Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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すみません!
最後かなり雑になってしまいました!


IS乱入戦 純白の輝き

 

 

 

 2025年 4月24日 IS学園・第二アリーナAピット

 

 

 簪side

 

「ここまで来れば大丈夫だと思うよ」

 

「ありがとう、簪」

 

 私は乱入IS三機を相手に一人で戦っていた鈴音さんをAピットまで護衛もかねて連れてきました

 

「簪ちゃん!」

 

「かんちゃん~りんりん~」

 

 私達を待っていたのはお姉ちゃんと本音、それからストレッチャーが置いてありストレッチャーの後ろに教師が二人待っていました

 

「お姉ちゃん、本音!」

 

「楯無さん‥‥‥本音‥‥りんりんは辞めて」

 

 鈴音さんは酷く疲れた顔をしながら本音のあだ名呼びにツッコんでました

 

「‥‥鈴音さん、大丈夫?」

 

「多少は痛いけど大丈夫よ‥‥それにしても用意が早くない?ストレッチャーを用意なんて連絡、私も簪もしてないわよね?」

 

 ストレッチャーに横になる鈴音さんが用意周到のこの場の事を聞いてきた

 私と鈴音さんはアリーナからピットに戻るまで通信をしていなかった

ストレッチャーを用意させて教員も準備させるなんてとてもじゃないけど簡単にはできないはず

 

「ソウ君が私にアリーナの状況と鈴ちゃんの容態を教えてくれたのよ。私は生徒会長としてストレッチャーと教員を手配しただけだからソウ君に感謝しないとね?」

 

「‥‥はい、そうですね‥‥‥簪‥‥」

 

「何?鈴音さん」

 

 私はお兄ちゃんを流石だと思います....既にアリーナでは戦闘音が聞こえて激しい戦闘が始まっています.....その中でお姉ちゃんに連絡して状況を説明できるなんて私には出来ません

 

 

「貴方のお兄さん....凄いわね」

 

 鈴音さんの顔はほんのり赤くさせて言ってきました

 

「うん、知ってる。私の自慢のお兄ちゃんだからね」

 

 私は鈴音さんに言うと微笑みました

 だけど....この場に機械音と共に衝撃が走りました

 

『テッキセッキン、テッキセッキン』

 

「「「ッ!!」」」

 

 〝伐鐵サバーニャ〟から敵機接近の警戒音がながれゲートの方を向くと直ぐに鈴音さんを捕らえていた灰色の機体が下から現れた

 

「ホルスタービット!」

 

 私はとっさに14機の<ホルスタービット>を展開し1機に1機をつなげてシールドとして使う<ビットシールド>を計7機をみんなを守るように展開させた

 

「....クッ」

 

 灰色の機はビームを連射して私達を襲うが<ホルスタービット>のシールドが私達を完璧に護ってくれていた

 

「今!当たれ!」

 

 

 私はビームの嵐がやんだ一瞬の隙を突いて手に持っている<ピストルビット>二丁で灰色の機体に向かって連射した

 連射したビームは全て灰色の機体に当たり爆発した

 

「ふぅ....お姉ちゃん達は早くここから退避して!私はお兄ちゃんの援護をするから危険だから離れて!」

 

「わ、わかったわ!みんな、早く!」

 

 私がお姉ちゃん達に叫ぶとお姉ちゃんを筆頭にストレッチャーに乗せた鈴音さんを連れてAピットを離れていきました

 

「よし……<ライフルビット>!」

 

 私は<ホルスタービット>に<ピストルビット>を戻して新たに遠距離射撃型<ライフルビット>を取り出しました

 

「〝伐鐵サバーニャ〟カンザシ・サラシキ……目標を狙い撃ちます!!」

 

 私はお兄ちゃんの援護の為、ライフルビットの引き金を引こうとしました……が別のピットから白い機体が出て行くのが見えて中断しました

 

「はあぁぁぁぁぁ!!」

 

「…バカ」

 

 私は別のピットから出て来た白い機体………織斑秋羅と〝白式〟に毒づいてからもう一度狙いを定めた

 

 

 

 

 

 

 アリーナ

 

 蒼side

 

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「「ッ!!」」

 

 俺とチカが〝ストライクダガー〟と〝ジン〟戦闘を開始させてから十分くらいが経った時………Aピットで爆発音が聞こえ簪が灰色の機体を破壊したのを確認した直後……反対のピットから白い機体……白式と世界初の男性IS操縦者の織斑秋羅が出て来て<雪片二型>を一番近い〝ストライクダガー〟に目掛けて振るった

 

≪チィ、邪魔な奴が……≫

 

 俺は毒づき、チカは少し殺気を漏らしていた

 

「ッ!クソがぁ!俺の前に這い釣りくたばれ!」

 

 ストライクダガーに剣を振るう織斑秋羅だが、ストライクダガーには傷すら付かず織斑秋羅は直ぐに苛立ち〝白式〟の単一仕様(ワンオフ・アビリティー)零落白夜(れいらくびゃくや)》を発動させてストライクダガーに襲いかかるがシールドで防がれてカウンターの顔面パンチを食らい外壁にぶつかり倒れた

 

≪邪魔為やがって……チカ、早く片付けるぞ≫

 

「あぁ‥‥」

 

 チカの様子が可笑しかったが今は気にすることが出来ずに俺はストライクダガーに向けてライフルの引き金を引いたがストライクダガーはシールドで防ぎライフルの引き金を引いてきた

 

≪クソ!≫

(俺の射撃じゃあ、当てることは出来ないのか‥‥‥だったら!)

 

 俺はビームライフルを戻し二本の<ガーベラ・ストレート>を<コール>し構えた

 

≪行くぜぇ!≫

 

 二本の<ガーベラ・ストレート>を構えストライクダガーに接近しようとすると‥‥‥

 

『秋羅あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 いきなりアリーナ全体にスピーカーから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

『男なら……男なら、その位の敵に勝てなくてなんとする!!』

 

 ストライクダガーに注意しながら音の為た方に視線を向けると、放送室室を占領してマイクを握る篠ノ之箒の姿が見えた。

 放送室には審判と他にも数人いたはずだがどうなっているかはこちらからでは見えないが良くないことは確かだろう

生徒の避難誘導を進めている中で行われた篠ノ之箒の行動は余りにも自分勝手の無謀で愚かな行為だ。これではカタナ姉さん達の避難誘導の意味がなくストライクダガー達が篠ノ之箒の方に行ってしまうと‥‥と考えついた時には既に遅く、直ぐ近くからビームの音が聞こえ白緑のビームが放送室に目掛けて進んでいた

 

≪今から‥‥クゥ!≫

(不味い!間に合わない!)

 

 放送室に向かうビームを全力で止めに行こうとするがストライクダガーの攻撃によって阻まれてしまい、いくらバーニアをふかしても間に合わない距離に到達していた

 ビームが放送室に当たれば中にいる人は確実に死んでしまう‥‥諦め掛けた瞬間‥‥放送室とビームの間に何かが割り込みビームを防いだ。

何かがビームを防いだ事で黒煙が立ちこめていたが黒煙の中から織斑秋羅の〝白式〟と同じく白だが黒煙の中にいてもわかる程、輝いている白が基準で赤色の線が施してある機体で右手には刀身が輝いている日本刀を持っていた

 

『こちら、〝白夜〟春奈です』

 

≪は、春萎さん!?≫

 

 ビームを防いだ純白の機体に乗っていたのは春萎さんだった事に俺は驚きを隠せなかった

 

『微力ながらお手伝いさせていただきます』

 

≪あ‥‥あぁ≫

(春萎さんの様子が変だ)

 

 春萎さんの口調が変わっていることに俺は少し戸惑いを感じていたが直ぐに意識をストライクダガーに向けた

 

『行きます!』

 

≪了解!≫

 

 俺は隣に降りてきた春萎さんと同時にストライクダガーに向かう

ストライクダガーはライフルで射撃をしてくるが狙いが定まって無く容易に躱していくことが出来た

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 春萎さんが先に出て左腕とライフルを切り落とした

 

「今です!」

 

≪終わりだぁ!!≫

 

 春萎さんの合図に合わせ二本の<ガーベラ・ストレート>をクロスに振りストライクダガーを切り裂いた

俺と春萎さんがその場を離れるとストライクダガーは爆散した。

ストライクダガーの爆散と同じくチカがジンにとどめを刺してジンも爆散した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

「‥‥私だ」

 

 真っ暗な部屋の中、一人の女性がスマホを片手に誰かと話し始めた

 

『久しぶりね、〝T〟今日の性能テストはどうだったかしら?』

 

「委員会から奪取した〝ストライクダガー〟と〝ジン〟それから束から奪取した〝ゴーレムⅠ〟だったか?ダメだな、素人なら兎も角、熟練した操縦者には勝てないだろう」

 

 電話相手は女性‥‥双方の女性はIS学園の襲撃事件を事前に知っていた素振りで話していた

 

『やっぱりそうよね~わかったわ、主任にAI向上をさせておくわ』

 

「あぁ、そうしてくれ。私も夏休み前には手土産を持って其方に合流する。それまでに私の専用機を仕上げおけ」

 

『わかっているわよ、それじゃあね。T』

 

 電話相手の女性はそれだけ言うと通話を切った。

電話をした女性は部屋の中にある石化したISを見ていた

 

「お前にも私のために働いて貰うぞ」

 

 女性は石化したISに向かってそれだけ言うと部屋を出て行った

 その場に残ったのは石化した状態のIS‥‥現役時代の織斑千冬の専用器〝暮桜(くれざくら)〟だけだった

 

 

 

 

続く


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