Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
普段に比べて短くなるかも……それではどうぞ
「束姉、話があるって言うからカタナ達を連れてきたぞ」
「あっ!待ってたよ、いっくん」
ソウの過去語りから数日後、俺は臨海学習後からIS学園に留まっている束姉に呼ばれカタナ、ハルナ、簪、鈴、シャル、セシリア、ラウラの6人を連れて束姉が改築した学園の一画にあるラボに来ていた
「ねぇ、いっくん?彼は連れてこなかったの?」
「少し前に色々あって今は、ハルナや鈴達と距離を置いてるから今回は連れてこれなかった……それに、家族で出掛けるみたいだったからな」
「そうなんだね~それなら仕方ないか……」
束姉はどこか含みのある笑みを零していた
「あの、束博士?僕たちをどうして呼んだんですか?」
「よくぞ、聞いてくれた!!見よ!これが私が創り出した発明!!その名も……」
束姉の大声と共に束姉の後ろの暗い空間にライトが当たり、先頭が赤く車体が白い電車のような物が現れる
「その名も時の列車デンライナー~」
「「「「それはダメでしょ!??」」」」
某ライダーの列車を創り出した束姉にそれを知っている何人かが叫んでしまった
「それで……俺たちを呼んだのはこれを見せる為なのか?」
「ノンノン!!この天災の束様がその為だけに呼ぶわけ無かろうなのだ~」
それもそうだ……この人はISを創り出し、身体能力、頭の良さは多分誰も勝てない……例外はアイツくらいだろう
「こいつで時間旅行でもして過去を書き換えようとでもしてるのか?」
「流石に束さんでも過去、未来を往き来させることは出来なかったよ~」
過去と未来を往き来させることは出来なかった?それじゃあ、まるで……
「束さんでも並行世界に繫げることしか出来なかったよ~」
「「「「並行世界!?」」」」
「(やっぱり!?)」
俺の予想が当たってしまいカタナ達は驚き、俺とハルナは頭を悩ました
「束姉……またこんな機密の塊を創り出して……」
「束さんですからね……ですが…」
「あぁ、ハルナの言いたいことは分かってる」
俺とハルナは軽く深呼吸をすると束姉の前に歩き出した
「何々?いっくんもはるちゃんもそんなに怖い顔してどうしたのかな?」
「「やり過ぎだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」
「フギャアァァァァァァァァァ!!!!!」
俺とハルナの怒声と束姉の悲鳴がラボに響き渡った
「うぅ~、まだ頭がガンガンするよ~」
「自業自得ですよ、束さん」
あれから仕方なく列車の中に入った俺たちと先程の怒声で頭を抑えている束姉は先頭車両に来ていた
「それじゃあ、みんな掴まっててね!!デンライナー、出発進行!!」
先頭車両に備えられたレバーを束姉が引くと列車がガタゴトと音を出しながら走り始めた
「さあ、逝こう!空の彼方へ!!」
「だから、それはマズいって!!それに字が違う!!」
なんか、もう今日は疲れたよ……パトラッシュ……
続く