ドラゴンクエストⅪ 復讐を誓った勇者   作:ナタタク

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第14話 必要な情報

「嬢ちゃん…もう、いいのか?」

「ん…ごちそうさま…」

手を合わせたルコは酒場の出入り口付近まで歩いていき、主人はルコが座っていたカウンター席を見る。

朝ごはんとして出したおにぎり3つの内、1つしか減っておらず、みそ汁にも手を付けた痕跡がない。

「あの子、食欲がありませんねえ…」

「まあ無理はねえさ。親父が行方不明なんだからなぁ…」

エルバ達が出発してからもう4日が経過しようとしていて、ルコの食欲は落ちる一方だ。

何日も父親が行方不明なうえ、助けにいったベロニカ達もまだ帰ってきていない。

幼い彼女が心配になるのも当然の話だ。

「早く帰ってきてくれればいいがなぁ…」

 

「はあはあ…やっと着いたぜ…」

「やっと着いた…じゃねーよ。何なんだよあんた…」

里にたどり着き、エルバの後ろに乗る形でフランベルグの背にいた男が馬から降り、その場に座り込んで休憩を始める。

しかし、彼以上にエルバ達がつかれており、カミュは悪態をつく。

地下迷宮で彼を助けてから、彼らはそこに来るまで以上の回数魔物と遭遇し、群れの数もいつもより多かった。

おまけにキャンプにたどり着いた時には局地的な雨のせいで火を起こすことができず、カミュが作った干し肉を食べることになった。

ここについた時には回復をしていたエルバとセーニャ、そして魔力を取り戻したベロニカのMPが切れており、カミュも爆弾や投げナイフ、吹き矢が品切れ状態。

「んもー!!どうしてこんなに魔物と遭遇したり、天候が悪くなったりするのよ!?」

「済まねえ…。俺はどうもいろいろと災難が降りかかる性質でな。そのせいであんたらに迷惑を…」

「で、それに巻き込まれないように俺らから離れた…が、どうにもならなくなったんで助けを求めた…そういうことか?」

「あー、まぁ、そういうことだ…」

カミュから目をそらし、人差し指で頬をかく。

見るからに最後の発言は嘘に見えてしまう。

そして、自らの不幸体質を白状したことで、ようやくカミュはある男の名前を思い出す。

「あんた…情報屋ルパスだろ?」

ルパス、という名前を聞いた男はギクリとし、すぐに酒場に目を向ける。

「あ、ああ!!あそこにルコが待ってるんだったな!じゃあ、俺はこれで…」

急いで逃げようとしたルパスだが、その前にカミュに襟元をつかまれ、その場から離れられなくなった。

「知ってるのか?」

「ああ…こいつは情報屋ルパス。自らの不幸体質のせいで厄介ごとに巻き込まれ、その体験で得た情報を売っている男だ。まさか、ここで会えるとは思わなかったぜ…」

「ま、ま、まさか…1年前のこと、怒ってるのか…??」

「当たり前だ!てめえのせいで捕まったみてーなもんだ!!」

よっぽど恨みがあったのか、カミュはルコが見ていないのをいいことにルパスの胸ぐらをつかみ、ギロリとにらみつける。

急にどうしたと、理解が追い付かないセーニャはオロオロし始める。

ルパスは汗で全身をびっしょりと濡らしていて、エルバに目を向けて助けを求める。

過去に何があったのかはわからないが、彼はルコの父親であり、彼女は彼を心配している。

エルバはカミュの肩に手を置く。

「それぐらいにしておけ」

「けどよ、エルバ!!」

「んもう!!今はあんたよりもルコが大事よ!けが負わせて、ルコを悲しませるつもり!?!?」

ルコの名前を出されたカミュは舌打ちし、投げるようにルパスを解放する。

「…ま、捕まって死刑囚になったおかげで出会えた奴がいる。さっさと娘さんに会いに行け」

「あ…ああ!!」

そして、服装を整えると、すぐに酒場へ逃げ出した。

「どうした?お前らしくない…」

「…こいつはレッドオーブの隠し場所の情報を提供した奴だ。で、ついでに兵士に俺がレッドオーブを盗むって情報を売りやがったのさ」

「情報屋がよく使う手ね。っていうか、アンタ盗賊でしょ。そういう危険性があるってこと、分かってたんじゃないの?」

情報屋には表と裏があり、表の場合は時事情報を扱い、新聞などで売ることで生計を立てている。

しかし、裏の場合は王族しか知らない国家の機密情報や犯罪組織のネットワークなどの表には流せないような情報を個人に売ることが多い。

カミュの反応が正しければ、ルパスは裏の類の情報屋と考えられる。

そんな彼がカミュにレッドオーブを盗むように促し、同時にデルカダールに彼の情報を流して2人から報酬をもらうというやり方をしてもおかしくない。

「確かに、そうだ…。裏仕事は発注したほうも受けた方も、何かあったら自己責任。それがルールさ。だが、どうしても必要だった。レッドオーブが…」

「カミュ…」

「じゃあ、あたしは服と荷物を取りに行かないと。こんな体になったせいで、荷物はずっと蒸し風呂屋に置いたままなの!」

里に戻ってきたベロニカはどうにかして荷物を回収しようと蒸し風呂屋に行き、事情を説明しようとしたものの、年齢を奪われて10代前半の少女になったなんて話を普通の人が信じるはずがない。

当然、門前払いされてしまった。

今来ている服は逃げる際に着ていた蒸し風呂用の服を改造したものだ。

しかし、今回は妹であるセーニャがおり、彼女と蒸し風呂屋の店主には面識がある。

仮に自分のことが信じてもらえなくても、セーニャが姉が忘れていった荷物を回収に来たということにしてくれれば、問題なく回収できるだろう。

「じゃあ、私も一緒に行きます。私が一緒に行けば、きっと渡してくれますよ」

「後で酒場に集合ってことで。じゃあね」

「待てよ」

エルバに呼び止められ、ベロニカとセーニャは彼に目を向ける。

「その前に聞かせてくれ。あんたらの知っている勇者のこと、そして…あんたたち姉妹の使命のことを」

地下迷宮では危険な場所であったため、帰りのキャンプ中もルパスの不幸体質が招いたトラブルのせいで答えを聞くことができなかったが、安全な場所であるホムラの里であれば話は別だ。

勇者とは何かを知りたいエルバは真っ先にそのことを聞きたかった。

「…そうね。秘密を持ったままじゃあお互い気持ち悪いわね」

「まあ…そうだな。じゃあ宿屋でその話をしようぜ。兵士に聞かれでもしたら大ごとだ」

ベロニカの言葉を聞き、耳が痛く感じたカミュは目を背けるように周囲を見渡してから提案する。

里を離れた4日間の間にデルカダールの兵士がここまで来て、エルバを探している可能性が否定できない以上、外で話すのは厳しい。

宿屋であれば、兵士が来たかどうかの情報を聞くことができる上に個室を提供してくれる。

「そうだな…。部屋を取って、そこで話すぞ」

 

「ふぅー…やっぱりキャンプよりもちゃんとした部屋の方が落ち着くわね」

細い竹を集めて作ったドアを開いたベロニカはフカフカのベッドの上に腰掛ける。

セーニャは部屋にある鏡を見ながら髪を整え始め、エルバは宿屋の主人と話をしていると思われるカミュが来るのを待つ。

5分程度たつと、カミュが部屋に入ってきて、ドアを閉めた。

「話を聞いたが、デルカダールの兵士はここには来てないんだと。安心して話せるな」

「そうだな…」

聞き耳を立てている野次馬がいないのがわかったエルバとカミュは向かい側のベッドの端に座る。

髪を整え終えたセーニャはベロニカと共に前側のベッドの端に座って話し始めた。

「私たちの故郷、聖地ラムダに伝わる神話にはこのような一節があります。大いなる闇、邪悪の神が天より現れしとき、光の紋章を授かりし大樹の申し子が降臨す…」

「光の紋章を授かりし大樹の申し子…」

エルバは左手の手袋を外し、痣を見ながら大樹の根に触れたときのことを思い出した。

この痣と大樹の根が共鳴することで、2度にわたって過去を見ることができた。

「そう、信じられないだろうけど、あんたはかつてその紋章の力で邪悪の神を倒し、世界を救った勇者の生まれ変わりなの」

「生まれ変わり…?」

ロトゼタシアでは、生物はすべて命の大樹から生まれ、死ぬと葉の一枚となって命の大樹へ還り、再び生まれる時を待ち続けるという輪廻転生の信仰が各地で伝わっている。

その話が正しければ、今生きている生物はすべて、何者かの生まれ変わりということになる。

「だが…邪悪の神が現れたという話は聞かない」

エルバの言う通り、邪悪の神にじゃの字も彼らはこれまで聞いたことがない。

勇者が生まれたということは、もうすでにその邪悪の神が空から現れたということになる。

「そう、邪悪の神は倒されたはずなのに、どうして再び勇者が現れたのか…それはあたしたちも分からない。そこで、真実を突き止めるためにアンタを勇者とゆかりの深い命の大樹へ導く使者として、あたしたちが大抜擢されたってワケ!」

両手を腰に当て、胸を張って答える様子を見ると、少なくともその里では勇者の力になることが大変な名誉であることが理解できる。

セーニャの回復呪文もベロニカの攻撃呪文も通用することが地下迷宮での戦いで証明されている。

「で、命の大樹にはどうやって行けばいいんだ?空にあるんじゃあ、行きようがねえじゃねえか」

「はい。かつて邪悪の神と戦った勇者様は空を渡り、大樹から使命を授かったのですが、その記憶は時の流れとともに埋もれてしまいました」

「あんたらにもわからねえってことか…ん?いや、もしかしたら…」

「どうした?」

「行く手段は見つからねーかもしれないが、少しくらいは情報が手に入るかもな」

ニヤリと笑ったカミュは窓から外を見る。

そして、目線を酒場に向けた。

 

 

「ういー…うめえぜ。久しぶりの酒が体にしみるー!!」

「パ、パパ…もう帰ろうよ。お店の人に迷惑だよ」

帰ってきて早々に酒を飲みはじめ、もう5杯目を口にしようとしているルパスにルコがご飯粒を口につけた状態で言う。

帰って来たのはうれしいものの、そのあとでご飯と酒を性懲りもなく注文したため、財布の心配が出てきてしまった。

ちなみに、今ルパスが飲んでいる酒はホムラの里の地酒である『巫女の涙』で、2年前にできたばかりの灰持酒だ。

その時、この地を収める巫女であるヤヤクの息子にして腕利きの戦士である男、ヤヤクは里の東にあるヒノノギ火山に数十年に一度現れると言われているドラゴン、人食い火竜と相討ちになる形で死んだ。

その際、巫女であるヤヤクは涙を流すことなく、一心に里の民のために務めを果たし続け、葬式にも顔を出さなかった。

そのため、彼女の隠しているかもしれない涙の代わりとして、その名前が付けられた。

「お、お客さんよぉ…それくらいにしときなって…」

店主がルパスを制止しようとするが、近くに子供であるルコがいるため、強い口調で言うことができずにいた。

どうするか決めかね、悩んでいる中、急にドアが開いた。

「ああ、いらっしゃいませ…って、あんたらか。いやぁ、よく無事に…」

「無事に…って、まさか…」

「よぉ、おっさん。随分ご機嫌じゃねえか」

汗を流しながらルパスは後ろに振り返ると、そこには先ほど自分の胸ぐらをつかんだカミュの姿があった。

その後ろにはエルバがおり、残る2人は宿屋に入る前に言っていた通り、荷物を取りに蒸し風呂へ向かった。

「げええ!?な、なんだよ!?もうあの時のことは…!!」

「まだ助けた報酬をもらってなかったからな。それをもらいに来ただけさ」

「ほ…報酬って!?!?」

何倍も酒を飲んだルパスだが、今彼の手元にはあまり金がない。

相手が盗賊であること、そして自分に恨みを持っている男であるため、下手をするとみぐるみをはがされるかもしれない。

ビクビクしながら店主に目を向けるが、いまだに金を払っていないことに腹を立てているのか、そっぽを向いている。

「安心しろ。別に金がほしいわけじゃねえ。ほしいのは情報だ」

「情報…?」

「命の大樹に結びつく情報です。知っていることを全部言ってください」

隣の席に座ったエルバの言葉を聞き、ルパスは落ち着くために一度深呼吸をする。

金をとられるかという心配が杞憂だったこともあり、一度で落ち着きを取り戻すことができた。

「命の大樹…デカイターゲットだな。よし、じゃあ教えてやるよ。ここに来る前、砂漠のど真ん中で俺とルコは熱中症になっちまった。不幸にも死を覚悟したその時、砂漠の大国サマディーの兵士が運よくとおりかかって俺たちを城まで運んで介抱してくれたのさ。意識を取り戻した時に見ちまったのさ。城の中に飾られたキラキラと七色に輝く枝をな…!俺の眼に狂いはねえ!あれこそが命の大樹…の枝だと思うぜ」

あまりにも自信のない、確証無しの情報にエルバは信じるに値すべきか悩む。

「その情報…信じていいんだな?」

「ああ、もちろんさ。俺は情報屋だ。教える情報に嘘は盛り込まないのが主義だ」

「銭ゲバなところは、あるけどな」

謝ってもらったとはいえ、やはりあのことを根に持っているカミュは少しでもスッキリさせるために悪態をつくと、カウンターに小さな布の袋を置く。

「行こうぜ、エルバ。セーニャとベロニカと合流だ」

「あ、ああ…」

「さっき置いたの、ツケの足しにでもしとけ。それから嬢ちゃん。親父が無事でよかったな」

急に外へ出たカミュを見たエルバは席を立ち、一緒に店を後にする。

外へ出たルコが手を振って2人を見送る中、店主はカミュが置いていった袋を手にする。

「フウウ…まったく、酔いがさめちまったぜ。んじゃあもう1杯…」

「ちょっと待ちな」

酒瓶に手を伸ばそうとしたルパスの腕を満面の笑みを浮かべた店主がつかむ。

手には力が入っており、握られているところから痛みが発生する。

「あと半分、払ってからだ」

 

宿の部屋に戻ったエルバは出発のため、荷物をまとめはじめ、カミュは地図を広げてサマディーまでの距離を調べる。

「確か…サマディーはここの南東にある関所を超える必要があったな」

「関所か…」

「ああ…。別の国とはいえ、お前が勇者だってことは隠さねーとな。面倒なことになる。問題は…」

サマディーへ行くとしたら、エルバ達が抱える問題は山積みだ。

最近では魔物が活発化していることからそれに便乗した盗賊や山賊の出現により、治安の悪化も起こっている。

そのため、通行証なしでは通ることができないうえ、発行の際にも厳しいチェックを受けることになる。

エルバは勇者、カミュは国宝盗みの死刑囚兼脱獄囚。

当然、チェックではねられるうえ、下手をするとデルカダールに引き渡される恐れがある。

サマディーはロトゼタリアの3か国では末席であり、現国王であるファルス3世は基本的にはサミットの首長国であるデルカダールに追従する態度を見せている。

おまけに関所を通ってから先は砂漠であり、カミュも砂漠を経験したことがない。

今4人が持っている3頭の馬が砂漠に慣れていないうえ、これまでとは違って全力疾走することができない恐れがある。

「だが…行くしかない。そうだろう」

「だな。にしても、あいつらはまだ戻ってこねーのか…?」

サマディー行きの問題を置いておいたカミュは戻らないベロニカとセーニャのことを考え始める。

荷物を取りに行くだけなら、それほど時間がかからないはずだが、2人が宿屋に戻ってきてからもう30分近く経過している。

探しに行こうとしたエルバだが、それと同時に扉が開く。

「エルバ様、カミュ様。遅くなってしまい申し訳ありません」

「ふぅ…走っても大丈夫。悪くないわね」

扉の向こうには申し訳なさそうに困り顔を見せるセーニャがいた。

その隣には赤いブカブカなとんがり帽子をかぶり、赤と白をベースにしたドレス姿のベロニカがいた。

「心配したぜ…。で、その服は何だよ?」

「蒸し風呂屋で取り戻した服で作ったのよ。セーニャと一緒にね」

「へえ…裁縫うまいんだな」

「ふふん。で、そっちはどうだったの?」

「情報屋から手に入れた情報が正しければ、命の大樹に関係があるらしい虹色の枝がサマディーにある」

「サマディー…?ああ、ここに来る前に一度寄ったわね。その時にもらった通行証を使えば、南東の関所を抜けることができるわ」

ベロニカはセーニャのドレスのポケットに入っているパピルスでできた通行証を取り出し、エルバ達に見せる。

偽物でないことの証明のためか、サマディーの国章のハンコが押されている。

パピルスはサマディーで一般的に使用されていたものの、現在は紙の製法が伝わったことで衰退した。

しかし、伝統技術の保護の観点から公文書についてはパピルスの使用が継続されている。

サマディーほど乾燥していない地域では注意しておかないとカビが出てしまうのがパピルスの欠点だが、それについては記入後にサマディー門外不出の技術で作られた液体でコーティングすることで解決している。

なお、ベロニカとセーニャは聖地ラムダ出身の旅人で、観光目的ということになっている。

「でも、それはお前らのだろ?俺らじゃあ使えない」

「大丈夫よ。サマディーは今、年に一度のファーリス杯のために特別に通行証の規制を緩和しているわ。あたしが持っている通行証なら、あと2人までならあたしたちがキチンと身元を説明することができれば通れるの」

「ファーリス杯?」

「サマディーの王子様の誕生日に行う競馬よ。運がよかったわ」

「じゃあ、準備をしたら出発しようぜ。ここには長居し過ぎた。にしても、まだまだ暑い地域から離れられねーのか…」

暑いのが苦手なカミュはぼやくと、水と食料の調達のために先に出ていく。

エルバはまとめた荷物が入った袋を手にした。

「じゃあ、お姉さまは私と一緒に乗ってください。このお姿だと、1人で馬を動かせませんから」

「そうね。でも、アイツにあたしの馬を使われるのはちょっと…」

ベロニカは仕方がないとはいえ、これから自分の馬をカミュが使われることをぼやきながらセーニャと共に部屋を出ていく。

最後の残ったエルバは窓からサマディーのある南東の方角に目を向けた。

(サマディー…砂漠へ始めていくのか…。だが、なんだ?この嫌な予感は…)




ロトゼタシアの馬について
ロトゼタシアでは、馬は旅や荷物の運搬などで積極的に使われている。
主な馬の生産地はデルカダールとサマディーで、サマディーに関しては多くの名馬と名騎手を生み出しており、砂漠で有利になるラクダも生産していることから、騎士の国と呼ばれる所以にもなっている。
軍用、旅人用に使われる馬については口笛を吹くことで、はぐれたとしても乗っていた人間の元へ戻ってくることができる。
しかし、馬の育成や訓練のコストの都合上、特に旅人用については各地で安定した走りができるようにする必要があることから値段が高く、そのことから限定された地域で最大限の走りができる馬をレンタルする形が主流となっており、個人所有している旅人はごくわずか。
ちなみに、グレイグ将軍が使っているリタリフォンはサマディー産で、弟馬であるモグパックンはトップクラスの騎手であるオグイの愛馬となっており、ファーリス杯は去年で前人未到の3連覇を成し遂げている。
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