俺の名前はトーマ。普通の高校生だ。
今日から俺は一人暮らしをする事になった。
俺の親は俺が小さい頃に死んでしまった。それからは叔父と叔母に育てられて来た。
叔父と叔母に高い金を払って貰って部屋を借りるのも悪い気がしたから安い事故物件……死人が出た所を借りている。
俺は荷物が入ったままのダンボール箱を置いて少し休憩する事にした。
「ふー、流石に少し疲れた………」
俺がゆっくりとしていると、
ガタン!
「っ!?」
積み上げていたダンボール箱が倒れた。
今この部屋には俺しか居ないはずだ。じゃあ誰がダンボール箱を倒した?
事故物件…死人…怪奇現象………
ダンボール箱の方には何かがいる気がする。
どうする?振り向いてもいいのか?
いや、もう考えてもしょうが無い。
「…………よし!」
俺はビビりながらも一気に振り向いた。
そこには如何にも幽霊と言うような白い服を着た、
美女がいた。
「えっ?」
俺は幽霊はもっと怖いのかと思っていたせいで凄く困惑した。
「あのー、すいません?」
俺は何をしているんだろう。
幽霊は話しかけてはいけないと知っていながら話しかけてしまっていた。その幽霊が綺麗だからかかな?
幽霊「何?君は私が見えるの?」
トーマ「あ、はい。」
幽霊「ふーん」
トーマ「……………」
気まずい……。でも案外ちゃんと話せるんだ………。
トーマ「あの、ここ俺の家なんですけど………」
幽霊「私の家なんだけど?」
どういう事だよ。…………死んだ住人っていう事か?
トーマ「失礼なんですけど、1つきいていいですか?」
幽霊「えぇ、いいわよ」
トーマ「じゃあ、あなたは…………この世の者ですか?」
幽霊「………………その言い方はあまり好きじゃないわね。呪うわよ?」
トーマ「ご、ごめんなさい!!」
幽霊「ふふふ、冗談よ」
トーマ「心臓に悪いですよ………」
この幽霊は呪うとかはしないでくれるのか?
トーマ「あなたは何でここに?」
幽霊「分からないわ」
トーマ「へ?どういう事ですか?」
幽霊「私は死因も分からない。死ぬ前の記憶も無い。もちろん名前もね。だけど、ここが私の家だと言うことだけは分かるわ」
トーマ「悪霊とかでは無いんですか?」
幽霊「えぇ。霊としての力は強いけど……やってみる?」
トーマ「え?」
幽霊は俺の肩に手を置いた。
重いと言うか、異常な疲れを感じた。
幽霊「どう?分かった?」
トーマ「わ、分かったんで手離してください!」
幽霊「ゴメンなさいね。久々に私が見える人がいたから……………」
トーマ「そうですか……………」
幽霊にも色々あるんだな。
トーマ「それじゃあ俺は、新しい家を見つけたら出て行くんで……………」
幽霊「別にいいんじゃない?」
トーマ「え?」
幽霊「ここで暮らせば?」
トーマ「いやいやいや、いくら幽霊だからって流石に………………」
幽霊「…………お願い。私と話せる人が少なくて退屈なの。一ヶ月だけでもいいから暮らしてくれない……………?」
トーマ「いや…………そうは言われても………」
ピンポーン
トーマ「ちょっとすいません」
幽霊「……………………」ショボーン
ガチャっ
大家「やぁ。トーマ君」
トーマ「大家さん?どうしました?」
大家「事故物件だからね。一応見に来たんだ。何かあったかい?」
トーマ「えぇ、それが…………」チラッ
幽霊「…………………………」ショボーン
トーマ「はぁ………………」
大家「どうしたんだい?」
トーマ「い、いえ。何も無いですよ。」
幽霊「!!」
大家「それなら良かったよ。それじゃあ帰るよ」
トーマ「ありがとうございます」
幽霊「なんで…………?」
トーマ「なんて言うか……その………幽霊さんが可哀想だったから………」
幽霊「~~~~ありがとう!!」ダキッ
トーマ「疲れる!疲れるから抱きつかないで!!」
この時俺は気付いていなかった。
この幽霊を好きになる事を。
そして待ち受ける残酷な運命を。
早速なんですけど、幽霊の名前を考えてもらえませんか?自分が決めるより読んでくれている人が考えて、楽しんで貰えたら嬉しいので。メッセージで送って貰えると嬉しいです。
幽霊の特徴
・お姉さん系 ・デレデレ ・寂しがり屋
幽霊っぽい名前でも幽霊っぽくなくてもいいです。
これからも読んでくれると嬉しいです。