Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
ぶっちゃけ、二千文字辺りで書いているのでもう少し続きます。(出来れば今回の日常回で生還者の西風メンバー全員を出せれば良いかなって思っていますがどうなるか分かりません)
それではどうぞ~
20日 更識家・夜
「「「「「「木綿季(さん)(ちゃん)!!!退院おめでとうおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」」」」」」
更識家の一角、金持ちが集まるどでかいパーティが行われるような大きなパーティ会場でSAO・旧ALOでの仲間たち……【西風の旅団】メンバーが集まっていた。
そこには、ハルナの姿もありこの場に居ないのはIS組のセシリア、鈴、シャルロットとラウラ、それから遠い所に住んでいるマカとソウル、AIのユイちゃんの7人だけだった
「みんな、ありがとう!!」
お祝いされている当の本人、木綿季は紫のドレスに身を包み笑顔でみんなに御礼を言っていた
「ゆうちゃん。改めて退院おめでとう」
「うん!ありがとう、ソー!」
木綿季の隣には水色基調のスーツ姿で手にはジンジャエールが入ったワイングラスを持つ蒼が立っていた
「ソーのお家は本当にデカいね!ボク、驚いちゃったよ!!」
「はは、家に来た人達はみんな、そう言うよ……おっと、ごめん、ちょっと席を外すよ。直ぐに戻るからみんなと楽しんで」
「あ、うん」
蒼は木綿季にそう言うと会場の隅の方に歩いて行ってしまった
「……」
「そんな顔してどうしたのユウキ?」
「アスナ……キリト……」
そんなとき、木綿季の親友、白と赤のドレスを着たアスナこと結城明日奈と黒のスーツを着たキリトこと桐ヶ谷和人の2人が木綿季に話しかけてきた
「ずっと、一緒に入れなかったからなんだとは思うけど……ソーが何処か行くだけでもなんか…不安になっちゃうんだ……」
「ユウキ…」
「はは、ごめんね。折角のパーティなのに弱いところ見せちゃって」
木綿季は涙を拭き微笑んで2人に謝った
「そんなこと無いよ、ユウキ」
「あぁ、誰にだって弱いところはある。俺にもチカ達にもだってな。弱いところを見せられるのも仲間だろ?」
「アスナ…キリト……うん。そうだね、ありがとう」
「ソウ君なら大丈夫よ、ユウキちゃん」
「カタナさん……」
2人と話している木綿季の所に藍色のドレスに身を包んだ蒼の姉の刀奈が数種の料理が乗っているお皿を二つ持って歩いてきた
「ごめんなさい、盗み聞きするつもりは無かったんのけれど話が聞こえてきたから聞いてしまったわ」
「い、いえ、それに聞かれたらまずい話ではありませんし……」
木綿季は家の主でもある刀奈に慣れない敬語を使うと刀奈は「クスッ」と笑う
「ふふ、いつも通りでいいのよ、ユウキちゃん。それから、もう一度言うわね、ソウ君は大丈夫よ。多分、席を外したのもある物のシステム起動だと思うわ」
「ああ~!学園で今日の為にって作ってた物だよね?」
「えぇ、私もなんの物なのかは分からないのだけど今日の為って頑張っていたわね」
「そうなんですね…………」
「みんな!パーティ中にすまない!少しいいか!」
木綿季と刀奈がこの場にいるみんなに聞こえるように大きな声で叫んだ
「今回、《西風の旅団》メンバーで残念ながら来ることが出来なかった2人がいる……更には2人の所は電話が無くゆうちゃんのお祝いが出来ないと手紙に書いてあった……だから、俺はこのシステムを今日の為に用意した!」
蒼の隣には大きな円形の機械が置いてあり、みんな首を傾げていた
「こいつは……まあ、説明するよりは使った方が良いな」
蒼はそう言うと機械を起動される。
機械が起動すると四角いディスプレイが投射される
『ヤッホー。みんな、見えてる?聞こえてる?SAOβテストプレイヤーとSAO《西風の旅団》のみんなは久しぶり!新しい人は初めまして!』
映像が映し出され映像内では黒と赤のドレスを着た緑の瞳とアッシュブロンドの長髪で、髪型はツインテールの少女が手を振り、赤い瞳と銀髪で赤いワイシャツに黒いスーツ、黒いネクタイの少年がソファーに座りこちらを見ていた。
『私の名前はマカ=アルバーン、16歳。ソウルと一緒にSAOβテストからソウと一緒に活動をしていた者です』
『俺はソウル"イーター"エヴァンス。年は16。マカとは学校の同級でルームシェアしてる。マカと同じでβテストからソウと一緒に活動していた。よろしくな。それから…………』
少女……マカと少年……ソウルは自己紹介すると軽く深呼吸をする。
『『ユウキ(ちゃん)、退院おめでとう!』』
マカとソウルは映像越しではあるが大声で木綿季の退院を祝った
「…マカ、ソウル。2人ともありがとう……ボク、本当に嬉しいよ!!」
祝ってもらった木綿季は涙を流して喜びマカ達二人に微笑んだ
「さて!SAO《西風の旅団》メンバーが揃ったところでみんなでもう一度乾杯しよう!ほら、ゆうちゃん」
いつの間にか木綿季の隣に戻っていた蒼が木綿季の肩に手を置いた
「うん!みんな!今日は本当にありがとう!!!カンパーイ!!!」
「「「「「『『乾杯!!!』』」」」」」
木綿季の声に合わせ、映像越しのマカやソウルも含めたみんなが手に持っていたワイングラスで乾杯した
続く