Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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VS過去の亡霊Ⅲ 星々の輝き

 

 

 

 

 

 2025年 5月24日

 

 

「兄さん、大丈夫ですか?」

 

「あ、あぁ……」

 

 新しい姿をした春萎に一夏は戸惑いを隠せずにいた

 

「春萎、そんなコスプレしてどうしたんだ?〝白夜〟はどうした?ッ!!」

 

 春萎は一夏の問に「クスッ」と笑った後、左手の<戒剣(かいけん)ナナキ>と同型の剣の剣先を一夏の喉に突きつけた

 

「兄さん、次にコスプレといいましたら斬りますよ?」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「クスッ、別に怒ってないのでいいですよ」

 

 一夏は許してくれた春萎の顔を見て冷や汗を搔き、身震いしていた、そして、同時に一夏は「春萎を本気で怒らせたらダメだと」思い知らされた

 

「「「≪春萎(さん)(ちゃん)!!≫」」」

 

 春萎、一夏の所に蒼、和人、明日奈、サクヤの四人が合流した

 

「皆さん!!和人さん、明日奈さん、蒼さんは大丈夫ですか?」

 

≪あぁ、俺は問題ない。少し憂さ晴らしが出来たからな≫

 

「うん。私達も大丈夫だよ。春萎ちゃんの方は大丈夫?その……服?はどうしたの?」

 

「アスナさん…信じては貰えないかも知れませんが……春萎さんが着ているのは〝白夜〟なんです」

 

「「「≪ええ!!??≫」」」

 

 春萎が姿が変わった所を一番間近で見ていたサクヤの言葉に蒼達、四人は驚きの声を上げた。

春萎は春萎で「クスッ」と笑うと五人の前でヒラリと一回転した

 

「サクヤさんが仰ってることはことは本当のことですよ。これが私の新たな〝白夜〟の姿です!新しい名前は〝夜天の白双騎士(やてんのはくそうきし)〟になります」

 

≪〝夜天の白双騎士(やてんのはくそうきし)〟か……良い名前だ…な、皆?≫

 

 春萎の新しい機体と名前に蒼に続いて皆、頷いた

 

「これ以上の話は後でですね……早く、ラウラを助けないと行けませんから……」

 

「あ、ああ。分かってる………春萎、俺達はどうすればいいんだ?」

 

 一夏が春萎に聞くと春萎は首を縦に振った

 

「皆さんは私の後ろにいてください。既に準備は出来てますから……後は、私がやります!」

 

 春萎はそう言うとゆっくりと上昇し暮桜擬きより少し高い程度の高さで止まった

 

「このくらいなら………最小の被害で抑えられますね……皆さん!何があっても私の前に出ないでください!巻き添えにしたくありませんから!!」

 

「「「「≪ああ!!(うん)(はい)≫」」」」

 

 春萎の忠告に春萎の後ろに待機している五人とも頷くと春萎は両手の<戒剣(かいけん)ナナキ>を暮桜擬きに向けた

 

[ッ───────!!!!]

 

 春萎の行動に気が付いた暮桜擬きは剣を構え、春萎に振るおうとする

 

「……バインド!」

 

 春萎が呟きと共に<右手の戒剣(かいけん)ナナキ>の引き金を引き、エネルギー散弾が発射されあたりに散らばる

 

[────!!]

 

 エネルギー散弾が散らばり当たった箇所から白い鎖が形成され暮桜擬きの身動きを止めた

 

「……ラウラ…直ぐに助けるから…」

 

 春萎がそう言うと両手の<戒剣(かいけん)ナナキ>から七発ずつ…計14発の薬莢が弾き出され、銃口に桃色の巨大なエネルギーの球体が形成されて行く…そして…

 

 

 

 

「……我が敵を穿て、星々の輝き…我が友を護れ…破滅の閃光……《星光破(スターライト・ブレイカー)》」

 

 

 春萎の<戒剣(かいけん)ナナキ>から眩い閃光が放たれ暮桜擬きを呑み込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 私は目を覚ました。外がオレンジ色に染まっていることから夕方なのはわかり………消毒液の臭いから、自分は保健室にいると言う事を察した。

 

「気が付いたか?」

 

 ふと声を掛けられ、声の方に向くと、そこにはドイツ時代の教官……織斑千冬がいた。

 

「織斑先生……」

 

 織斑先生は私がこの学園に来たとき、少しだけ話した時と同じく、睨み着けてきた

 

「…お前はなぜ、力を拒んだ?」

 

「……前にも言いましたが、私はハルナのそばに要れれば良いだけです。そこには……織斑先生の言う()()()()は必要ありません……ましてや、与えられた力など必要ありません!」

 

「愚かになったなラウラ!なら、貴様はあの、落ち零れのラウラ・ボーデヴィッヒに戻るというのだな!」

 

「それは……」

 

「そんなことありません!」

 

 私が織斑先生の言葉に口ごもると……隣のベッドからハルナの怒鳴り声が聞こえてきて振り向くとベッドに横たわってるハルナが目に入った

 

「織斑妹、今は………」

 

 パシイィィィィィン

 

 織斑先生がハルナに何かを言おうとすると……ベッドから降りてきたハルナが、実の姉である織斑先生の頬を叩いた

 

 

「ラウラは……私の大切な友達は落ち零れではありません!たとえ、()()()()が言う、絶対の力が無くてもラウラは私の最高の友達です!」

 

 ハルナはそう言うとナイフを量子変換させてハルナはツインテールの髪の毛を切り落としてショートヘアになってしまう

 

「千冬姉さん……私があなたの妹……()()()()として、会話をするのは今日………この会話だけです……私は兄さんの所に行きます。もう、あなたと秋羅とは赤の他人になります」

 

「…何を……言って……いるんだ?」

 

 ハルナの言葉と行動に動揺を隠せない織斑先生が掠れた声でハルナに聞いた

 

()()()()()()()()()()ここから出て行ってください」

 

 ハルナは最後にそう言うと織斑先生は訳も分からない顔をしていたがハルナの言うとおり医務室を出て行った

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

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