Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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不思議な国の出鱈目旅行1─3

 

 

 

 

「お姉ちゃん、どうしてチーム戦の提案をしたの?」

「特に理由なんて無いわよ?。ただ、チカだけ戦うなんて面白くなかったからだけよ」

 

 チーム戦をやることになったカタナ達はあてがわれた更衣室で着替えていた

 

「クスッ、お姉ちゃんらしいよ。そう言えば、チーム戦が決まって直ぐに束さんとイチカさんが話してたよね?」

「えぇ、何でも本来、アマルティア博士がチカに渡すはずだった専用機をチカが使いたいって言ったみたいよ」

「イチカさんの本来の専用機?それって……」

「はい、簪さんの考えているとおり秋……織斑秋羅が使っていた白式です」

 

 姉妹で話していると近くで着替えていたイチカの妹でもあるハルナがイチカの専用機について話した

 

「兄さんは元々白式を使うつもりも無く束さんが解体することが決まってましたが……なにを思ったのか兄さんは白式の改修を束さんに依頼したそうです。それを聞いた時に兄さんはこう言ってました「もし、SAOのチカが役目を終えて使えなくなったときに現実世界での力が必要だ。」だから、兄さんは改修してもらったそうです」

「へぇ~、チカは私に何も言ってくれなかったわね。まあ、そんなことだとは思ったのだけど…」

 

 不敵に笑みを零すカタナ……そんなカタナを見て簪とハルナは少しだけ怖いと思っていた

 

 

 

 

「チカ、待たせたわね」

「いや、俺も白式のスペックを確認していたから問題ない」

 

 俺はBピットで今回使用する機体……白式のスペックを再確認しているとISスーツに着替えたカタナ達が更衣室から出て来た。

 

「アンタ、本当にアレを使うつもりなの?」

「あぁ、元々は俺用にって束姉が造ってくれた機体だからな。現実世界でイチカとして戦うなら今のままじゃダメなんだよ」

「……そ、アンタが決めたんなら何も言わないわ」

「そうしてくれると助かるよ、鈴……さて、カタナ。作戦はどうする?」

 

 俺と幼馴染みでもある鈴が心配そうに声をかけてきたが俺は自分の意思を伝えた

 

「そうね、簪ちゃん。今回の指揮を一任するわ。貴女なら私以上に務まると思うの」

「……お姉ちゃんがそう言うなら分かった」

 

 今回の指揮をカタナは簪に一任したが……俺達は驚くことは無かった

簪の専用機が完成してから少ししてチーム戦を模擬戦に組み込んでから簪が良くチームの指揮を行っていたからだ

 

「まず、お姉ちゃんとイチカさん、鈴さんはフロントアタッカーでそれぞれの相手……こちら側の自分達を仕留めて、シャルさんとラウラ、それからハルナさんはガードウィング、やることはお姉ちゃん達と変わらないけど、一撃離脱で仲間の支援も行ってもらう」

「フロントアタッカーね、わかったわ。こちらの私はどうなのかしらね?」

 

 敵陣に先行するフロントアタッカー…近接メインの俺、カタナ、鈴、機動力を活かしての一撃離脱のガードウィング…ハルナ、シャル、ラウラ……かなり良いポジション人選だな

それぞれの戦い方に合わせての人選で鈴の機体はガードウィングにもなるが機動力が他に比べると劣ってしまうのもありフロントアタッカーか…

 

「セシリアさんはセンターガード、主に相手に支援砲撃をさせないポジションだけど、貴女の性格を考えると1対1の戦闘になると思う」

「ぅ……本当のことで何も言い返せませんわね…分かりましたわ。センターガードの任お受けしますわ」

「うん。お願い、最後に私がフルバック。後方支援を行いつつ、指示を出していくよ……それじゃあみんな…

 

 

 

 

 

 

勝とう!!」

「「「「「「「おう!!(うん!!)(ええ!!)(はいですわ!!)」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

続く


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