Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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長かった福音編ラスト


一学期の終わり

  

 

 

 

「ねぇ、ソー?これってどういう事?」

「ン?あぁ、それは……」

 

 あのハチャメチャな臨海学習から1週間後、俺たちは学園に戻り平穏な生活に戻りつつあった……が、直ぐそばに学生としての最大最悪のイベントが近付いていた

 

「あの事件からまだ、1週間っていうのに……【期末テスト】がもうすぐなんて…」

「まあ、仕方ないさ。そういうスケジュールなんだしさ。それに、一つでも赤点なんて取ったら折角の夏休みが無くなっちゃうぞ?」

「それだけはイヤだよ~」

 

 そう、学生であるなら誰もが通る年何回かの最大のイベント……【期末テスト】だ。

それは勿論、IS学園の生徒…専用機持ちも例外なく受けることになり、一つでも赤点を取れば夏休みの半分近くは補習となる為、IS学園組の西風の旅団メンバーもALOへのイン率が下がってきている。

 

「ソーは大丈夫なの?」

「うん、俺の方は大丈夫。IS関連の知識は刀奈姉さんと簪に入学前にたたき込まれたから引っかけが来ない限りは大丈夫」

「……そうじゃない」

「え?」

 

 俺は勉強のことだと思いゆうちゃんに「大丈夫」と答えるといきなり両肩をつかまれた

 

「ボクが言いたいことはそうじゃない!!ソーは平気なのかってこと!?」

「!?……その事なら俺は平気さ。あんなの見せられて距離を取られるのは当たり前だと思うからな」

 

 臨海学習の二日目…あの事件から俺はセシリア、鈴、ラウラから距離を置かれている

ハルナさんは普段通り話してくれるが無理をしているのが分かっている。

驚いたのがシャルで普段と全く同じで一切無理していないのだった

 

「ソーって他人には甘く優しいのに自分のことにはとことん厳しくて鈍いよね……無理に割り切らなくても良いんだよ?」

「自分を甘やかして何度も痛い目にあってるからな……割り切るのも二度も割り切れなくてみんなを傷つけたから…本当のことを話すまではこんな感じだろうな」

「そうだろうね……夏休みには話すってシャルロットから聞いてるけどいつ話すの?」

「……夏休み後半になるだろうな」

 

 シャル達、四人は夏休み前半は国に帰ると以前聞いていたので話すのは必然的に夏休み後半になるだろうな

 

「もし…もしだよ?五人がソーのことを怖がって絶交してきたらどうするの?前みたいにいなくなろうとしないよね?」

「……正直分からない。五人が顔も見たくないって言うなら俺はこの学園を去ろうとも考えてる…けど、今の状況でこの学園を去るのはゆうちゃん達を危険な場所に置いといて自分だけ安全な場所にいると同じになる…それだけは嫌だからね。」

 

 今のIS学園……いや、この世界は亡国企業……ファントム・タスクと戦争状態にある…元ブリュンヒルデこと織斑千冬が臨海学習時に宣戦布告したことによって各国で小競り合いが起き始めており、IS委員会の支部は対応に追われてるらしい

 

「暗くなってても仕方ないから勉強だよ、勉強。分からないところは教えてあげるからさ」

「うぅ~」

 

 ゆうちゃんは唸っていたが折角の夏休みに追試を受けたくないからと遅れているIS関連の勉強を必死にやっていた

 

 

 

 

「ねぇ、アンタ達はソウのことどう思ってるの?」

 

 ソウと木綿季が勉強している同時刻、シャルロットとラウラの部屋に部屋の主の二人、鈴音、セシリア、ハルナの五人が勉強の為に集まっている中、鈴音が他の四人にソウの事を聞いてきた

 

「どう…と言われましても……」

「悪人では無いのは確かだ……しかし…」

「あんなことがあったからね……兄さんは何か知ってるみたいだったけど「アイツが話すまでは待ってろ」って」

「そうね……アタシもイチカに聞いたら同じ事を言われたわ。他のみんなも本人が話すまでは話せないって……アンタは何か知ってるわけ?」

「どうして、そう思うのかな?」

 

 四人が話している中、四人の会話を気にせずに勉強しているシャルロットに鈴音が話をふった

 

「アンタ、アタシ達の話を気にもしなかったじゃない?何かしら知ってるんじゃ無いかって。そう思っただけよ」

「……そうだね。ソウが臨海学習の時に見せた光景には驚いてる……けど、似たような光景を僕は見たことあるんだよ。僕がソウとフランスに行った時……武装集団に襲われてね。その時にソウと臨海学習の時にいた那由多って人が撃退したんだ。それも、車のタイヤを狙ったりしないで相手の人を殺してね」

「「「「!!!????」」」」

 

 シャルロットの話に四人は耳を疑い顔色を変えた

 

「こっちに戻ってから少ししてソウに僕は何者なのかって聞いた…ソウは「夏休みまで待ってくれ」って言ってた。それから「俺と那由多は今回のような経験を何度もしてきた。勿論、ゲームの世界では無く現実世界での話だ」とも……ソウは僕たちが知らない大きな何かを……大きな闇を抱えてるんじゃ無いかな……。でも、ソウが居なければ僕もお父さんも死んでいたかもしれない…僕には感謝しても感謝しきれない恩があるから…僕は目の前にいるソウを信じることにしているよ」

「「「「……」」」」

 

 

 その日は重い空気のまま解散することになった

それから1週間後、期末テストが終わり、IS学園組西風の旅団のメンバー全員、追試を逃れることができた…それから数日後、IS学園の一学期が幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

続く

67、68話にてキャラ事にセリフの色を変えたのを続けるか続けないか

  • 続けて欲しい
  • 見にくいから辞めて欲しい
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