Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

27 / 79
はい、と言うことでタッグトーナメント一回戦です。
今回はかなりぐだってしまいましたかね……戦闘回ムズス


そして最後に……あの人が……と、これ以上はいけませんね。
それではどうぞ~


タッグトーナメント一回戦 春・黒兎VS秋・箒

 

 

 

 

 

 23日 第三アリーナ

 

 

 

「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 第三アリーナで始まった一年のタッグトーナメント初戦……私とラウラの相手は織斑と篠ノ之……

 相手の二人はラウラには目をくれず私だけに一方的に剣を振るってきました。ですが、そんなことは想定内でこの試合はラウラは待機を頼んでありますから最初から私一人で相手にするつもりでしたので好都合です。

 

「デカい口を叩いておいて防戦一方じゃないか!!弱くなったな!!」

 

「貴方方に最初から本気を出すと思ってるのですか?最初から二刀流でもありがたいと思ってください。」

 

「クツ!減らず口を!切り刻む!」

 

 そう言って篠ノ之は打鉄の刀を大振りで振るってきましたが私は難なく後方に下がり回避しました

 

「避けるな卑怯者!」

 

「意味の分からない事を言ってるんじゃ無いです……ふっ!」

 

「カァ!」

 

 意味の分からない事を言っている篠ノ之に呆れていると織斑と篠ノ之が同時攻撃を仕掛けてきて織斑を蹴りとばし篠ノ之のを避けた

 

「ああ!!当たれよクソ!」

 

「当てたいなら、それなりの努力をしてください。無努力の塊の貴方達の剣が私に届く道理は無いです」

 

「「黙れ!!」」

 

 篠ノ之と織斑は私に否定された事でキレたのか怒鳴り散らし私に向かってきた

 

 

 

 

 

 アリーナ観客席

 

 

「春萎ちゃん……一刀時より強いね」

 

「あぁ。下手すれば俺より強いかも知れないな…」

 

 観客席で試合を見ていた俺達、IS組《西風の旅団》の二刀流のキリトとその彼女……いや、妻のアスナが春萎さんを見て驚いていた

 

「あの動き……あの剣裁き……それに最初に言ってた言葉…間違いない……」

 

「簪ちゃんどうかしたのかしら?」

 

「かんちゃんどうしたの~」

 

 ここで春萎さんと同じく日本代表候補生の簪が何かを思い出し呟いていた

 

「……春萎さんが試合開始直後に言ってた『()()()()()()()』と試合中の動きを見て…思い出した。代表候補生に()()()()のラファール使いがいた……名前は調べてなかったから私は知らなかったけど…皆、あるアニメを元にしてこう呼んでた()()()()()()()と……それからもう一つ…どうして、そう呼ばれるようになったかは分からないけど…こうも呼ばれていた…()()()()って」

 

「…白の魔王か……ハルナが嫌がりそうだな」

 

「うん。白の魔王は代表候補生の中でも禁句だったらしい…」

 

 簪が話してくれた春萎さんの事に俺達は苦笑いするしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 アリーナ内

 

「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ…」

 

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

 

 試合開始から20分が経過した頃、相手の織斑と篠ノ之は息を荒くし物凄い汗を搔いていたが、私はこの20分、攻撃せずに全てを回避と防御をしていて軽く汗をかいた程度だった

 

「そんな程度で私と戦おうと思っていたのですか?甘いです、激甘です」

 

 私が吐き捨てる用に言うと織斑と篠ノ之は息を荒くしながら睨んできました

 

「ぜぇ…ぜぇ…ふ…不公平…だろ…ぜぇ…兄妹…ぜぇ…で…ここまぜぇ…差がぜぇ…あるぜぇ…なんてぜぇ…よ(なんで、どいつもこいつも俺の言うことを気かねぇんだよ!!)」

 

「ハァ…ハァ…きハァ…貴様ハァ…イカ…サマ…を…ガァ!」

 

 私は篠ノ之の途切れ途切れの言葉に一瞬、ムッとして反射的に<戒剣(かいけん)ナナキ・夜天(やてん)>の引き金を引き、光の槍は篠ノ之の体を掠めた

 

「あんまり、巫山戯たことを言わないでくださいね?今度は本当に風穴を開けますよ?」

 

「「ッ!!」」

 

 織斑と篠ノ之は私のほんの少しの殺気に当てられて顔色を悪くしていた

 

「箒!こうなったら挟み撃ちだ!」

 

「分かった!」

 

 織斑の指示で私を挟み撃ちするように二人が動きだし私を中心に直線になると……

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 二人とも《イグニッション・ブースト(瞬時加速)》で急接近し剣を振るってきた

 

「……挟み撃ちは…相手が逃げようとしている時に使う物ですよ?それに……」

 

 私はそう言い二人が止められない距離に到達すると《イグニッション・ブースト(瞬時加速)》で上空に移動しました

 当然の如く織斑と篠ノ之は壮大に激突キスを行い地面にうつ伏せで倒れてました

 

「SEも意識もあるみたいですね?なら……私から最初で最後の一撃と屈辱を差し上げます」

 

 私は試合終了のアナウンスが聞こえない事と相手のIS2機ともSEが切れてないのを確認してから<戒剣(かいけん)ナナキ・夜天(やてん)>と<戒剣(かいけん)ナナキ・白楼(はくろう)>を二人に向かって構えました

すると、<戒剣(かいけん)ナナキ・夜天(やてん)>と<戒剣(かいけん)ナナキ・白楼(はくろう)>から二本ずつの薬莢……計四発の弾丸が弾き出され、<夜天(やてん)>と<白楼(はくろう)>の銃身の先からピンク色の球体が現れ大きくなっていく

 

「……シュート」

 

 私が引き金を引くと<夜天(やてん)>と<白楼(はくろう)>の銃身の先から出ていたピンク色の球体から極大ビームが放たれ織斑と篠ノ之を呑み込んだ

 

 

 

 

 

続く

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。