『山城』と柱島な日々   作:タマモワンコ

10 / 35
犬城「どもども!筆者の犬城です!」

比叡「高速戦艦筆頭!比叡です!」

犬城「というわけで、今回は色々すっ飛ばして帰ります。」

比叡「流石に千代田さんが過労で倒れてしまいますものね!」

犬城「そして、夏のイベントが開始です。」

比叡「今作品ではちょっと変わってるかも。」

犬城「リアルではうちはE-4の一本目を落としました。これからリシュリー棲艦を殴り倒しにいきます。」

比叡「まあ、丙ですしなんとかなるでしょう。」

犬城「あ、あと雲竜じゃなくて天城が来ました。」

比叡「任務が進みませんねぇ。」

犬城「6-3とかもういきたくないでち…。」

比叡「視野に入れておきましょう。では本編どうぞ!」


第七話 大規模作戦開始

~帰ろう。~

 

初「というわけで受け取りに来たぞー。」

 

千代「来たー。」

 

獅子「おう。旅行は楽しめたか?」

 

初「ああ。勿論。」

 

千代「そりゃそーじゃん!」

 

獅子「そうか。じゃ、荷物は『オウスノミコト』に積んでくれ。ほぼすべて荷物は空母に積んである。勿論特別な瑞雲も。」

 

初「了解。ありがとうな。」

 

獅子「今度はこっちから行かせてもらうよ。またな。」

 

初「ああ。いつでもこいよ。それでは失礼しました!」

 

千代「しました!」

 

 

千代田『あーあー、提督、こちら空母《ちよだ》。聞こえてるー?』

 

犬城『こちら戦艦《オウスノミコト》。問題なく聞こえている。駆逐艦達もついてきているな。』

 

千代田『うん。ついてきてるよー。なんかカモの列みたい。可愛いかも?』

 

犬城『実際潜水艦のカモだからな。対潜警戒厳にせよ!』

 

千代田『了解。』

 

 

………

 

 

千代田『ふーふーふーふふふっふっふふふふ♪…ん、提督、潜水艦!方位305、距離27000、艦数3!』

 

犬城『推進音はどうだ?』

 

千代田『んー…、うん、カ級で間違いないよ!どうする?こがもちゃんたちにアスロック撃たせる?』

 

犬城『いや、アレを使う。』

 

千代田『アレをですか!?しかしあれは秘匿兵装です!』

 

犬城『なに、問題ない。』

 

千代田『了解しました。…こんなんでいいですか?』

 

犬城『ナイスな演技だ、千代田。よし、一番二番主砲Z弾装填!方位305、距離27000!よし、ってぇー!』

ドドドドドドォーン

 

犬城『弾着まであと10…9…8…7…6…5…4…3…2…時限信管作動、今!』

 

千代田『…船体の断裂音を確認。撃沈と思われます。』

 

犬城『了解。対潜戦闘、用具収め。引き続き柱島へ向かい航行を続ける。』

 

千代田『了解。』

\クエー/

\クワックワックワッ/

\クエー/

 

千代田『あ、こがもちゃんからも了解って。』

 

犬城『…え?』

 

 

 

~占領?~

 

ヲ級「ヲッヲッヲー!やっとやって来たぞ柱島!」

 

イ級「キュー!」

 

ル級「本当にたまたまだがな。我々だけがなんとかここまでこれた感じだ。」

 

チ級「でも、ここは柱島。艦娘の本拠地。12人?じゃ足りないと思う。」

 

ヲ級「ヲッヲッヲー。実は、ここの提督がいなくてみんなやる気がないって話なんだ。だから、これだけでも簡単に占領できる!はず!」

 

イ級「キュー!」

 

ヲ級「おうおうイ級は可愛いな。」

 

ル級「はぁ。ま、もう退くに退けないからな。前進あるのみだ。」

 

 

………

 

 

ヲ級「え、すごい簡単に上陸できてしまった。なんで?」

 

イ級「キュー?」

 

ル級「ん、あそこの酔っぱらいに聞いてみよう。なああんた、どうしたんだ?」

 

隼鷹「あー?どうしたもこうしたもあるかい!みーんな提督が千代田とくっついちまったって知って自棄になって酒飲んだ挙げ句つぶれちまってんのよ!ま、あたしゃ結婚を祝うために取っておくはずの酒を飲んじまっただけだけどね!あっはっは!」

 

ル級「え、そんな事でか?」

 

隼鷹「ま、提督への愛が原動力の奴が多すぎたってことさね!ん、あんた深海棲艦か?じゃ亡命か占領かい?あっはっは!こんなところに来るとは物好きだね!ま、なんなりとしていきな。なんかしてもどうせ提督が帰ってくりゃ元通りさ!あっはっは!」

 

ル級「提督は何時帰ってくるのだ?」

 

隼鷹「んーと、1900だな!船で帰ってくるとか言ってたな!」

 

ル級「そうか。ありがとう。あ、そうだ。この深海の銘酒をやろう。これは上手いぞ!」

 

隼鷹「おお、ほんとか!?ありがとさん!」

 

ル級「なに、話を聞くだけと言うのは主義に反するのでな。私なりの貴女へのお返しさ。」

 

隼鷹「あっはっは!面白いやつだな!美味しく頂くよ!」

 

ル級「じゃな。」

 

隼鷹「じゃーなー。」

 

 

隼鷹「…船だし間違っちゃないな、うん。」

 

 

 

ル級「ヲ級、ここの提督は1900に船で帰ってくるそうだ。」

 

ヲ級「ほう!なら、船着き場に深海の旗を掲げ、占領したことを知らしめたあとに砲撃で沈めてやろう!さあ、あと二時間しかない!準備するぞ!」

 

イ級「キュー!」

 

 

………

 

 

犬城『あー、長旅ご苦労様でした。まもなく柱島、柱島です。お忘れものなどございませんようご確認ください。…ん、あれは…。』

 

千代田『どうしたの、提督?』

 

犬城『うちの港に深海の旗が立ってる。占領されたのかもしれない。千代田、ライトニングにガンポッドを満載で全機上げろ。こがも!全艦主砲での戦闘用意!場合によってはCIWSとLaWSの使用も許可する!指示を元に攻撃しろ!』

\クエー/

\クワックワックワッ/

\クエー/

 

犬城『全艦、我ニ続ケ!左回頭82!全艦、単縦陣で行くぞ!』

 

千代田『了解!』

 

 

 

ヲ級「…なあ、ル級。確かにあれは船だけどさ。」

 

ル級「戦艦…。それに正規空母に重巡クラスが八隻。しかもしっかりとこっちに砲がすべて向いているうえ、上空にはジェットが…んーと、30は飛んでるな。しかも機関砲を四つもぶら下げてる。」

 

チ級「リ級ちゃん…白い布あったよね?早く振ろう。」

 

ヲ級「ま、まだ負けた訳じゃないじゃん!やってみたら倒せるかもよ!ほら、ル級砲撃!」

 

ル級「…わかった。主砲、てー。」

ドーンドーンドーンドーンドーンドーンドーンドーンドーンドーンドーンドーン

 

 

 

犬城『む、敵発砲。』

 

千代田『当たる?』

 

犬城『もう当たった。被害無し。…各種ガトリングにペイント弾装填。』

\クエー!/

 

\クエックエー!/

犬城『了解。全艦、ガトリングにてやつらを撃て。』

\クエー!/

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

 

 

 

ル級「…全く被害がないみたいだ。」

 

チ級「やっぱ白旗…」

 

ヲ級「な、敵がガトリングで撃ってきた!うわぁぁぁ!?避けられない!」

 

パパパパパ

ピチャピチャピチャピチャ…

 

ル級「…へ、ペンキ?」

 

隼鷹「あっはっは!流石提督だ!『提督、もう撃たなくていいぞ!』」

 

犬城『了解した。これより接岸する。』

 

隼鷹「『りょーかい。』ほらほら、提督が来るよ、並びな。」

 

ヲ級「へ、あ、はい。」

 

 

 

犬城「ただいまー。そして、はじめまして、かな。深海の諸君。」

 

ヲ級「今ならやれるんじゃないか?」

 

リ級「かも?」

 

千代田「たっだいまー!提督、一応これ装備しといたよ!」

 

犬城「おう、ありがとさん。」

 

ヲ級「前言撤回。」

 

リ級「同じく。」

 

犬城「んで、君たちはどうするんだ?帰るなら護衛を付けて外海まで送る。残りたいのなら亡命扱いで残ってもいい。」

 

チ級「え、残っていいの?」

 

犬城「亡命だからな。」

 

チ級「する。」

 

犬城「決めるの早いな!?」

 

チ級「だって戻っても殺されるか実験対象にされるだけだもん。戻りたくない。」

 

犬城「そりゃひどいな。」

 

チ級「だって、上のやつらのほとんどは私たちを駒程度にしか思ってないもの。」

 

犬城「ふむ。そうか…。他の子達はどうするんだ?」

 

ル級「衣食住は大丈夫なのか?あと、実験に使われたりとかは無いのか?」

 

犬城「衣食住は恐らくうちに住むことになるから問題はない。実験は、させない。多少話は聞くかもしれんがな。」

 

ル級「させない?ということはやはり…」

 

犬城「ああ。上層部では話が出るだろうな。まあ、そんな話が来てもさせん。大丈夫だ。」

 

ル級「だが、起きてしまったら?」

 

犬城「そんときゃ日本が不幸なことになるだけだ。問題ない。」

 

千代田「いや問題大有りよ。なんで日本が不幸なことになるのよ。」

 

犬城「そりゃあロシアさんに圧力をかけてもらうからな。」

 

千代田「あー。うん。そういうことね。」

 

犬城「ロシアは深海棲艦の亡命にもかなり寛容だからな。頼まなくとも情報さえ流せばいい。あとはテレビ局にでも情報を流せばおしまいよ。」

 

千代田「うわぁ。」

 

ル級「かなりすごいことをやろうとしているのはわかったような気がする。わかった。私も亡命させてくれ。」

 

犬城「了解。他の子は?」

 

ヌ級「ヌ。」

 

チ級「残るって。」

 

犬城「お、おう?」

 

ホ級「あたしは残る!楽しそうだし!」

 

ツ級「私も亡命させてください。1日24時間労働はもう嫌なんです…。」

 

犬城「おおう、それは辛いな。」

 

ネ級「ニャ。」

 

犬城「わかった。」

 

千代田「かわいいかも。」

 

隼鷹「え?え?」

 

リ級「私も亡命する。」

 

犬城「了解。んで、お前らはどうする?」

 

イ級「キュー!」

 

ロ級「キュー!」

 

ハ級「キュッキュキュー!」

 

二級「キュキュッキュキュッキュキュッキュキュー!」

 

犬城「…そうか。ヲ級に付いていくのか。ヲ級、どうする?」

 

ヲ級「…亡命、させてくれ。こいつらを死なせるわけにはいかん。」

 

犬城「了解した。じゃ、手続きしに行くぞー。」

 

いちかも「クエー?」

 

犬城「お前らは…鶏たちの面倒を見ておいてくれ。後で連れていくから。」

 

いちかも「クエー!」

 

犬城「よし、頼んだぞ!」

 

那珂「あぁ…提督…。お帰り…。」

 

犬城「お、おうただいま。那珂、アイドルがしちゃいけない顔をしてるぞ。」

 

那珂「あははは。流石に一人で五日間も全部やるのは厳しかったよ…。」

 

犬城「なに?山城に大井に祥鳳はどうしたんだ?」

 

那珂「寝込んじゃった。『提督が千代田と付き合っちゃったぁぁぁ!』とかいって熱出して。」

 

犬城「はぁ?なんでそんなデマが流れてるんだ?」

 

那珂「え、デマ?」

 

千代田「ええ。付き合ってなんかいないわよ?そりゃ二人で旅行に行ったから勘違いされるような気はしてはいたけど。」

 

那珂「え、でも艦娘シュミレーターの記事に犬走初と星野千代のカップルって…。」

 

犬城「は?犬走初って誰だ?」

 

千代田「星野千代?」

 

那珂「え、あれ提督じゃないの?」

 

犬城「ああ。」

 

那珂「…ああああああ!もう!」

 

犬城「な、なんだ!?どうした!?」

 

那珂「ならなんで私がこんな苦労しなきゃいけないのよ!」

 

犬城「那珂、落ち着け。休暇とアイスやるから!」

 

那珂「団子とケーキもお願い!」

 

犬城「わ、わかった。」

 

 

 

数日後、付き合ってないという情報が広がり、やっと元の鎮守府に戻ったそうな。

 

 

 

~突然の比叡回~

 

犬城「大規模作戦は地中海から出てくる敵艦隊の撃滅、及び地中海に突入、欧州解放の足がかりを作る、か。」

 

比叡「インド洋を通って紅海を抜け、地中海ですか…。インド洋、行きたくないです…。」

 

犬城「…ああ、そうか。比叡はインド洋で沈んだんだったな。」

 

比叡「はい。潜水艦からのミサイルにやられて…。そのせいで高杉長官も覇気を無くしてしまったと聞きますし…。あのとき沈まなければ…!」

 

犬城「もう過ぎたことだ。過去の事を悔やんでも仕方ない。それよりも同じ事を起こさないために努力しよう。」

 

比叡「…はい!そういえば、先行して潜水艦たちを出撃させた、と言ってましたが、うちの子達は誰も出ていませんよ?」

 

犬城「…お前なら分かるんじゃないか?居ない潜水艦、そして紅海からくる艦隊。」

 

比叡「…な!まさか提督!紅海雷撃作戦をこの世界でやるつもりですか!?」

 

犬城「ふふふ。そういうことだ。」

 

比叡「提督、流石です!あの世界の戦術や作戦は大抵奇策ですからね。相手にも読めませんよ!」

 

犬城「だな!あっはっはっはっ!」

 

比叡「にしても、なぜ私の世界の事を?紅海雷撃作戦は話してないはずですが。それに…X艦隊についても。」

 

犬城「…実はな、俺は日本武尊なんだ。」

 

比叡「…ガチですか。」

 

犬城「ああ。基本的にはヤタガラス級木造戦艦『オウスノミコト』となってる。ただ、一部のやつらはこの事は知ってる。」

 

比叡「そうなんですか。この鎮守府には?」

 

犬城「千代田とX艦隊、そしてお前だけだ。」

 

比叡「わかりました。できる限り秘匿します。」

 

犬城「頼んだ。」

 

比叡「さて!あの子達はどうなりましたかね!」

 

犬城「連絡を待つしかないさ。あ、この資料しまっといて。」

 

比叡「あ、はい。」

 

 

~紅海雷撃作戦~

 

富嶽『こちら富嶽。敵は気づいていないわ。全艦、無音浮上。』

 

水神『こちら水神。あのときと一緒でいいのかしら?』

 

快龍『そういう指令だ。やるぞ。』

 

富嶽『よし、これより心臓作戦と連動した作戦である紅海雷撃作戦を開始する!全艦USM、てー!』

 

爽海『てー!』

 

快龍『全弾発射完了!』

 

富嶽『よし!全艦最大船速!…全艦誘導魚雷、ってぇー!』

 

水神『てー!』

 

爽海『発射完了!』

 

富嶽『よし!急速潜航!敵の下を通って逃げるわよ!』

 

快龍『了解!』

 

 

 

 

尊氏「…!天照!富嶽号から入電!『ワレ紅海ニテ雷撃ス。敵遠征艦隊全艦沈没。コレヨリ帰投スル。』とのこと。」

 

天照「そうですか。流石ですね。さて、私もやりますかね。ニ式誘導噴進弾発射用意!…発射!」

シュゴォォォシュゴォォォシュゴォォォシュゴォォォシュゴォォォ…

 

天照「…よし、鎮守府に打電!『ワレ噴進弾ヲ敵列車砲陣地ヘ発射。』」

 

尊氏「打電しました。」

 

天照「さて、あとは待ちましょう。対潜警戒厳にせよ!」

 

尊氏「了解しました!」

 

天照「…はぁ。早くお兄様に会いたいです。」

 

尊氏「これが終わったら帰れますから、あと一踏ん張りです。」

 

天照「…はーい。…!観測機から入電!敵列車砲陣地壊滅!よし、帰りましょう!」

 

尊氏「観測機を回収してからですよ。」

 

天照「はーい。」

 

 

~時間は少し遡り、列車砲陣地~

 

列車砲姫A「なに?またフランスの艦娘がジブラルタルから来ただと?」

 

列車砲姫B「ははは!あいつらも学習しないな!我々がいる限り地中海は墜ちんよ!」

 

列車砲姫C「その通りだ!さあ!沈めてやろうではないか!」

 

列車砲姫D「砲用意!ってぇー!」

ドドドドドドドドドォーンドドドドドドドドドォーンドドドドドドドドドォーン…

 

 

列車砲姫A「おや、戦艦が一隻生き残ったか。よし、全員でそいつを集中砲火だ!」

 

列車砲姫B「よっしゃ!いくぞ!」

 

列車砲姫C「な!北から敵機来襲!」

 

列車砲姫D「なにぃ!?総員、トンネル内へ退避!」

 

列車砲姫A「駄目だ!間に合わない!う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ボン

ボンボンボンボンボン

ゴォォォォォォォォォォ

 

列車砲姫B「ギャァァァァァ!」

 

ドカァァァァン

 

 

尊氏観測機「…敵列車砲陣地は完全に吹き飛んだ。トンネル内の弾薬が爆発したようだ。おお、山が完全に吹き飛んでしまった。やはりサーモバリックは最高だな!」

 

 

映像で見たい方はニコニコ動画のキーワード検索で『旭日のチート艦隊』と調べるといいかも?5話あたりで見れるよ!このシーンはかなり作画がすごいので見てみてほしいっぽい!『紺碧のチート艦隊』も投稿してくださっているのでOVA版紺碧の艦隊、旭日の艦隊すべてみれるかも!ただコメントがアレなのでNG共有強かコメントを消すといいです。




犬城「はい、お疲れさまでした。」

比叡「いやはや、紺碧の艦隊これくしょんになってきましたねえ。」

犬城「ちなみに帰宅から比叡回までは二週間ほど空いてます。」

比叡「オリジナル(?)な娘も出てきましたね!」

犬城「まあ紺碧旭日なんだが。OVAは見ていて楽しいからおすすめです。あのなんでもありな感じが楽しい。」

比叡「私も活躍しますよ!」

犬城「やっぱ銀河万丈さんは最高だな!」

比叡「ですね!にしても、なんで本編の犬城と千代田は付き合ってないって言ったんですか?告白したじゃないですか。」

犬城「知りたい?んじゃ、後書きを使って番外編、『千代と初の約束』をやります。」

比叡「まさかの後書きでである。」



~千代と初の約束~

初「んで、晴れて恋人同士となったわけだが。」

千代「んー?なんかあるの?」

初「恋人になったのは初と千代だ。だから、スイッチを入れたあとは」

千代「仕事中は勿論、鎮守府に居る間は部下と上司である山城と千代田ってことでしょ?」

初「…ああ。そこは徹底したい。」

千代「ま、提督が色々隠してるのは薄々前から気付いてたから。わかった。外でしった初のことは基本的には話さないよ。あんまり意味のないことは話してもいい?」

初「まあ、いいだろう。」

千代「わかった。私だってスイッチの切り替えぐらいできるんだから。ただ、たまにでいいから旅行に行こうね?」

初「ああ。勿論だ。」

千代「あ、そうだ!なんで山城なのか教えてよ!」

初「ああ、いいぞ。それはな、俺が山城の艤装の初めての適合者だからだ。」

千代「え、そうなの!?」

初「ああ。もともと、艤装は男の自衛官が装備して、深海棲艦へ立ち向かうためのものだったんだ。そして、敵の装備が二次大戦チックだったので二次大戦の時の軍艦を元に艤装は作られた。そして、その中の山城の艤装に初めて適合したのが俺なんだ。だから山城の名がついた。ま、そのあとに艦娘が現れたからそれで出撃することはなかった。」

千代「へー。艤装ってもともとはそういうものだったんだ。」

初「ああ。だがな、初期の艤装の中でひとつだけ艦娘が現れなかった艤装があった。それは、『日本武尊』だ。」

千代「え、あの伝説の戦艦の?」

初「ああ。で、それにも適合したから、俺は日本武尊の艤装を装備して各地を飛び回った。」

千代「各地?」

初「ああ。その頃は深海棲艦のせいで世界中が大変なことになっててな。日本から国連軍として世界中の解放へ向かったんだ。それは知ってるだろ?」

千代「うん。欧州、アフリカ、南米、米国、そしてロシアへ出撃したんだよね。」

初「ああ。ま、欧州、アフリカ、南米は撤退戦になってしまったがな。俺は最初はロシアに単機で向かわされた。対深海棲艦改修をされたガルーダと日本武尊の艤装を与えられて、残された土地はモスクワ周辺のみとなってたロシアを救いに行ったんだ。」

千代「え、単機で!?」

初「ああ。どうも米国から圧力がかかったらしくてな。俺のみだった。」

千代「ひどい!死にに行けといってるようなものじゃない!」

初「ああ。だから俺は死に物狂いでロシアの人たちと数ヶ月戦ったよ。ガルーダで敵を撃って撃って撃って、爆弾を落とし、下がる兵を援護し、ガルーダから降りてロシアの人たちに加勢して艤装で敵を潰し、ガルーダの援護に共に喜び、共に敵を吹き飛ばして行ったんだ。」

千代「え、すごい。」

初「たった一人とはいえ日本の自衛官が飛行機に乗ってやって来て共に戦ってくれたからだろうか。皆の士気もどんどん上がっていってな。終いには大統領とも肩を並べて敵を撃っていったものさ。そんななかで、降伏してくるものも現れた。だがな、ロシアの人たちは本当に素晴らしかったよ。そいつらに恨み辛みをぶつけるでもなく、ただ共に戦い、平和に暮らそうと持ちかけたんだ。」

千代「え、すごい。」

初「自分達も追い詰められ、そして今も敵を撃っているからだろうかね。互いに生きることを選んだんだ。それ以降はどんどん土地を取り戻していって、今に至るわけだ。だから、ロシアにはロシア国籍を持った深海棲艦もたくさん居るし、亡命した深海棲艦もたくさん居るんだ。それに、当時ロシアを占領していた深海棲艦たちが捕虜等を殺さなかったのも評価が良かったようだ。それでもやはり多少の禍根は有るようだが。」

千代「え、日本からの支援は初だけなの?」

初「実は物資支援だけはこっそりしていたがな。だが、人員は俺だけだったな。大変だった。」

千代「へー。じゃ、初はロシアの英雄だね!」

初「あっはっは。まあな。ただ、おかげで当時はアメリカにはかなり疎まれたがな。」

千代「ま、当時はまだいがみ合ってた頃だしね。逆に今こうしてては取り合わずとも協力してるのが不思議なくらいに。」

初「ほんとそれ。」

千代「まあ、世界はすこし、平和になったのかもね!」

初「だな!」





犬城「はい、というわけで番外編でした。」

比叡「約束が全体の大体五分の一も無いんですが。」

犬城「忘れていた伏線を回収したらこうなりました。」

比叡「というか初は元自衛官なんですね。」

犬城「ああ。んでロシアの英雄だ。」

比叡「だからAK-12があんなに。」

犬城「そういうこと。格納庫に有った機体も、米国からは買った物だけど、ロシアの物は全部いただいたものだよ。」

比叡「いまロシアはどうなってるの?」

犬城「ロシアはいま世界で一番裕福な国、となっているよ。深海棲艦とも仲良くなったからあっちの技術もあるから、とくに鉄や油の生産技術がはねあがって、今や世界一の原油の精製国だよ。」

比叡「へー。じゃあ日本の扱いは?」

犬城「世界一安全な国、だね。国内の治安についても、深海棲艦に対しても。ただしゴジラは自然災害扱いです。」

比叡「じゃ、アメリカは?」

犬城「小さな2000年の地球、だな。」

比叡「え、なにそれ。世界一の軍事大国とかかと思ったのに。」

犬城「あー、いまアメリカには英、仏、独、伊、その他もろもろの亡命政権やその国民が逃げ込んで来ているんだ。それ故に人間同士で小競り合いも起きているし、治安もかなり悪い。だから、2000年の地球を小さくしたような感じってわけだ。」

比叡「え、日本とかロシアは助けないの?」

犬城「ロシアは同盟などは結んでいないからな。基本的には助けない。日本は、移民だと色々と手続きが大変だからあまりこれないんだ。年に50人程度だな。」

比叡「へー。少ないね。」

犬城「まあ、そういうことのキャパは日本にはないからな。仕方ない。他の土地は大体深海棲艦に占領されてるしな。」

比叡「そっかー。大変ですねぇ。」

犬城「ああ。ま、これ以上長くなるのもあれだし、ここで終わりにしよう。」

比叡「ほんとだ!後書きが2700字越えてる!」

犬城「それでは、さいならー。」

比叡「また次回です!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。