の量産型ISの打鉄とフランスの量産型ISラファール・リヴァイブが一機ずつおいてあった。
「触れるとまた違うな……」
「そうですね……」
「(いやな予感……)」
俺がキリト達を見ているといやな予感がして仕方がなかったが、それが直ぐに明らかになる。
キイィィィィィィィィィ!
キリトとチカが変わるために手を離したその時、ISが光り出して何事かと思ってキリト達を見るとISに乗っていた。
それから、直ぐに日本政府に俺たち六人は連れて行かれてキリトとチカ、アスナ、そして、菊岡の策略により俺もIS学園に行くこととなった。ゆうちゃんのことだが、リハビリで一人で歩けるようになってから編入ということで収まった。
続く