Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
これを書いてる時に没になった話を少し……
本当でしたら臨海学習の転入時に木綿季と蒼の通っていた小学校の同級生が木綿季の病気のことを大声でバラす云々の話を考えて書いていたのですが……まあ、書いてて胸糞悪くなったので没として今回の話に書き直した……そんな、裏話があったりします(別に読者の皆様に言う必要は無いと思いますが、一応言っておきます)。
それでは、改めてどうぞ!
絶剣来る!!
「それでは、旅館に入る前に皆さんに一組の新しいお友達をご紹介します。更識くん、お願いします」
臨海学習当日、IS学園の臨海学習で使わせて貰っている旅館に到着して直ぐに転入生のゆうちゃんとこれから寮にすむことになるソウキ達の紹介になった
「はい!」
俺は山田先生に言われるとゆうちゃん達を連れて全員の前に立つ
「僕の方から紹介をさせて頂きます。最初に僕の隣にいるのは紺野木綿季さんで体の関係上…この時期に転入することになりました。付け加えるとユウキさんは僕と同じSAO生還者です。………ほら、ゆうちゃん」
俺があらかた説明するとゆうちゃんに小声でつぶやく
「えっと、紺野木綿季です。趣味はALOと料理……………す、好きなことはソーの寝顔を見ること……よ、よろしくお願いします!」
ゆうちゃんは最後の所で顔を真っ赤にして自己紹介を終わらせる。女子達が黄色い声を上げた
「静かにしてくれ、次にこの子たちの紹介なんですが正直に言いますと俺とユウキの子供です。……あまり、言いたくはありませんが二人はSAOの被害者です。それから、二人に手を出そうとするのであれば容赦はしませんので、…美乃梨ちゃんからお願い」
俺が深刻な顔で言うとみんな静かに頷く。
俺はそれを見てから美乃梨ちゃんにつぶやく
「えっと、更識美乃梨と言います。普段は学校に通ってるので朝と夜くらいしか居ませんがよろしくお願いします」
「更識朷夜です。僕もお姉ちゃんと同じで学校に通ってるのであんまり居ませんがよろしくお願いします!」
可愛らしい二人にまたもや女子が叫ぶ、その光景をソウキ達は苦笑いで見ていた
その後、山田先生に怒られて静かになった後に一組の生徒から順番に旅館に入って行くことになった
「うわぁ~綺麗~」
旅館で少し休憩してから水着に着替えて砂浜に出るとゆうちゃんとミノリちゃんが目を輝かしていた。
「そうだね………でも、ゆうちゃんの方が綺麗だよ?」
「………あ、ありがとう////」
俺がそう言うと紺と白の水着を着たゆうちゃんは顔を真っ赤にしながら呟く
そこに……
「あら、ソウくん。ユウキちゃんも早いわね」
「よお、ソウ、ユウキ」
後ろから声が聞こえ振り向くと濡れても大丈夫な白のパーカーを羽織ったチカと俺と同じ水色のパーカーを羽織ったカタナ姉さんが歩いてきた
「あ!チカ、カタナ!」
「そうかな?これでも少し休憩してから来たんだけどな」
「私達はもっと早くに来るつもりだったのだけど、ちょっとね…チカ?」
「ああ……ソウには言っておいた方がいいかもな。実は……」
チカと刀奈姉さんは遅れてきた事の発端を話してくれた
なんでも、設けられた更衣室に行こうと旅館内を歩いていると機械のウサ耳が地面に刺さっていて、それを引っ張り抜くと人参ロケットでウサ耳を地面に刺した張本人のISの母こと篠ノ之束が現れたらしい。今は近くに居るらしいが嵐のように何処かに行ってしまったようだ
「……やっぱり、凄い人だな…あの人は……」
「?ソウは束姉とあったことあるのか?」
俺は口が滑ってしまい言わなくてもいいようなことを言ってしまった
「いや……まあ、な。会ったことがあるか無いかって言われれば一応はある。経緯はこういう所で話すような事じゃ無いから…………また、な?」
「……分かった」
チカは俺の雰囲気で察したのか軽く頷いてきた
「チカ、オイル塗って欲しいから日陰に行きましょ?」
「あ、あぁ。ソウ、ユウキ、また後で一緒に遊ぼう」
「あぁ、そうだな」
「うん!!」
そう言ってチカは刀奈姉さんに連れられ日陰の方に行ってしまった
「さて、遊ぶ前にゆうちゃんはオイルは塗らなくていいの?」
「う~ん、本当なら塗った方がいいんだとは思うけど、ソウキやミノリちゃんが遊ぶのウズウズしてるし……」
隣の2人を見ると確かに、早く遊びたそうにソワソワしていた
「俺が2人を見てるからゆうちゃんはアスナや刀奈姉さん達に塗って貰ってきなよ。そ、それに…」
「それに?」
「な、何でも無い!うん、何でも無い!」
ゆうちゃんの肌が変に焼けてほしく無いと思い、目をそらすとゆうちゃんが顔を覗いてきて少し動揺して顔を赤くしてしまった
「ふ~ん、ま!そういう事にしておくよ!じゃあ、ボクはオイルを塗って来るから2人のこと、よろしく!!」
「分かってるよ」
ゆうちゃんはそう言うとチカと刀奈姉さんが向かっていった方に歩いて行った
「それじゃあ、ゆうちゃんが戻ってくるまで三人で遊ぼうか?」
「うん!パパ!」
「はい!」
俺がそう言うと2人は待っていたかのように海の方に走っていった
続く