Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
『ダメって言ったらダメだ!!』
「ん?」
作戦開始まで数分となり、俺(イチカ)やキリトさん達は作戦開始場所でもある浜辺に歩いていると、指定の浜辺からソウとユウキの怒鳴り声が聞こえてきた
『ソウキ達の事が心配なのはボクだって分かるよ!?でも、何もしないで待っているのは嫌だよ!?ボクだって戦えるんだよ!?』
『ISに今日初めてしかも、いきなり実戦はダメだって言ってるだろ!?もしも、ゆうちゃんが墜とされてもしたら、ミノリちゃんやソウキ達はどうするのさ!?二人に悲しい思いをさせるのか!?』
俺達が急いで行ってみると浜辺でほぼ見ない光景……ソウとユウキが言い争っていて、その近くで二人の子供のソウキと美乃梨ちゃんがオドオドしていた
「ソウキ君、美乃梨ちゃん?ユウキ達、一体どうしたの?」
「アスナさん……そ、それが…」
「お母さんが今回の戦闘に参加するって言って聞かないんです…最初はお父さんとの普通に口論だったんですが……次第に悪化していって…」
「お互いに怒鳴ってるわけね…」
「はい…」
美乃梨ちゃん達にアスナさんが声をかけると今の状況について話してくれた
どうやら、ISに殆ど乗ったことの無いユウキが今回の作戦に出ると言ってソウが拒否。それでも出ると言い張るユウキにソウが本気で怒ったらしい、それで今に至ると…
「二人とも作戦前でしかも珍しいのに喧嘩しなくても……」
「ねぇ、イチカ?あの二人が喧嘩するのそんなに珍しいわけ?」
少しの驚きと呆れていると鈴がソウ達の事を聞いてきた
「そうだな。二人が喧嘩するのは俺も見たことないな」
「いつも、ソウ君が無茶するのをユウキが怒って止めてるんだよ~。二人で言い争っているのは私も殆ど見たことないよ~」
「俺もだな…」
俺達よりもソウとの付き合いが長いキリトさんやアスナさんですら、ソウとユウキの喧嘩を見たことなく、少し引き気味だった
「作戦まで時間が無いんだ、ソウキ達と旅館で待ってろ!いいな!!」
「ソー!まだ、話は終わってな…」
ソウは俺達に気がついたのか、それとも、時間だと気がついていたのか、どちらかは分からないが無理矢理に話を終わらせてこちらに歩いてくる。
話を無理に終わらせられたユウキも何かを言おうとしたが、俺達を見たのか、それともソウキ達を見たのかは分からなかったが言葉を途中で切り、俯いていた
「みんな、待たせてごめん。これから、みんなの分担を説明する」
ソウはそう言うと俺達を3つの部隊に分けた
第一部隊 キリトさん、アスナさん、カタナ、俺
第二部隊 ハルナ、鈴、簪、シャル
第三部隊 ラウラ、セシリア、サクヤ、ソウ
更に音速飛行中の福音を捕らえる為の作戦として、この中でも最速のアスナさんと次に速い俺が先行して福音の足止め、それに続いてキリトさんとカタナ、簪、足にストライクガンナー装備のブルーティアーズとセシリアそれからシャルとミストラル・オーブ。
その後に残りのみんなが到着し攻撃を仕掛け福音を倒す流れだ
「ここまでで質問はあるか?」
「えっと、質問じゃないんだけど……ユウキはいいのかなって…」
「……いきなり実戦なのは荷が重い…と思ってる。だから、今回の作戦から抜いたんだ……でも、ユウキなら大丈夫だと思う。ユウキは俺以上に心が強いからな。俺の気持ちも分かってるはずさ」
【…………】
ユウキの事を心配したユウキの親友のアスナさんがユウキに聞かれないようにソウに聞くと少しノロケが入っていたが心配なさそうだった
「それじゃあ、時間だ。みんな、勝とうぜ!!」
【おう!!】
俺達は福音に向かって動き出した
この時、俺達は無事に全てが終わると信じていた
誰もがそう思っていたはずだった……
この時にこの胸に刺さるトゲを知ることが出来たのなら……
続く