Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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はっきり言って鈴ちゃん無双ですね
それから鈴ちゃん強化しすぎたかも


クラス代表戦 鈴VS秋

 

 

 

 

 2025年 4月24日 IS学園・第二アリーナAピット

 

 

 

「そろそろだな、鈴」

 

「えぇ、そうね、一夏」

 

 俺は更識一夏。今はソウ達と春萎と一緒にクラス代表戦一回戦目に出る鈴がいるAピットに来ていた

 

「ハルも一夏も‥‥‥それから、みんなも昨日はありがとう。これなら負ける気がしないわ!まあ、元々アイツに負ける気はしてないけどみんなのおかげで更に自身が持てたわ!」

 

 鈴はこの場に集まった俺達に軽くお礼を言ってきた

 昨日‥‥俺達は鈴に頼まれ朝、放課後をフルに使って鈴と模擬戦を重ねた。

理由は鈴が「織斑秋羅を捻り潰したいから力を貸して欲しい」と一昨日の夜に頼まれ俺も含めてみんな、快く受けて昨日を鈴の特訓に付き合ったのだ。

そのおかげか、鈴は一日で相当強くなったみたいで喜んでいた

 

「それじゃあ、行って来るわね。アイツだけは捻り潰してやりたいんだから!」

 

 鈴は一回戦の相手‥‥‥織斑秋羅への色々と混じったオーラを放ち闘志を燃やしていた

 

「大丈夫だと思うが油断するなよ、鈴」

 

「一応‥‥秋は兄だけど‥‥鈴、私の変わりにコテンパンにして!」

 

「任せなさい、ハル!アンタが受けた屈辱はアタシが兆にしてアイツに返してやるわ!!その為にアタシはこれを身につけるのよ!」

 

 鈴はブレスレットを俺達に見せるように腕を掲げながらISを展開させた

鈴のISは中国の第三世代型機体‥‥紫っぽいピンクと黒に黄色のラインでアンロック・ユニットが円形をした機体で名前は〝甲龍〟。

 

「それじゃあ、行って来るわ!ボロ雑巾にしてやるわ!」

 

 鈴は俺達にそう言うとアリーナに飛んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第二アリーナ

 

 

「よお、鈴。待ってたぜ」

 

 アリーナに鈴が出るとアリーナの上空で対戦相手の秋羅が修復された〝白式〟を纏って待っていた

 

「最後のチャンスをやる。鈴、俺の女になれ‥‥そうすれば俺が‥‥‥」

 

「寝言言ってんじゃ無いわよ、自称天才。アンタの女になんてなるわけ無いでしょ?アタシがアンタの事が嫌いなのまだ分からないわけ?」

 

「‥‥‥(チィ)ならないのなら力尽くで俺の物にしてやるよ!」

 

「やってみるがいいわ!今まで出来なかった分、コテンパンにしてやるわよ!」

 

 鈴、秋羅共に試合前から気合い十分で今すぐにも戦闘を始めそうな一触即発にまでお互いの気持ちが高ぶっていた

カウントダウンは刻々と過ぎていき‥‥‥そして‥‥

 

 

『試合、開始!』

 

「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 先制攻撃は織斑秋羅、《イグニッション・ブースト(瞬時加速)》と単一仕様(ワンオフ・アビリティー)零落白夜(れいらくびゃくや)》の取り柄も無い攻撃を仕掛けてきた

 

「‥‥馬鹿みたい」

 

 鈴は一言呟くと織斑秋羅の攻撃を手に持つ大型の青龍刀の双天牙月(そうてんがげつ)で防がず機体を逸らして回避した。

当然、織斑秋羅は観客席の防護シールドに激突して既に無様な姿をさらしていた

 

「クソ!避けるな!卑怯者!」

(アイツの性格ならこう言えば乗ってくるはず!)

 

 一つ、織斑秋羅は勘違いしていた‥‥‥目の前の鈴は確かに性格は短気な所があるがそれはコンプレックスや一夏に対してのことで「卑怯者」と言われた程度で沸点は超えることは無いのだ

 

「‥‥‥馬鹿みたい‥アンタ、この一週間何してたわけ?代表決定戦のデータを見せてもらったけど何の成長もしてないわよ‥‥‥これで良くクラス代表戦に望めたわね‥‥クラス代表にも一夏や蒼達が辞退したからなれた‥‥とんだ茶番ね」

 

 

「ちゃ、茶番だと!?」

 

 織斑秋羅は鈴を挑発してのせるつもりだったが逆に鈴にのせられていることに気がついていない

 

「ええ、茶番よ。なんの面白くも無い茶番。クラス代表決定戦から一週間も何もせずに素人が代表候補生に勝てると思ったのかしら?自称天才は一週間前にも同じ先制攻撃で負けてるのに全く進歩が無いわね?それで代表候補生のアタシに勝てるなんて片腹痛いわよ!」

 

「グェッ!!」

 

 鈴は双天牙月(そうてんがげつ)で秋羅を叩き勢い良く、防護シールドにあたり、アリーナの地面に倒れ伏した

 

「まさか、これで終わりじゃ無いわよね?さっさと立ちなさいよ!」

 

「ガアァ!」

 

 倒れていた織斑秋羅を鈴は蹴りとばしアリーナの壁にぶち当たり再び倒れそうな所を鈴が背負い投げするように大空へ投げ飛ばした

 

「ホントはアンタには使いたくは無いけど‥‥‥特別に見せてあげるわ!」

 

「グファ!!ガハァ!!」

 

 鈴がそう言うとアンロック・ユニットの円形の中心が少し動くと織斑秋羅が何かに当たったように吹き飛ばされた

 

「どうかしら、龍砲の威力は?本当ならアンタには勿体ないのをわざわざ使ってあげたのよ、少しは喜びなさい」

 

「鈴の癖にクソがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

 

(漸く本音を見せたわね‥‥相変わらず薄汚いわね)

「これで終わりにしてあげるわ!」

 

 鈴は龍砲を連続で撃ち放つが、織斑秋羅は当たってもダメージを気にせずに突っ込んできた

 

「‥‥‥学習しないのね」

 

 鈴は双天牙月(そうてんがげつ)を量子変換してしまうと拳を腰の位置で構えた

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

 鈴は体を横に向けながら腰で構えた拳を織斑秋羅に放ち、織斑秋羅は腹にもろにくらい《絶対防御》が発動し残りの《SE(シールドエネルギー)》を全て持って行った

 鈴が放ったのは中国八極拳の技の一つ冲捶 (ちゅうすい)

腰に構えた拳を体を横に向けながら放つ威力重視の突き技である

 

 

 

 

『し、試合終了!勝者‥‥‥』

 

「ッ!」

 

 

 勝負が決まりアナウンスがされて直ぐにアリーナの防護シールドが極大レーザーで破壊された

 

「いっ、一体何なのよ!」

 

 試合終了に合わせてAピットに戻ろうとした鈴は極大レーザーに軽く動揺していたが直ぐに冷静になりレーザーでおきた土煙の中心を双天牙月(そうてんがげつ)を構えて見た

 

「なによ‥‥‥アンタ達、何処の所属!?」

 

 土煙が張れるとそこには灰色の全身装甲(フルスキン)機体に同じく全身装甲(フルスキン)で頭部がサングラスを掛けたみたいな群青と黒と赤の機体に頭部がモアイの黒い全身装甲(フルスキン)の計3機が姿を現した

そして、3機の肩には赤くFと書かれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




八極拳の説明は無意識で書いてるので間違っていたら申し訳ありません。
一応は調べてますけど間違っていたら申し訳ありません。

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