Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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どうも、更識蒼です!

今回は人にっては不快になるかもしれませんが申し訳ありません!
そして、主人公が割と大変なことになります!

3話目どうぞ!


クラス代表決めと怒り

 

 

 

 

 

 2025年 4月10日 IS学園・《一年一組》

 

予備鈴がなって直ぐにチカと織斑春萎さんが屋上から戻ってきてから直ぐに山田先生と織斑千冬が入って来てしまった為、チカと話すことが出来ずに一時間目の授業が開始された。俺は教科書を開くが授業は無視してパソコンのキーボードを叩いていく………始めて直ぐに織斑千冬が俺の方に近づいてきて声をかけてきた。

 

「更識兄、授業中になにをしている?」

 

「人に渡す専用機の最終調整を会社と家から頼まれたのでそれをしているだけです……なにか、ご不満でも?授業にでることは既に覚えていますし、内容は聞いているので問題無いですので気にせず続けてください。」

 

俺はつつみ隠さずに作業を進めながら話すと織斑千冬はものすごく不満そうな顔をしているが無視して山田先生に授業を進めさせる。

 

 

 

「ここまでで分からない人はいませんか? 織斑君と桐ヶ谷君は更識君達は大丈夫ですか?」

 

「はい、問題ありません」

 

「俺もです」

 

「大丈夫です」

 

「こちらも大丈夫です」

 

「そうですか…ッ! なら、良かったです!」

 

 

 

そう言って気分上々に授業を進める山田先生。

まあ、俺達は入学するまでの間、カタナ姉さんと簪、本音に本音の姉でカタナ姉さんの従者の(うつほ)さんに徹底的に扱かれ、一年で習う所は全て教わった

 

次の話はISのコアに関してだ。

 

 

「ISのコアには、人格に似たようなものがあり、操縦者の操縦時間に比例して、操縦者の特性を理解していきます。ですので、ISは機械と言うより、パートナーとして扱って下さいね?」

 

「しつもーん!!! パートナーって彼氏彼女みたいな感じですか?」

 

「うえぇっ!!!? そ、それはそうですねぇ〜私はそう言う経験が無いので分かりませんが……あぁ、でもそれはそれで……」

 

 

 

女子生徒……(俺達三人以外女子なのだが)の一人がそんなことを言い出して山田先生が顔を赤くする。

 

そこで授業が終わり、再び山田先生と織斑千冬は教室をあとにし休み時間に入った

 

 

 

 

 

 

 

 

次の休み時間になった俺たちは今度は簪と本音も含めて8人で集まり、夜のALOの雑談をし始める

そうして雑談をしていると……

 

「ちょっとよろしくて…?」

 

「「「ん?」」」

 

 

誰かが声をかけてきて、振り返ると、そこには金髪の少女が立っていた。

 

 

「まぁッ! 何ですのそのお返事! このわたくしに声をかけられたのですから、それ相応の対応があるのではなくて?」

 

その言葉にチカの恋人のカタナ姉さん、キリトの恋人のアスナは怒ったのか目が鋭くなっていた。ここに、ゆうちゃんがいたら即戦闘になっていたかもしれない

 

「全く興味のない相手にどんな対応が必要なのかな、エリート気取りのセシリア・オルコット。それに言わなかったか、俺は『嫌いなのは女尊男卑に染まった奴だ』と。不愉快だ失せろ」

 

俺はこの場の代表として金髪wのセシリア・オルコットに言ってやった。こうでもしないとアスナとカタナ姉さんがキレそうだった。

セシリア・オルコットは俺の物言いにキレて自分の席に戻って言った。

 

「さすが、ソウくんね」

 

「そうか?でも、あのセシリア・オルコットとは何かあるだろうから注意してな」

 

俺がそう言うとみんな頷いてからそれぞれの席に戻る。

 

「では、ISの各種武装についてだが…その前に再来週のクラス対抗戦クラス代表を決めなくてはならない。クラス代表はその名の通りクラスの代表者だ、各種委員会の集まりや会議、その他にも今度の学年別クラス代表対抗リーグに参加する事になる。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」

 

 

要はクラス委員長をやれってことだが……キリトとチカはこう言うのには関わらないだろうな

 

「はい! 織斑君がいいと思います!」

 

「まあ、当たり前かな」

 

「私も賛成です!」

 

「じゃあ、私は桐ヶ谷君で!」

 

「えぇッ!?」

 

「私も私も!!」

 

「なら、私は更識一夏君で!」

 

「えぇッ!?」

 

「私も~」

 

「私は、更識蒼君で!」

 

「……だろうな」

 

 

 

 

ある程度……俺達四人が上がって織斑千冬先生が『他に居ないのか』と念のために聞いてくると、セシリア・オルコットが異議を唱えてきた。

 

「納得いきません!!」

 

バシンと、机を叩いて立ち上がってくる

 

「その様な選出は認められません! 男だからと言ってクラス代表だなんていい恥さらしですわッ!! 代表ならこのわたくし、セシリア・オルコットが一番の適任者でしてよ!」

 

「あら、じゃあそう思う理由を聞いてもいいかしら?」

 

 

セシリアの言葉にカタナ姉さんが反応し、セシリアに問いかける。

 

「ふんっ! そんなの当然ですわ……わたくしはイギリスの代表候補生セシリア・オルコット。こんな文化的にも後進的でイギリスよりも劣っている様な極東の猿……よりにもよってオタクなどの下等生物よりもずっと適任でしてよ?」

 

セシリア・オルコットの『オタクなどの下等生物』の言葉にカタナ姉さんとアスナは怒っていたが必死に抑えていた

 

「イギリスだって対して自慢なんかできないだろ。世界一マズイ料理で何年連続覇者だよ」

 

俺達が我慢している中、チカの元兄の織斑秋羅が我慢出来なくなり、セシリアとの言い合いに。そして、織斑秋羅の言葉にセシリアがキレた。

 

「なっ!!イギリスにだって美味しい料理はいっぱいありますわ! あなた方、わたくしの祖国を侮辱いたしますの!」

 

「先にバカにしたのはそっちだろ!!」

 

一つ歳が上の癖に短気な奴……仕方ない、止めるか……

俺はそう思いながら拍手する。

俺が拍手したことでクラス全体の意識が俺に向く

 

「いや~なかなか、おもしろくもない物を見せてもらったよ……お礼として、二人には言っておこうか、まずは…セシリア・オルコット」

 

「な、何ですの?」

 

「セシリア・オルコット、あんたはイギリスの代表候補生なのだろ?その一代表候補生が日本という国を侮辱したそれはどういうことなのか分かるかな? 分からないなら国家代表にでも聞いてみようか?楯無姉さんは知ってるよね?」

 

俺はロシアの国家代表であるカタナ姉さんに話を振った

そうそう、刀奈姉さんは更識家の当主で楯無の名を受け継いでいてそう簡単に本名を出すことが出来ない…俺達もその事を知り、理解しているのでこういう公の場は更識楯無としての名前を呼ぶことになっている

 

「えぇ、国家代表又は国家代表候補生の言葉はその国の言葉と同じ、今回で言えばイギリスからの言葉と同じ……イコールセシリア・オルコットの日本侮辱はイギリスからの侮辱よ……だから、私達国家代表と国家代表候補生は発言には気を付けないといけないわ」

 

「だ、そうだ。付け加えて俺から言うとセシリア・オルコット、お前は今、どの国にいる?このクラスにはどの国の人が多い?ISはどの国の人間が作り出した物だ?そして、フルダイブ型VRはどこの国の人間が作り出した物だ?……それを踏まえて言いたいことがあればどうぞ」

 

「クッ………ありませんわ」

 

カタナ姉さんの言葉が重くのしかかり、俺の言った事が突き刺さったのかセシリアは引き下がった

 

「さてと、残りはお前か織斑秋羅」

 

「な、なんだよ」

 

俺が鋭い視線で見ると織斑秋羅は少しだけおどけた

 

「確かにイギリスの料理は不味いとも言われているだろう……だがな、それは国としての違いがもたらした事でしか無い。俺は昔、ちょっとした仕事で世界をあちこち回っていてその国の料理を食べたことがある……もちろん、イギリス料理も食べたさ。そこで感じたのは日本は贅沢しすぎだってことだ。不味いから食べない、不味いから食べたくないとか言うけどお前はイギリス料理を食べたことがあるのか?」

 

「そんなの、あるわけ……」

 

「無いだろ?お前は食べたこともないイギリス料理を世界の評価だけで決めつけて侮辱したんだよ。それに、お前は織斑で男性IS操縦者の一人だ……それは、織斑を男性IS操縦者を汚すことにつながるんだ、それを踏まえて侮辱するなりなんなりとすればいい。俺が言いたいことは言ったがなにか、言うことはあるか?セシリア・オルコットも?」

 

「………みなさま、すみませんでした」

 

「………ウザァテエ」

 

セシリア・オルコットはみんなに向かって謝ったが織斑秋羅は謝らずに俺を睨みつけてきた

 

 

「なんだ、その目は?まさか、自分が悪いとは思ってなかったか?」

 

「うざぁてえんだよ!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が!天才の俺に説教じみたことしてんじゃねぇ!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「「「「「「ッ!」」」」」」

 

俺達八人は軽く驚き、殺気がこみ上げてくる。

教室の空気も凍りつき、カタナ姉さん、サクヤの周りの生徒が次々気絶していく……そして、俺は自分でも気づかない内に織斑秋羅の首を掴み、締めていた

 

「「「「「蒼(くん)(お兄ちゃん)!」」」」」

 

 

「……ガキが、調子にのってんじゃねえよ?貴様がどうして俺達のことを知ってるのかなんて、どうでも良いが……[無能]?[死んで当たり前]?…貴様は……あの世界で生きていた人達のことを知らないで良く、そんなことを言えたな?」

 

「グゥ……はな……せよ……てん…さい……の………俺に……ふれてんじゃ……グゥ」

 

「そこまでにしろ、更識兄」

 

ここで織斑千冬が止めてくるが止める気なんて起こらなかった

 

 

「教師面をしないでくれません?世界を混沌に落とし入れた『ホワイトナイト』さん?それとも、こう呼んだ方がいいですか?実の弟を見捨てた『キリングナイト』」

 

「「ッ!」」

 

『『『『!!??』』』』

 

俺のこの言葉にクラス全体がどよめき、織斑千冬と織斑秋羅、篠ノ之箒が俺を睨みつけてきた……すると、後ろから槍らしき長物武器の先が俺の首裏に当たった

 

「ソウ君…これ以上は生徒会長として……姉として止めるわ。少し頭を冷やしなさい」

 

「ッ!」

 

俺は刀奈姉さんの声が聞こえた後ろをゆっくりと向くとSAO時代の刀奈姉さん愛用レジェンダリー武器《ロンギヌス》を構えた刀奈姉さんがど怒り状態の顔をして立っていた

 

「……は、はい…すみませんでした」

 

流石の俺も顔色が真っ青になり、織斑秋羅を離した…織斑秋羅はせき込んでいるが俺にはそれを気にしている余裕は無く、何もせずに席に座った

 

「……で、では、一週間後に第三アリーナでクラス代表決定戦を行う。オルコット、織斑、更識兄弟、桐ヶ谷の五名は準備を怠らないように………更識兄は放課後、私のところに来るように」

 

 

こうして、一週間後俺達のクラス代表決定戦が行われることとなった…

 

 

 

 

続く

 

 


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