Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
今月から更新を再開させて頂きます。
今回も木綿季の日になります。
木綿季の日は予定では次週まで続くと思いますがよろしくお願いシます。
今月からまた、よろしくお願いします。
20日 更識家・夜
「あ、お兄ちゃんにソウ君にユウキさん!!」
蒼と木綿季、和人の三人は明日奈と刀奈と別行動で料理を食べながら集まった人の所に行くと黄緑色のドレスに身を包んだ少女、リーファこと和人の妹の桐ヶ谷直葉に呼び止められた
「やあ、直葉さん」
「こんにちは、直葉!」
「スグ楽しんでるか?」
「こんにちは、ユウキさん。ドレスだから、少し恥ずかしいですけど楽しませてもらってるよ」
「そうか、それは良かった」
「楽しんでいてくれて良かったよ」
直葉の言葉に兄である和人と主催者側でもある蒼は嬉しそうだった
「改めて、ユウキさん。退院おめでとうございます」
「うん!ありがとう直葉!直葉も来てくれてありがとうね」
「いえ!こちらこそお誘いありがとうございます。少し憧れていたんです、こういうドレスを着るのって」
直葉はくるりと回り自分のドレス姿を見せた
「聞いてなかったよね?似合ってるかな?お兄ちゃん、ソウ君」
「あ、あぁ、良く似合ってるぞ」
「似合ってると思うよ」
「ありがとう、お兄ちゃん、ソウ君」
「……」
蒼が直葉にそう言っていると木綿季が蒼に対して冷たい視線を送ってきた
「あ!ソウさん、キリトさん、ユウキさん、直葉さん!」
「アンタ達、ここにいたのね」
直葉と話していると黄色いドレスを着た少女、シリカこと綾野珪子が走り珪子の後ろから桃色のドレスを着た女性、リズベットこと篠崎里香が歩いてきた
「やあ、珪子、里香。パーティは楽しんで貰えてるかな?」
「はい!こう言うのは初めてだったので最初は少し、緊張しましたけどソウさんが近くにいるのが分かってるので………その…」
「この子、アンタを見つけるまでずっと、ガチガチだったのよ」
「あ!?里香さん、その事は言わないでくださいよー!」
「「「…アハハハ」」」
「みなさんも笑わないで下さいよー!」
蒼の前で里香に言われたくない事を言われ、和人達に笑われて珪子はむくれていた
「いつ見ても二人とも本当の姉妹に見えるよ」
「「え?」」
突然の蒼の言葉に里香と珪子の二人は驚いてしまう
「い、いきなり何を言い出すのよ?アタシとシリカが姉妹に見える?そ、そんなわけ無いわよね?」
「……」
突然の蒼の言葉に里香は動揺し珪子は顔をほんのり赤くしていた
「確かにリズとシリカはずっとSAOの時から一緒に居るし仲もいいから姉妹に見えるな。スグもそう思うよな?」
「うん!里香さんと珪子さん、本当に仲良いですから姉妹だって言われても信じちゃうと思いますよ」
「ボクもシリカとリズは姉妹に見えるかな?何処って言われると上手く言えないけど……リズが《西風の旅団》に入ってからずっと一緒に行動していたからかな?」
「「……」」
和人、直葉、木綿季の三人からも同じく「姉妹に見える」と言われた珪子と里香は顔を赤くして黙り込んでしまう
「あ、アタシ、アスナ達の所に、い、行くから!」
「あ!里香さん、置いてかないで下さいよー!」
「あ、二人とも……行っちゃった」
里香が先にこの場を離れその後を珪子が追いかけてこの場を離れていった
「からかい過ぎましたね……」
「うん。少しやり過ぎたかな?」
「そうみたいだな」
走って行く二人の背中を見ながら蒼達、四人はやり過ぎたと思っていた
「キリト、ソウ、久しぶり」
「久しぶりだね、二人とも」
そんな時に空色のドレスを着た黒髪のセミロングの少女と茶スーツを着た茶髪の少年が和人と蒼に話しかけてきた
「あ……ああ、久しぶり、ケイタ、サチ」
「……ひ、久しぶり」
少女…サチと少年…ケイタの二人に話しかけられた蒼と和人は何処か遣りきれない顔をしていた
「……直葉、ちょっと付いてきてくれない?」
「あ、はい」
木綿季は何かを思ったのか直葉を連れて蒼と和人を残してその場を後にした。
「えっと、ユウキさん?いきなりどうしたんですか?」
外のテラスまで連れてこられた直葉が目の前で星を眺めている木綿季に聞いた
「いきなりごめんね。あの場は四人だけにしたほうが良いかなって思ったんだ……」
直葉の方に顔を向けた木綿季の顔は少し悲しそうだった
「お兄ちゃんとソウ君に何かあったんですか?」
「うん。本当はこういう場で話すべきじゃ無いんだと思うんだけどね……直葉には話しておいたほうがが良いと思うから……」
木綿季は一度直葉から目をそらしてから直葉の目をしっかりと見つめた
「キリトがケイタとサチに会ったのはSAOが始まってから数カ月がたった頃……二人が前に所属していたギルドを助けたからだったんだ」
「え?サチさんやケイタさんは別のギルドだったんですか?」
SAOの話を詳しくは知らなかった直葉はケイタとサチが前は別ギルドに所属していた事に驚いていた
「うん。ギルドネームは《月夜の黒猫団》。ケイタがリーダーでケイタとサチを含めた友達五人で設立したギルドなんだ」
木綿季は自分の知っていることを語り始めた……キリトがケイタ達……サチのコーチをすることになったこと、約二ヶ月後、ケイタを除いた27層迷宮区に挑み、サチとケイタ以外の《月夜の黒猫団》メンバー、三人が死んでしまったこと、そして、ケイタ達が《西風の旅団》に入ったこと……全てを語った
「それで……お兄ちゃんとソウ君はサチさん達に話しかけられたとき、何処か遣りきれない顔をしていたんですね…」
「うん。二人とも……特にソーは《月夜の黒猫団》を壊滅させたのは自分だって思い込んじゃてて…そんな時にクリスマスの日にあるイベント情報がソーの耳に届いたんだ…」
「あるイベント……?」
「クリスマスの日……25日の0時丁度、ある樅ノ木の下に『還魂の聖晶石』と言うレアアイテムをドロップする〝背教者ニコラス〟が現れる。ソーは『還魂の聖晶石』に最後の望みをかけたんだよ…」
「どうしてソウ君はそのレアアイテムを取りに行ったんですか?」
「『還魂の聖晶石』は蘇生アイテムって噂が流れたんだ…」
「!!!????」
直葉は『還魂の聖晶石』の事を聞いて直ぐに気が付いた。
蒼は《月夜の黒猫団》の三人を蘇生しようと考えていたのだと
「ソーの異変に気が付いていたボクはキリトに頼んでクラインにソーを監視してもらっていたんだ。ソーは一人でニコラスを倒すために誰も見つけてい無かったニコラスの出現場所を見つけていたんだ。その時が始めてかな?ソーを本気で怒ったの」
「……ユウキさんもソウ君を怒ったことあるんですね」
木綿季は蒼を本気で怒った事に笑い、直葉はいつも仲が良い木綿季と蒼にもそんな時があるんだと苦笑いしていた
「ボク達も人間だからね、喧嘩し合う事だって、怒ることだってあるよ?でも、そうだね。ボクがソーを本気で怒ったのはあの時が最初で最後かな?あれからはボクがソーを怒ることは無かったよ……何度も心配させられたけどね」
「…あの、因みになんですが、ソウ君を本気で怒った時、なんて言ったんですか?」
自分達も人間だからと笑いながら話す木綿季に直葉は本気で怒ったときになんて言ったのかと気になり木綿季に聞いた
「えっーと、『ざけんな!さっきからなに!?黒猫団の三人が死んだのは自分の所為にしてくよくよしてさ!誰の所為でも無いでしょ!?勝手に思い込んで一人で行こうとしないでよ!相談してよ!何のためのギルドなの!何のためにボクは一層から着いてきたのさ!ソウ、ボクは一層の時に言ったよね?『ボクは何があってもソウの側にいるからね』ってソウは一緒に行こうって言ったよね?でもなんで、感じんな時にはボクを置いてい行こうとするの!ボクがお荷物ならそう言ってよ!』だったかな?」
「うわぁ~、ソウ君かなり堪えたんじゃ無いんですか?」
「あの時のボク達は友達以上恋人未満……ソーとは相棒って関係だったからどうかはボクにも分からないけど…でも、ニコラス戦の前まで目を合わせてくれなくてどうしてって聞いたら『接し方に困ってる』って言っていたから堪えてたのかな?」
普段通りに話す木綿季に直葉は冷や汗を搔きながら苦笑いしていた
「あ!お母さんに直葉お姉ちゃん。ここに居たんですね!探してたんですよ。何かあったんですか?」
「美乃梨ちゃん!うんん。何でも無いよ。少し直葉と話していただけだよ」
木綿季と直葉の下に白基調の所々赤があるドレスを着た木綿季と蒼の愛娘の美乃梨が室内からテラスに出てきた
「お母さんが主役なんですから途中で居なくならないで下さい」
「アハハハ、ごめんね。美乃梨ちゃん。それから探しに来てくれてありがとう。直葉、戻っか?」
「あ、はい」
木綿季と直葉、それから美乃梨は室内に戻っていった
続く