Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
遅れてしまって誠に申し訳ありません。新年早々から仕事三昧だった為、1月は過労死寸前で日々を過ごしており執筆する時間が全く取れませんでした。
四月一杯までは過労死寸前で仕事が続く…そんな感じなので少し遅れる可能性があります(出来るだけ執筆時間は取れるように頑張るつもりです)
もし、遅れるようなことがあれば早めに活動報告にてご報告いたします。
それでは、新年一発目です!!
≪戦闘はどうなっている?≫
「お兄ちゃん!!」
『私が説明します!!パパ達第一部隊先遣隊が戦闘を開始して10分が経過、今までの攻防では近接武器は見られません。福音のSE四分の1を削りました』
戦闘空域に到達すると簪に声をかけてきて直ぐにキリト&アスナの愛娘ユイちゃんが妖精の姿でプライベートチャンネルに映りでて戦況を教えてくれた
≪ユイちゃん、ありがとう≫
『はいです!!にぃにぃ!』
ユイちゃんはそう言うとプライベートチャンネルが閉じる。俺は直ぐにみんなにチャンネルを繋げる
≪これから指示をだす…第一部隊はDPSを上げろ!!第二、何時でも近距離戦が出来るように準備しつつ波状攻撃!!第三も同じく波状攻撃!!≫
【了解!!】
俺はそう指示を出すとガーベラ・ストレートを二本展開させファトゥム-00のフォルクリス 機関砲に炸裂弾を装填して何時でも発射できるようにする
「はあぁぁぁぁ!!!!」
「やあぁぁぁぁ!!!」
SAO最強コンビの一つ、二刀流のキリトと細剣のアスナが先陣を切るように動き出しキリトは二刀流突撃ソードスキル《ダブル・サーキュラー》をその後直ぐにアスナの細剣8連撃ソードスキル《スター・スプラッシュ》がたたき込まれた
「「スイッチ!!」」
「はい!!」
キリト達が下がると二人と入れ替わるようにカタナ姉さんとチカの二つ目のSAO最強コンビが福音の前にでるとキリトとアスナの連撃を防いだ福音の動きが止まった
「喰らいなさい!!」
動きが止まった福音にカタナ姉さんは槍ソードスキル《フェイタル・スラスト》を直撃させ、福音の体制を崩した
「だらあぁぁぁぁぁぁ!!!」
体制が崩れた福音に今度はチカがカタナ姉さんと入れ替わり刀を居合斬りのように構えて力を溜め、振り抜く技……刀ソードスキル《辻風》を放つが福音は腕をクロスしてなんとか防いだみたいだった
「ッ!!全員退避!!鐘が来るぞ!!シャル、簪、ラウラはシールドとフィールドで他を護れ!!三人に近いやつは三人に集まれ!!」
【了解!!】
《辻風》を防いだ福音は俺達の上空に移動すると回転しエネルギー弾を全方面に飛ばしてきた
「私を舐めないでよね!!」
遠くで刀奈姉さんが叫ぶと全員と福音の間に水柱が吹き上げ、銀の鐘を完全にシャットアウトした
「アクア・ナノマシンを強化して付近の水を操作できるようにして良かったわ~」
≪…刀奈姉さん、それはもうチート過ぎ≫
「うん。お兄ちゃんに同意。水上戦ならもう、誰も勝てないよ」
「ソウ君と簪ちゃんも酷い!!チカもそう思うでしょう!?」
「アハハハ……そ、そんなことよりも三人ともまだ、戦闘は終わってないみたいだ」
「チカも酷い!!」
俺と簪にこう言われ、恋人のチカに助けを求めるが「そんなこと」で切り捨てられてしまい、カタナ姉さんは軽く泣いていた
≪ッ!!だらぁ!!≫
話をしていると俺達に向かって福音が突進してきて俺は咄嗟に二本のガーベラ・ストレートをクロスさせて福音の突撃を防いだ
≪チィ!!速すぎて防ぐのが精一杯だ……仕方ない!!簪!≫
「うん!!任せて、お兄ちゃん!!」
簪は俺の意図が理解できたのか、シルエットをノーマルからサバーニャに切り替えた
「狙いは……付いた!!ここ!!」
簪はビットを展開して福音の周りに水柱を立つようにビームの雨を降らした
≪今だ、サクヤ!!≫
「はい!!」
俺がそう言うだけでサクヤはライフルの引き金を引き、乱れ撃った。
サクヤは
≪100%だ≫
サクヤの撃った弾は未来が見えているように水柱を避け一発、また一発と全弾、福音に直撃した
≪チカ、カタナ姉さん、決めろ!!≫
「任せろ!!」
「ええ!!チカ、使いなさい!!」
カタナ姉さんはアクア・ナノマシンで精製された水をチカの日本刀に纏わせ、刃が大太刀ぐらいまで広がった
「
「これで終わりだ!!」
アクアマリン・エクセリオン、最後の六回転を終えたチカが大声で叫び、オマケで上段から振り下ろすと福音は海に墜落した
「はぁ…はぁ……はぁ…」
「お疲れ、チカ。みんなも、お疲れさま」
「ソウ君もお疲れさま」
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、お疲れ」
「兄さん、鈴もお疲れさまです」
「ハルもお疲れ」
「キリト君もお疲れさま」
「あぁ、アスナもな」
戦闘が終了しみんなが一カ所に集まり各々に労いの言葉をかけていた
「お兄ちゃん、これで終わりなんだよね?」
≪終わり……のはずなんだけどな……どうも嫌な予感が収まらないんだよな≫
「やっぱり、お兄ちゃん…も?私もなんか、嫌な予感がする…こんな感覚…βテスト以来だよ」
俺と簪はお互いに同じ感覚に襲われていた……簪の言ったβテスト以来…βテストでここまでの嫌な感覚に襲われたのは…………ッ!!そうか!!
≪全員、臨戦態勢!!まだ、終わりじゃない!!≫
【!!!】
俺は全員に叫ぶとみんな、驚いていたが、俺と簪は武器を展開して何時でも戦えるようにした
「ソウ君も簪ちゃんも一体どうしたの?福音は今さっき倒したのよ?」
≪ごめん、カタナ姉さん。うまく言えないけどまだ、終わってない。この感覚はβテストのノウアスフィアの開墾、ラストボス…深遠なる闇が出て来るまでの感覚に似ているんだ……≫
「ノウアスフィアの開墾!!??ソウ君達がβテストでクリアして、私やシリカちゃん達には絶対に西風以外では受けるなって言っていた大規模戦闘クエストの!!??」
「うん…お兄ちゃんが西風以外で絶対に受けるなって言った理由……それは、〝βテスト時【放蕩者の茶会】デボーチェリ・ティーパーティーで全滅五回、全員二回以上死亡〟……これが理由。死に戻り出来ない正式サービスではまず超高難度クエストに分類されると思う」
「「「放蕩者の茶会】デボーチェリ・ティーパーティーで全滅五回!??全員二回以上死亡!!??」」」
【!!??】
簪の言葉に【放蕩者の茶会】デボーチェリ・ティーパーティーを知っているカタナ姉さん、アスナ、チカは非情に驚き、知らないメンバーも三人ほどでは無いが驚いていた
「ソウと簪がそう言うなら……第二形態か福音とは別の敵の出現……ユイ、何か無いか?」
『パパの機体とのリンクで広域レーダーで確認してますが……パパ達以外に付近を飛行する物体はありません。いえ、待って下さい!!福音が落ちた海底から高エネルギー反応です!!注意して下さい!!』
ユイちゃんがそう言った途端、福音の落ちた場所とほぼ同じ地点で水柱が立ち…水柱の中から赤い粒子を背中のコーンから排出する福音の姿が現れた。
戦いはまだ終わらない……
続く