Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
と、言っても今回は一回戦開始までで次回からが戦闘回になります。
それではどうぞ~
23日 IS学園・第三アリーナ、男子更衣室
「いよいよだな。当たっても全力で行くからな?」
タッグトーナメント当日、織斑秋羅達の事件以降、
「あぁ、勿論、俺もだ。今日こそ、お前に勝ってやるからな」
「俺もだ」
俺、チカ、キリトの三人はそう言うと拳を軽く合わせた
「僕も忘れないでよね?」
俺達、三人の中にシャルルも加わり四人で拳を軽く合わせた
「ここの3組と春萎さん・ラウラ・ボーデヴィッヒ組、鈴・セシリア組の計5組………悪いが優勝は俺とサクヤが頂く、どの組にも渡さんからな?」
俺が口調を強めて三人に言うと三人も目が鋭くなる、特にチカとキリトはSAOのフィールドボスやフロアボス戦の時の様な威圧感を感じた
「「「絶対、負けない!!」」」
俺が言うとキリト達、三人も気合いを入れるように大声で叫んだ
「……クス」
「「「……はは」」」
四人で宣言するとシャルルが笑い、つられて俺達も少し笑う。
「お、対戦表が出てきた………え?」
「「「………!!??」」」
モニターに対戦表が映し出されて直ぐに俺達は一回戦の対戦に目を向けるとそには既に出てこれない筈の二人の名前があった
一回戦 織斑春萎&ラウラ・ボーデヴィッヒペアVS
23日 第三アリーナ・Aピット
「春萎さんもラウラ・ボーデヴィッヒも頑張れよ」
「ハルナ頑張れ」
「はい、ありがとうございます。ソウさん、兄さん」
更衣室から出て俺達は春萎さん達のいるAピットに足を運んでいた
「……それにしても…どうしてアイツらがトーナメントにでてるんだ?」
「織斑先生………あの人が学園長に頼んだらしいわよ?なんでも最後のチャンスを上げて欲しいとかなんとか……はぁ…」
刀奈姉さんが溜息を吐きながら言っているとタッグパートナーで彼氏でもあるチカが肩を叩いていた
「私にもある意味のですね………織斑を切り裂くチャンス……物にします…」
春萎さんの言葉はこの場の空気を冷たく塗りつぶした
「あんまり気負うなよ、ハルナ。いつも通りのお前で良いんだ」
「……クス。わかってますよ、兄さん」
チカのおかげかこの場の空気が元に戻り、チカと春萎さんをみんな、微笑みながら見ていた
『各ペアは出撃してください』
そうしているとアナウンスが聞こえてきてそれから直ぐにアリーナはブーイングの嵐で響めいていた
「まあ、こうなるよな」
「当たり前ですね。あの人達はそれ程のことをしたのですから……」
俺が軽く溜息を吐きながら言っているが春萎さんは顔色一つ変えずに言い、専用機の白夜を展開しラウラ・ボーデヴィッヒも漆黒のISを展開する
「それでは、私達は行きますね」
「あぁ、無理だけはするなよ」
春萎さんはそう言ってから俺達に背中を向けた
「兄さんには言われたくありませんよ」
春萎さんはそれだけ言うとアリーナに飛び立っていき、それに続いてラウラ・ボーデヴィッヒも飛び出していった
アリーナ内
『『『『『わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』』』』』
先程とは違い私達がアリーナに出ると大歓声が響きわたるが相手の白式を纏った織斑秋羅と打鉄を纏った篠ノ之箒が私の事を睨んできていた
「よお、春萎?兄と幼馴染みが苦汁を舐めさせられているのにお前だけ太陽のしたって不公平だよなぁ?」
「……その頭は飾りですか?いい加減に覚えてください。貴方達を兄や幼馴染みとは一度も思ったことはありません。それから私と関わらないでと言いましたよね?」
「お前!?千冬さんと秋羅の妹なのにその言い方はなんだ!?」
秋羅をきっちり、切り捨てる様に言うと篠ノ之がいつも通りに馬鹿馬鹿しく怒鳴ってきた
「五月蝿いです。その二人が私にとって汚点なんです。姉の所為で専用機に自分とは違う戦闘スタイルが乗せられますしどこに行っても【
「「!!??」」
私がそう切り捨てる様に言うと織斑と篠ノ之が余りにも驚いた顔をしていた
『試合開始!!』
「いいぜ……いいぜ…いいぜ、いいぜ!!もう、いい!お前をぶっ潰して誰が兄なのか身体の随まで教えてやらあぁ!!」
織斑は試合開始のアナウンスが流れると発狂し私を妹に向けないようなキチガイの目を向けてきた
「……其方がその変態な気なら勝手にどうぞ……ですが……」
私はソウさんと
「日本国家代表候補生〝
私は少し低い声で言うと<
続く