Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
20日 IS学園・応接室
「後は本人の意見を聞くだけだな」
春萎さんから武器の話を受けてから四日後の放課後、俺はサクヤとの特訓を休みにしてIS学園内で割と警備が硬い応接室に一人で春萎さんを待っていた
『織斑春萎、入ります』
俺がここに来て数分後、春萎さんがノックして入ってきた
「お疲れさま、春萎さん。タッグトーナメント前なのに来て貰って悪いな」
「あ、いえ。謝らないでください。私こそすみません。タッグトーナメント前の大切な時間なのに時間を作ってくれて…」
俺が謝ると春萎さんも謝ってくる…お互い謝り終わると少し笑った
「もう少し待ってな。もう少しで連絡が……っと、来たな」
俺がそう言うと応接室の壁に付けられているモニターがつき、黒髪ロングの女性が映し出される
『こちらではお久しぶりなりますね。ソウさん。それから春萎さん』
「そうですね、ランさん」
「お久しぶりです、
モニターに映った女性は生還者学校に通いながらレクト・更識家合同IS開発チームに所属しているランさんこと、
『それで、今回は春萎さん用の双剣双銃の武器が欲しいとの事でした筈ですが間違いございませんか?』
「はい。付け加えると春萎さんと春萎さんの専用機〝白夜〟を《倉持技研》から合同IS開発チームに所属を変えるもです」
『その件もありましたね。では、まずは武器のお話からしましょうか……』
ランさんはいつもとは違い専用機を受理した時のような緊迫感があった
『実のところを言いますと双剣双銃は以前に作ったプロトタイプがあるので其方を春萎さん用にチューンして見ましょう。此方がそのデータになります』
ランさんはそう言うとモニターに銃身が紫で黒い銃と白い剣、銃身が赤で白い銃と黒紫の剣が映し出された
『銃形態が黒紫で剣形態が白いのが<
「<
春萎さんは何処かリズに武器を作ってもらった時の俺達に似た笑みを浮かべていた
「ですが……いいんですか?その様な武器を私がいただいても……」
だけど、春萎さんは戒剣ナナキを貰うことに少し戸惑っていた
『ええ、勿論ですよ。<
「そ、そうなんですか………(アレ?)」
「(ん?今、なんかおかしなこと言わなかったか?)」
ランさんの話の後半……俺と春萎さんはある違和感を感じていた。
話の後半で物凄いことを言っていた様な気がした
「えっと、
『そう言えば、言ってませんでしたね。オフ会の次の週から生還者学校では希望者だけでISの機体、武器の開発、ISの整備などを学べるようになったんですよ。IS関係の教師に国際IS委員会でソフト面担当のキラ・ヤマトさん。ハード面担当のアスラン・ザラさん。機体整備担当のコジロー・マードックさんと整備担当兼設計担当でイオリ・セイさんにイアン・ヴァスティさん、リンダ・ヴァスティさん。IS操縦者育成担当でシン・アスカさん、ルナマリア・ホークさん、キラさんやザラさんもこちらを兼任担当してます。後は、生還者学校の理事長はIS委員会委員長のラクス・クラインさん、学校長に委員会日本支部支部長のカガリ・ユラ・アスハさんとなっています』
「「………」」
春萎さんは驚きの余りに、俺は生還者学校が要塞と化していたこととメンバーに頭が痛くなっていた
『ソウさん。大丈夫でしょうか?顔色が悪いようですが……』
「いえ、大丈夫……ただ、そのメンツは……生還者学校を要塞にしちゃったんですね………余り知られてませんがラクスさん、カガリさん、マードックさん、リンダさんにイアンさん除いて全員、IS操縦者で、キラさん、アスランさん、シンさんは一人で国一つを半日足らずでイオリさんは詳しくは知りませんけど全員が揃えば世界征服なんて3日以内に出来てしまう戦力なんです」
『「…………」』
俺のこの発言にランさんと春萎さんはかなりの驚きようなのか口を開けて黙り固まってしまう
『こ、この話はこのくらいにして春萎さん。戒剣ナナキの二本を受け取ってもらえますか?』
「あ、は、はい。私でよろしければぜひ、受け取らせて貰います!」
春萎さんは動揺から戻ってきて直ぐに武器のことを振られたせいかまた、少し動揺してからランさんに頭を下げた
続く