Reソードアート・オンライン~蒼い死神と絶剣~IS物語 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
ラウラVSラウラ
「ちっ!!」
ラウラは並行世界のレーゲンを纏うラウラと1on1で戦っていた
「はあぁ!!」
「グゥ!!、負けてたまるか!!」
「ッ!!」
ラウラのクロスボーンのショットランサーと並行世界のラウラのレーゲンのプラズマ手刀が打ち合い、火花を散らす
「そこだ!!」
「ツッ!!」
並行世界のラウラは距離を取ろうとするがそれを読んでいたラウラはクロスボーンのレールカノンを発射する
並行世界のラウラはレールカノンを躱しきれずに右腕に着弾してしまう
「同一人物の所為か…貴様の動きがなんとなくわかったが……こうも予想通りに動くとわな…」
「なんだと!?」
「いや、少し違うかもな。環境…過去…仲間、ほんの少しでも違ければそれは同一人物であって、同一人物じゃない……確かに彼奴の言っていたことは正しかったかもしれん」
「試合中に考え事とは余裕だな!!」
ブツブツと呟くラウラに余裕を見せられたと勘違いする並行世界のラウラは怒りにまかせレールカノンを連射する
「遅い!!」
ラウラはザンバスターでレールカノンの弾丸を的確に撃ち抜いてみせる
レールカノンの弾丸を撃ち抜いたことに並行世界のラウラ含め、並行世界のメンバー達は驚愕していた
「レールカノンを撃ち抜いただと!?」
「IS委員会の委員長直属IS部隊の人達に短時間だが鍛えられた私にその程度のレールカノンを撃ち抜けないと思っていたのか!!」
ラウラはそう言うとザンバスターをサーベルにし接近する
セシリアVSセシリア
「漸く?私の出番がやってきましたわ!!」
「いきなり叫ぶのはどうかと思いますわよ!?」
アリーナ内の一番高い場所ではセシリアVSセシリアが行われていたが……並行世界のセシリアは急に叫びだしたセシリアに驚愕していた
「……ンン、申し訳ありませんわ。あの回(クラス代表戦)からほとんど出番が無かったものでつい、叫んでしまいましたわ」
「メタ過ぎますわよ!?それよりも、貴方のビットはどうなっておりますの!!わたくしのティアーズには防御機能はございませんわよ!?」
念の為に確認しておくが……彼女達のポジションはセンターガード、相手同ポジションからの支援射撃を止めつつ自分のチームメンバーへの支援射撃を行うのだが……並行世界のセシリアは戦闘開始直後から集中砲火を浴びせて来ていた……が、そのほとんどをブルー・ティアーズのBT兵器の〝ブルー・ティアーズ〟に防がれていた
「わたくしのティアーズはIS委員会のビット及びドラグーンを参考に改良された物になりますわ。今までの機能にシールドモード、スピアモードの二つ、更にレーザー型のビットを大型化し一基に三門、計12門となってますわ……尚も委員会の機体にはほど遠いのが現状ですわね…」
「……」
セシリアの話しに並行世界のセシリアは唖然としていた…自分の機体よりも性能が高くなっているのにも関わらずそれよりも上の存在が存在しているのだから……
続く