『山城』と柱島な日々   作:タマモワンコ

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犬城「どうも、犬城です。」

伊勢「一話以降出番のない伊勢です。」

犬城「という訳で遂にやってきます。」

伊勢「なにが?敵?」

犬城「まあ、すぐわかります。」

伊勢「ふーん。あ、そういえば今回は遅かったね。」

犬城「忙しさはどこまでも付きまとってくる…。石の下に下敷きにしても這い出してくる…。ぐふっ」

伊勢「あ、提督が死んじゃった。ま、いっか。それでは21話、どぞー。」


第21話 遂に

~始まりの『杭』~

 

犬城「…あの、東野社長。」

 

秦山航空工業株式会社社長:東野源一郎「なんですかな?」

 

犬城「私は、R戦闘機の一号機が完成したと聞いてやって来たのですよ。」

 

東野「そうですな。」

 

犬城「私は、てっきりR-9Aがあるもんだと思っていたのですよ。」

 

東野「そうでしょうな。」

 

犬城「それでは…なぜR-9DP『HAKUSAN』があるんですか!」

 

東野「いやー、実はですな、波動砲のデータが来るまでは波動砲の開発、というよりは波動の収束とそのベクトル変更にかなり手間取っていたのですよ。そこに波動砲ではなく波動をまとったパイルバンカーを装備した機体があるという情報が入ってきて、一部の…まあロマンを追い求めている技術者たちがやる気を出して作り始めてしまいましてな。結果、ザイオング慣性制御システムの完成と共に本機体も完成したのです。」

 

犬城「…確かにロマンはかなりのものですが…アローヘッドよりも早くできてしまったのですか。」

 

東野「はい。まあ…我々はデータを再現しているに過ぎず、R-typeの世界のように一から開発しているわけではありませんからな。こういうことがあっても良いのではないかと。やる気があることはいいことですしな。」

 

犬城「…まあ、そうですね。ですが…この世界の空ではこんな近接戦闘機なんて使えませんよ。」

 

東野「機体の強度もそこまでではありませんからな。R-typeの世界のように敵機をぶつかって撃墜する、なんてことはこのハクサンでも、現在九割九分完成しているアサノガワでもむずかしいでしょう。」

 

犬城「待ってください!?アサノガワもほぼ完成しているんですか!?」

 

東野「ええ。前方防御を大幅に増やし、さらにパイルバンカーの射出に波動エネルギーを使用して更なる高速射出及び高火力化、弾頭の高硬度化による波動エネルギー容量の増加、そしてTLシリーズのハイブリッド波動砲システムを応用してパイルバンカー使用後の砲部分に試作型のスタンダード波動砲も仕込んであります。まあ…アサノガワというよりはアサノガワⅡ、と言ったところでしょうか。形は元と同じですからな。」

 

犬城「なんというか…詰め込みましたね。」

 

東野「やりすぎだと私は思いますがね。ただ、試験運用の上では全く問題がありませんでした。強いて言うならパイルバンカー射出時の反動が殺しきれていないため、戦闘機動を取りながらの攻撃が少々難しい、というところですかな。直進しながらであれば確実に当たるのですが。」

 

犬城「かなり強い機体ですね。この調子だとケンロクエンなんかはすごいことになりそうですね?」

 

東野「そのケンロクエンもすでに50%は完成しておるのですが…、まず前方防御がアサノガワのパイルバンカーを50回、ケンロクエン自身のパイルバンカーであっても10回は受け止めることができるそうです。また射出に使用する波動エネルギーを増やしてさらに火力を上げ、反動も後方へ余剰エネルギーを噴射することで解決しました。現在は、スタンダード波動砲試作型をメガ波動砲かハイパー波動砲に換装する作業をしています。」

 

犬城「もうなんというか…強いですね。それしか言葉が浮かばないほどには。」

 

東野「ただまあ…コストは恐ろしいことになりましたが。」

 

犬城「…して、いくらで?」

 

東野「900億円。米国のF-22制空戦闘機の約6倍ですな。」

 

犬城「…確かに、恐ろしいですね。ここまで高価だとエース専用機になりそうですね。」

 

東野「まあ、パイルバンカーなんてエース中のエースしか扱えないものですから、問題は多分ないとは思うのですがね。全体に配備していくであろうR-9Aはイーグルと同レベルのコストになる予定なので大丈夫ですし。」

 

犬城「ならまあ…。ただ、あまり変なシステムはつけないでくださいね。」

 

東野「わかっておりますとも。」

 

 

 

~好きな艦~

 

青葉「司令官、質問です!」

 

犬城「おうっ!?なんだ、青葉か。なんだ?」

 

青葉「とりあえず今作っているプラモの詳細を!」

 

犬城「これか?R-9/0『RAGNAROK』のプラモだ。地形すら貫通するメガ波動砲、波動砲の連射を可能にしたハイパードライブシステム、完全に一から人が編み出したシャドウフォース。それらを装備しているのがこの機体なんだ。」

 

青葉「R-9…というとR-typeですか。」

 

犬城「ああ。波動砲の連射というロマンを成し遂げた機体だ。」

 

青葉「ふむふむ。司令官はこの機体が一番好きなのですか?」

 

犬城「うーむ、一番はやっぱR-13A『CERBEROS』かな。あの機体は強いしかっこいいしなにより悲劇の機体だ。アイレムらしさもあって良い機体だと俺は思うな。」

 

青葉「なるほどなるほど。」

 

犬城「…それで?他に質問があるんだろ?」

 

青葉「おお!よくお分かりで!」

 

犬城「まあ長い付き合いだからな。」

 

青葉「最初の頃は私が追いかけ回してただけですけどね。それで質問なんですが…ズバリ、各艦種で一番好きな艦を教えてください!」

 

犬城「また変な質問だな。それは…艦娘としてか?それとも艦としてか?」

 

青葉「もちろん艦娘です!」

 

犬城「ですよねー。」

 

青葉「では、まずは砲撃戦の華、戦艦から一人!」

 

犬城「山城。」

 

青葉「即答!?」

 

犬城「ああ。戦艦では戦力としても、部下としてもトップだな。制空能力はあり、砲撃も十分。仕事の態度も固すぎず適当すぎずのちょうど良いバランスだ。」

 

青葉「なるほどなるほど…、では…例えば長門さんや大和さん、武蔵さんはどうでしょうか?」

 

犬城「うーん、長門は少々固いかな。もう少し柔軟に動ければ良いんだが、予想外の事が起きるとフリーズするのは少し良くないな。大和と武蔵は…たしかに強いんだが、燃費がきつい。それにまだ練度は中の下レベルだからな。」

 

青葉「なるほど。たしかに大和さんは艦娘になってから日が浅いですしね。では次に空の支配者、正規空母から一人お願いします。」

 

犬城「正規空母だと…瑞鶴だな。今はまだ加賀やサラトガの影に隠れがちだが、素質は十分すぎるほどある。あと一年もすれば最強の空母となるだろうな。」

 

青葉「それほどですか!?」

 

犬城「ああ。時代が進めば装備も更に強くなるからな、おそらく敵うものはいなくなるだろう。」

 

青葉「それはすごいですね。ふむふむ…。では、次に軽空母から一人お願いします。」

 

犬城「軽空母なら祥鳳だな。全ての能力が高レベルだから、何を任せても大丈夫だしな。」

 

青葉「ありゃ、千代田さんじゃないんですか?」

 

犬城「千代田はかなりおっちょこちょいだし、戦闘技術も艤装に頼るところが大きいからな。」

 

青葉「そうなんですか…。では次に…航巡と重巡から一人お願いします。」

 

犬城「うーん、まあトップは衣笠だな。あの幸運と歌声はすごいな。それに、親友だしな。」

 

青葉「なるほどなるほど。あ、青葉は何位ぐらいですか?」

 

犬城「んー、二位かな。」

 

青葉「へ!?高いですね。」

 

犬城「そりゃ長い付き合いだし、なによりその情報収集能力は他に類を見ないからな。」

 

青葉「え、えへへ。嬉しいです。えへへ。」

 

犬城(青葉の照れがお可愛い。めっちゃ可愛い。)

 

青葉「はっ!自分の世界に浸ってしまってました!えーっと、そうそう!提督の好きな艦でした!じゃあ次は軽巡と雷巡から一人!」

 

犬城「んー、軽巡雷巡だと大井だな。あいつは強い。」

 

青葉「なるほど、それは納得です。では次に一番人数の多い駆逐艦から一人!」

 

犬城「駆逐艦なら霞だな。霞には戦闘も仕事も普段の生活でも色々と頼りにさせてもらってるからな。ちなみに霞の作るお菓子はかなり美味しいから一度は食べさせてもらうといい。」

 

青葉「ほう、それほど美味しいのですか。こんど頼んでみます!それでは…以上ですね。ありがとうございました!」

 

犬城「おう。」

 

青葉「それでは!」

ガチャバタン

 

 

~艦隊これくしょん ―提督の謎―~

 

漣「提督が死んだ!」

 

曙「この人でなし!」

 

犬城「殺すな殺すな。」

 

潮「皆の愛した提督は死んだ!何故だ!」

 

朧「坊やだからさ…。」

 

犬城「ザビ家の人間でもないからな。うん。」

 

漣「つれないなぁ、ご主人。」

 

犬城「まだ死にたかねぇからな。それで?呼び出したのは他にも用事があるからだろ?」

 

曙「ええ。このゲームがクリアできないのよ。」

 

犬城「んー?…トランスフォーマー、コンボイの謎か。うーん、どこで詰まってるんだ?」

 

潮「一面です。」

 

犬城「早いな!?」

 

朧「だって、弾がちっちゃいからよけれないんだもん。」

 

犬城「…とりあえず漣、やってみろ。」

 

漣「ほいほーい。」

 

 

デーレレーレーンテレレレレン♪(スタートの時の音楽)

テーレーレレレレレー(ステージBGMの入り)

デーン(被弾)

デーレレーレーンテレレレレン♪

 

犬城「…三歩も歩いてないな。」

 

曙「正直に言うわ。これ無理でしょ。」

 

犬城「ふむ、ならば俺からクリアのためのヒントを二つ。」

 

漣「おお!なんですか?」

 

犬城「一つ、止まるな、走り続けろ。二つ、死んで覚えろ。以上。」

 

潮「…ねえ、朧ちゃん。私たち、かなり大変なものに手を出しちゃったんじゃない?」

 

朧「みたい、だね。R-typeの七面後半復活ぐらいの難易度かな?」

 

犬城「ちなみに、最速クリア記録はたしか4分25秒だ。頑張れよ。」

 

曙「うう、頑張るわ…やってやるわ!」

 

 

《一方そのころ。》

 

熊野「トランスフォーム!」

 

鈴谷「うわぁ!?く、熊野が軽空母に!?て、提督ー!」

 

 

~ゆらゆら~

 

由良「提督さん、私に用?」

 

犬城「ああ。…第五回キス島ブートキャンプ、旗艦に由良、君が選ばれた。おめでとう。改二まで、頑張ってくれ。」

 

由良「…え?う、嘘でしょ?提督さん?」

 

犬城「…。」

 

由良「嘘だと言ってよ提督!」

 

犬城「…そこはバーニィで良かったんじゃないか?」

 

由良「それは…少し思いました。」

 

犬城「まあ、すまんな。由良の改二はかなり魅力的でな。」

 

由良「うぅ…。頑張ります!」

 

犬城「頼む。」

 

 

 

いつき「ねー、キス島ブートキャンプってなに?」

 

犬城「ああ、キス島ブートキャンプは、キス島周辺にいる水雷戦隊と延々と戦闘を繰り返して、一気に改装できる練度まで上げる方法だ。ちなみに、かなり大変だ。」

 

いつき「うへぇ。…あれ?第五回ってことは、これまでにも何回かやったの?」

 

犬城「ああ。今までに四人。一人目は大潮、二人目は蒼龍、三人目は飛龍、四人目は祥鳳だな。それ以降は特にキス島にはいかなかったな。」

 

いつき「へー。あれ?じゃあなんで今回はキス島なの?」

 

犬城「キス島は、編成さえしっかりすれば消費する資材が少なくてすむんだ。それに対してサーモンはきついからな。」

 

いつき「…でもさ、由良ちゃんのレベル上げならリランカでよくない?」

 

犬城「…俺運悪いから、高確率で戦艦と遭遇するんだよね…。まあ、ちょっと試してみて効率の良い方をやるか。」

 

いつき「そうしたほうがいいね。うん。」

 

 

 

~さんまさんまさんま~

 

犬城「ついに、この時期が来たな…。」

 

山城「そう、ですね。あの時期ですね。」

 

いつき「え、なになに?なにがあるのさ。」

 

犬城「そりゃあ決まってるだろ。」

 

いつき「え?う、運動会とか?」

 

山城「違うわ。秋刀魚漁よ。」

 

いつき「へ?秋刀魚?」

 

犬城「ああ。この時期は秋刀魚漁船の護衛を行うんだ。ついでに漁の手伝いもな。」

 

いつき「…軍艦が?」

 

犬城「それも戦艦とか空母がな。」

 

いつき「えぇ…。」

 

山城「しかも、護衛した漁船の収穫量によっては特別報酬も出るわ。例えばなかなか手に入らないネジとか。」

 

いつき「それは、参加しなきゃ。」

 

犬城「当たり前よぅ。」

 

 




伊勢「はい!お疲れさまでした!」

日向「まさかのハクサンだったな。」

伊勢「そしてアサノガワもほぼ完成、ケンロクエンは半分。恐ろしいね!」

日向「逆にアローヘッドがいつ登場するのやら。」

伊勢「最終型はあれだよ。スレイブニルにPOWアーマーを常にくっつけた機体。」

日向「バルムンク撃ち放題だな。」

伊勢「それで、謎のトランスフォーマーだね。」

日向「謎だな。なぜこんな話ができたのやら。」

伊勢「…はっ!これが提督の謎か!」

日向「なるほど、わからん。」

伊勢「だよねー。あとは…由良ちゃんはレベリング行きですか。」

日向「ああ。どの攻略にも由良が良い由良が良いとかいてあるから遂に育成に乗り出したようだ。」

伊勢「遅い。」

日向「ま、そもそもの水戦が二機しかないからあまり意味ない気もするがな。」

伊勢「二式水戦高いのよ。ネジが。」

日向「任務でもやってろ。」

伊勢「はーい。…で、提督どうする?血を吐いて倒れたままだけど。」

日向「放っておけばいい。そのうち治るさ。」

伊勢「ひでぇ。あ、次回投稿は情報まとめみたいな感じになると思うって言ってたわ。」

日向「おいおい。まだ21話なのにまたか?」

伊勢「筆者曰く、『情報をたまにまとめないと忘れるから』だそうよ。あ、多分ついでに伏線とか本編では触れないようなことも書くはず。」

日向「そうか。まあ、あまり期待せずに待っていてほしい。それでは、さよならー。」
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