Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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どうも更識蒼です!

まず最初にリメイク前を知っている方はご存じだと見てない方にはこれから…………私は織斑千冬が嫌いだ。私は織斑千冬が嫌いだ。私は織斑千冬が大嫌いだ



と、言うことで私は織斑千冬が大嫌いです。まあ、モップこと篠ノ之箒も大嫌いですがね。


なんで、こんな話をしたかというと今回は織斑千冬アンチが色濃く出ているかもしれないと言うことです。

それから、他アニメから何人か登場しますが言葉遣いとか変だったらコメントください。なるべく近づけたハズなんですがうまくできたが不安でしょうが無いです。








それではどうぞ!


委員長と開発

 

 

 2025年 4月11日 IS学園・一年一組 

 

「織斑兄、更識兄弟、桐ヶ谷」

 

ホームルームの途中、山田先生の連絡の後、織斑千冬に織斑秋羅を含めた男性IS操縦者は呼ばれた

 

「「「はい」」」

 

「なに、千冬姉」

 

織斑秋羅の発言後、直後ズヴァン!と言う音と共に織斑千冬が出席簿を織斑秋羅の脳天に振り下ろしていた

 

「馬鹿者、〝織斑先生〟だ。公私の区別を付けろ!‥‥‥ンンッ!、それでだがお前達のISだが時間が掛かる。学園で専用機を準備する事になった」

 

織斑千冬の言葉にクラス全体が響めいた…それもそうだ、この時期に専用機…しかも四人分もだ

 

「俺達三人には必要ない」

 

「専用機の事は既に決定事項だ。お前達に拒否権は無い」

 

織斑千冬はそう言うが…俺達三人には……いや、アスナやサクヤを含めれば五人の専用機は更識家、レクト社で共同開発されている(サクヤのは完成している)

 

「俺達三人の専用機は更識家、レクト社で共同開発されている。更に国際IS委員会や総務省からもその有無は伝えられているはずだが‥‥‥」

 

「そんなことは知らん。お前達のは学園で準備する。これは決定事項だ、異論は認めん」

 

この言い様には俺達はいい顔をしなかった‥‥‥学園の一教師がこんなことをして良い分けないが、織斑千冬は反論させまいと睨みで俺達に重圧を掛けてきた

 

『そこまでですわ、織斑さん』

 

 

【!!??】

 

俺がどう、反論しようかと考えていると黒板型ディスプレイにピンクロングヘアの女性が映し出された

 

「貴様‥‥‥誰だ?」

 

織斑千冬はディスプレイ越しの女性を睨んでいた

初対面の人に貴様呼ばわりは不味いと思うが‥‥‥織斑千冬には関係ないのだろう

 

『あら、私をご存じないのですか?わたくしは‥‥‥』

 

【きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!】

 

女性が話そうとするとグラスの大半の女子が悲鳴のような叫び声を上げた

 

「ラクス様よ!ラクス様!」

 

「歌手のラクス様!?なんで!?」

 

他、諸々とディスプレイに映る女性を知る女子が喜びに叫び声を上げた

 

「お前達、静かにしろ!」

 

織斑千冬の怒声で静かになるがディスプレイの女性は織斑千冬を冷たい目で見ていた

 

「改めまして、国際IS委員会本部委員長のラクス・クラインですわ。」

 

「‥‥‥‥失礼しました。IS学園、教師織斑千冬です。きょ、今日はどのような御用件で?」

 

入学してそんなに経っていなかったが織斑千冬の敬語姿を見て少し驚いた

 

『先程の専用機の事に関してですわ。蒼、一夏さん、和人さんの専用機は先程、蒼が言いました通り、レクト社と更識家共同開発されてますわ。それは委員会日本支部の者と総務省の方に貴女とお隣の方、学園長さんに通達してもらったはずです。それをお知りにならないと仰り、専用機を別に用意する‥‥‥そのようなことを一教師の貴女がして良いことなのでしょうか?』

 

「‥‥‥‥そ、それは」

 

ディスプレイ越しの女性‥‥‥ラクスさんの少し強めの口調からの正論はいつも上からの物言いの織斑千冬は言葉を詰まらせていた

 

『確かに貴女は〝ブリュンヒルデ〟として名誉を持っています。ですが、〝ブリュンヒルデ〟は称号であり名誉

であり〝権力〟や〝力〟ではありませんわ。その事を間違わないで下さい。そして、行動する前に考えてください、周りへの影響を‥‥貴女が動いた事による未来を考えてください。

 

それから蒼、あなたの専用機は開発に時間が掛かっていますわ。

繋ぎとなってしまいますがわたくしからカスタム機を用意しました。明日には届くと思いますので確認お願いします。それではわたしくは失礼します。』

 

「了解しました」

 

ラクスさんは微笑むと通信が切れクラス内は静まり返っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 4月11日 IS学園・第二アリーナ・整備室

 

 

翌日の放課後…俺と簪、サクヤ、チカは第二アリーナにある整備室に来ていた……リハビリ中のアスナと付き添いのキリト、生徒会の仕事でカタナ姉さんと虚さん、本音はこの場に居ない

 

「これが、簪の専用機《打鉄弐式》か……」

 

俺達の前にはハンガーに鎮座するIS……簪と同じく水色を強調している機体……打鉄弐式…第二世代の打鉄を元に簪用にカスタマイズされた機体……

 

「うん……スペックや完成度は昨日言った通りだよ」

 

 

ディスプレイを見ながら打鉄弐式の装備を再度確認する

 

まずは春雷

背中に搭載された2門の連射型荷電粒子砲

次に夢現

近接武器である対複合装甲用の超振動薙刀

最後に山嵐

打鉄弐式の最大武装。第3世代技術のマルチロックオン・システムによって6機×8門のミサイルポッドから最大48発の独立稼動型誘導ミサイルを発射する

 

武装はこの三つで武装自体はある程度完成しているがその中でも山嵐が一番完成度が低い

その理由は第三世代技術のマルチロックオン・システムが完成どころか白紙同然な状態らしくどうしようも無いらしい

他にもOSが全く完成しておらずハリボテ状態で予備のパーツすら無い……普通ならお手上げ絶望状態だ

 

「そう言えば、お兄ちゃん……お昼に言ってた助っ人はいつ来るの?」

 

「もう来るはずなんだけど……」

 

そう、俺は昨日の内にある人達に《打鉄弐式》制作の助っ人を頼んでいた……はっきり言って呼んだ助っ人はチートだ

 

「更識君!お客さんを連れてきましたよ」

 

「ソウ、遅れてごめん」

 

「すまんな、坊主」

 

「失礼する、ソウ遅れてすまない」

 

考えていると整備室の扉が開き山田先生と肌が茶色く焼けている男性、茶髪で白を中心にした服を着たひ弱そうな男性、紺髮で赤黒いスーツを着た男性が入ってきた

 

「お久しぶりです、マードックさん、キラさん、アスランさん」

 

「久しぶりだな、坊主。知らない坊主達も居るから……俺はコジロー・マードック。国際IS委員会委員長直属のIS部隊の整備士をしてる…よろしく頼むぜ」

 

「久しぶり、ソウ。国際IS委員会委員長直属IS部隊総隊長のキラ・ヤマトです。よろしく」

 

「久しぶりだな、ソウ。同じく国際IS委員会委員長直属IS部隊第一部隊隊長のアスラン・ザラだ、よろしく頼む」

 

三人の男性はそれぞれ自己紹介をしてくれた……三人から出た“国際IS委員会委員長直属”の言葉に俺以外のこの場にいる人達が驚いて固まっていた

 

 

「そ、それでは私はこ、これで失礼しますね!」

 

かなり動揺していたが山田先生はそう言うと整備室を出て行った

 

 

 

「ソ、ソウさん……どうやって知り合ったのですか?」

 

次に硬直から回復したサクヤが俺に聞いてきた

 

「キラさんとアスランさんとは小さいときに戦闘術やサバイバル術にハッキング術、プログラムのソフト面やハード面を教わっていてね、マードックさんとはIS学園に入学が決まる少し前からISの整備を教わってるんだよ」

 

俺の説明に硬直から既に回復していたチカや簪が苦笑いしていた……そして直ぐに簪がキラさん達の前に歩き止まった

 

「……更識簪です…私のために来て下さってありがとうございます」

 

簪はキラさん達に深々とお辞儀とお礼をいう……キラさんが前に出て微笑んだ

 

「顔を上げて、簪さん。君のことはソウから聞いているよ。可愛くて大切な妹ってね」

 

「ああ、昨日もソウの奴が《大事な妹の為に力を貸してほしい》とラクスとカガリ……本部委員長と日本支部委員長に頭を下げてたからな」

 

「………」

 

キラさんとアスランさんからの暴露に俺は顔を真っ赤にした

 

「さ、さっさと始めましょう!」

 

俺は今の空気に耐えられなくなり無理矢理に作業を始めようとする……その場の俺と簪以外は少し笑っていた

 

 

「そうだね、始めようか……マードックさんは機体で僕がソフト面、アスランがハード面、ソウは僕とアスランのサポートをお願いね」

 

「分かってるぜ、坊主。嬢ちゃん、聞きたいことがあるから手伝ってくれないか?」

 

「は、はい」

 

マードックさんは簪と話をしながら機体をいじり始める……マードックさんと話をしている簪はどこか楽しげだった

 

「俺達も始めよう……ソウ手伝ってくれ」

 

「了解です、アスランさん。キラさんも何度も言ってください」

 

「うん、分かってるよ」

 

俺は眼鏡型ディスプレイを付けて両手で違うプログラムを作るためにキーボードを叩く

 

「す、すげー……てか、俺らはここに必要なのか……」

 

「……」

 

チカが何呟いて居たが、俺は何を言っているか聞こえなかった

 

「……サクヤ、バーニアの制御数値を出してほしい、来てくれ」

 

「分かりました」

 

サクヤは軽く頷くと小走りで俺の隣に来て俺と同じ眼鏡型ディスプレイを掛けて早速、打ち込み始めた

 

「制御数値を出して、打ち込んでおきました。それと、拡張領域内からの武器展開速度も数値化して入力しておきました……確認お願いします」

 

「…流石だよ、サクヤ。こちらは、終わりましたよ」

 

サクヤから送られてきたデータを確認すると全くミスの無い…それどころか俺の頭にあった物より良い出来だった

 

「こっちもできあがったよ、アスラン、そっちは?」

 

「俺も問題なく完成している」

 

キラさんとアスランさんも出来上がっており、後は機体面をと思い簪とマードックさんの方を見るとなぜか簪が泣いていた

 

「か、簪!?マードックさん!一体どうして簪が泣いているんですか!?」

 

「‥‥大丈夫‥‥だよ‥‥お兄ちゃん‥‥ただ、嬉しくて‥‥お兄ちゃんやキラさん達が手伝ってくれて嬉しくて‥‥マードックさんがいろいろと教えてくれたり、強化案を出してくれたのが嬉しくて‥‥止まらなくて‥‥」

 

簪は嬉し涙を堪えられなくなって涙を流していた

マードックさんはいきなり涙を浮かべられて戸惑っていたらしい

 

「‥マードックさん‥‥‥〝打鉄弐式〟を強化して下さい‥‥」

 

「…良いのか?…少し時間が掛かっちまうぞ?」

 

 

「……はい、お願いします…時間が掛かってもお兄ちゃんやお姉ちゃんの隣に立ちたいから‥‥‥お兄ちゃんは代表戦の方に集中して…私の所為で負けてほしくない……」

 

「簪……わかった……でも、無理するなよ」

 

「……うん」

 

簪は顔を赤くして頷く……周りを見るとサクヤが顔を赤く、チカとアスランは呆れ顔を、キラさんとマードックさんは俺の方を見て微笑んでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く


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