Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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日常回2話目になります。
今回はギリギリ間に合いましたが次回は間に合うか正直、分かりません。
それに、今回はいつもより短くなってしまいました……すみません





木綿季の日 2

 

 

 

 

 横浜市保土ケ谷区 教会

 

 

「ここは……」

 

 港北総合病院からリムジンに揺られ30分位して付いた先……木綿季と藍子が来たかった場所……それは、静寂に包まれた教会だった

 

「ボク達のお母さんはクリスチャンで何度かここに連れてきて貰ってるんだ。懐かしいや」

 

「ええ、そうね。ここに、私と木綿季……それから、母の三人で何回も来ました…」

 

 リムジンから降りた2人は母と教会の思い出に浸っていた

 

「それじゃあ、場所聞きに行かないとね」

 

 木綿季はそう言うと近くの花屋で買った白いユリの花を持って教会の方へ歩き出した

 

 

 

「久しぶり、お父さん、お母さん」

 

 教会に来てから約五分、木綿季が神父にお墓の位置を教えてもらった為、5人は直ぐにお墓に辿り着くことが出来た

 

「ボクと姉ちゃんは病気をソーに治してもらって元気になりました。お父さん、お母さん、ソーの覚えてるかな?ボクが小学校の時に友達になってボクが病気だって事がバレてもずっと、仲良くしてくれてた男の子だよ」

 

 木綿季は墓石にゆっくりと話しかけ始めた。キリスト教では『死んだ人を拝まない』となるが木綿季も藍子もクリスチャンでは(一応)無かった

 

「お母さん、お父さん、お久しぶりです。私もこの命、蒼さんに助けて貰い元気にしてます」

 

 蒼達の話の前に藍子がユリの花を置き、優しく墓石に話しかけた

 

「お久しぶりですね、覚えているでしょうか?更識蒼です。僕とゆうちゃん…木綿季と藍子さんとは2年前に偶然、ゲームの中で会うことが出来たんです。本当に偶然で最初は気が付きもしませんでしたから……ゲームから脱出するのに2年、それから別の事件に僕が巻き込まれてしまいましてね。木綿季と藍子さんを助けるのに時間が掛かってしまいました」

 

 藍子の次に紺野家と付き合いが合った蒼が墓石にSAOとALOの二つの事件と木綿季と藍子さんと再開した事を簡潔に話した

 

「もう一つ……お伝えし無ければならない事があります。僕は木綿季と結婚を前提でお付き合いさせて頂いてます。ずっと、木綿季には励まされ、ずっと僕の事を照らしてくれている木綿季の事が大好きでした。何があっても木綿季と子供達を護ります」

 

 蒼は涙を流すも力強く墓石に誓っていた

 

「お父さん、お母さん。ボクも伝えておかないと行けない事があるだ……ソーと再開した事件の時に親を亡くした姉弟をボクとソーで引き取ることになったんだ。紹介するね」

 

 木綿季がそう言うと後ろに居た、朷夜と美乃梨が木綿季の両隣に立った

 

「女の子がお姉さんの美乃梨ちゃんで男の子が弟の朷夜だよ」

 

「……初めまして、美乃梨と言います。お母さんには今年からですけど……お世話になってます」

 

「朷夜です。僕はママとパパとはゲームの中で一人ぼっちのところを助けてもらいました。ママは本当に強い人です……」

 

 朷夜と美乃梨は両親の葬式を思い出してしまったのか涙を流し墓石に挨拶をしていた。

それの姿を見た、木綿季は地面に膝をつけて両腕で抱きしめ、蒼は二人の頭を撫でる

 

「お父さん、お母さん。ボクは……ボク達は頑張って生きていきます。お父さんとお母さんが与えてくれたこの命を大切に……そして、この子達の為にもボク達は生きていこうと思います。だから、見守っていてね」

 

 木綿季がそう言い立ち上がると静に風が吹いた

まるで、木綿季の言葉に風が応えたかのように……

 

 

 

 

 

 




えっと、今回でたキリスト教の話は調べて書いたんですが……正直、説明がやたら長くなると感じて本当にこの話で必要だった部分だけを抜き取り書いています。ですので適当に書いてるわけでは無いことを明記しておきます。(まあ、もう少し説明を入れても問題は無かったとは思っていますが……)


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