Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
『各チーム、出撃して下さい』
少し待っていると並行世界側の山田先生のアナウンスがありBピットのカタパルトのハッチが開く
「俺から行かせてもらう」
「ええ、チームリーダーが先頭よ。イチカ!新たな機体を見せなさい!!」
「分かってる」
俺は白式を展開する……以前の白式と違い、全身白でほぼ
「白式改・
俺は勢い良くカタパルトから飛び出した
「あっちの一夏のISはなんなの!?」
先にアリーナに出ていた並行世界側の鈴が驚愕していた
「機体名は……白式改・
「え?!嘘、アレが私達の知る白式なの!?」
「……」
白式だとわかった並行世界側の全員が驚愕して声を上げている中、簪と本人の一夏だけが驚いていたが何も言わなかった
「待たせたな。これが俺の専用機、白式改・
「ッ!?」
俺の言い方がかんに障ったのか並行世界側の俺の顔色が変わり怒っているようだった
「初めて使う機体で戦う……ふざけたこと言ってんじゃねぇ!?」
「別にふざけた事を言ったつもりは無いんだがな……それにしても……其方の機体は懐かしいのが幾つかと……お前のそれは白式の
「なぁ!?」
並行世界側のシャルのラファール、ラウラのレーゲン…そして、簪の打鉄弐式を見て少し懐かしく思う……それから並行世界の俺の形態変化している白式に篠ノ之の真っ赤な機体は見たことが無い機体……油断はするつもりは無いが篠ノ之と戦うことは無いな……それにしても、並行世界の俺は沸点が低くないか?
「そっちの機体は殆ど見たこと無いんだが……」
「私やラウラはIS委員会から機体の改修と新機体を渡されてる。シャルのはお父さんと和解しているから……」
「父さんと!?」
並行世界のシャルが驚いて目を見開いているが……そんなに驚くことなのか?
「そっちは違うかも知れないけど……知り合いに頼んで父さんに会いに行った時、父さんは僕をデュノア家から護るために男装までさせてIS学園に転入させたんだって……話を聞いた後に少しイザコザがあったけど父さんとは和解してこの機体…ミストラル・オーブを受け取ったんだ」
「そ、そうなんだ……」
シャルの話を聞いて並行世界のシャルの顔は沈んでいた……無理も無いかもしれない、この世界では和解できてないと思うからな
「貴女にこのデータを渡す。そのデータを活かすも殺すも貴女次第」
「これって……マルチロックオンシステム!?」
「「「「!!!???」」」」
簪が並行世界の自分に何かのデータを送り、それを確認すると並行世界の簪はかなり驚いていた
「どうして?」
「私だけ使えて貴女が使えないのは嫌だから……同じ土俵で戦いたい」
「……ありがとう」
簪同士はなんか仲良くなっているような気がするな…
『それでは、8対8のチーム戦始め!!』
少ししてチームごとに少し距離を空けると山田先生の合図で試合が始まった
続く