『山城』と柱島な日々   作:タマモワンコ

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犬城「どもども!犬城ですぅ!」

168「イムヤよ!」

犬城「いやはや、22です。ふたふたです。」

168「今回はどんな話?」

犬城「んー、戦闘機できたよ、秋刀魚とるよ、裏切り者いるかもっぽいよ、メタマだよ!」

168「うん!わからないわね!それじゃ本編どうぞ!」

犬城「秋刀魚…釣れない…。」


第22話 動き出す鉄の塊

 

3、2、1、Let's go!(絶望★)

 

 

~政治フェイズwith山城~

 

山城「おはようございますー。」

 

犬城「おう、おはよう。今日の秘書艦頼むよ。」

 

山城「まかせてください。」

 

いつき「ううー、おはようございますぅ…」

 

犬城「おはよう。とりあえず目を覚ませ。」

 

いつき「ううー。ねむいー」

 

犬城「あ、山城。冷蔵庫から午後ティー取ってー。」

 

山城「提督、毎日のように午後ティーを3Lも飲むのは体に悪いのでせめて1.5Lにまずは減らしてください。」

 

犬城「無理だ。俺の体の七割はミルクティーでできているからな!」

 

山城「なにアホなことを言ってるんですか…。」

 

犬城「ははは、まあいいのさ。んじゃ、日誌を書く…じゃない、新聞でも読むかねぇ…。」

 

山城「日誌は提督違いでしょう…。」

 

いつき「うにゅー。」

 

山城「はぁ…。それで?今日はなにがのってますか?どっかの議員の汚職ですか?それとも著名人の不倫ですか?」

 

犬城「んー、良いことに違うな。『大高首相、次期主力戦闘機計画として《R計画》を発表』だそうだ。」

 

山城「《R計画》?なんですかそれは。」

 

犬城「新技術を盛り込んだ最新式、最先端の戦闘機としか新聞には書いてないな。細かいことは知ってはいるが…んー、ここでは話せないな。いつきがいるし。」

 

山城「あー。」

 

いつき「…Zzz…」

 

犬城「いつきー。起きろー。仕事中だぞー。」

 

いつき「はっ!ね、寝てません!寝てませんよ!」

 

犬城「嘘つけ絶対寝てた。」

 

いつき「うー。」

 

山城「まぁ…それ以外には?」

 

犬城「んー、ん?『新しい政党あらわる、政界に新たな風か?』だそうだ。」

 

山城「また新党ですか。次はどこの離党者ですか?」

 

犬城「んー、帝都の都知事だそうだ。」

 

山城「は?いや都知事って大変な仕事でしょうに、さらに仕事を増やすんですか?」

 

犬城「ようやるわ。『日本をリセットする』だと。まあ確かに今の国会は与党が強いが…。どうやってリセットするのかね?核ミサイルでも撃つのかな。」

 

山城「そんなことしたら大変なことになりますよ。まあ、しっかりとした信念のある政党なら歓迎すべきです。意見は多い方が議論も深まるでしょうし。」

 

犬城「だな。金と名誉のためでないことを祈ろう。」

 

コンコン

「衣笠です。」

 

犬城「入って良いぞい。」

 

ガチャ

衣笠「失礼しますっと。なんですかぞいって。」

 

犬城「とある国の大王の語尾だな。それで…ああ、演習か。」

 

衣笠「はい。」

 

犬城「内容は昨日伝えた通り、水雷戦隊同士の戦闘の演習だ。六隻編成で、紅白戦を行う。紅軍は監督官衣笠、旗艦古鷹、五十鈴、神通、陽炎、如月、文月。白軍は監督官…そうだな、いつきにしよう。監督官いつき、旗艦加古、由良、那珂、不知火、睦月、皐月でいこう。演習終了後は反省会を行い、それをもとに訓練をやってくれ。」

 

いつき「…Zzz…」

 

犬城「いつき!起きろ!」

 

いつき「ひゃあ!?な、なに!?敵襲!?」

 

犬城「ばかもん仕事だ!演習で、白軍の監督官をしてくれ。」

 

いつき「は、はい!わかりました!」

 

犬城「頼むぞ。」

 

衣笠「りょーかーい♪ほら、いつきさん、行くよ!」

 

いつき「う、うん。わかった。」

 

トテテテテテテガチャパタン

 

 

犬城「…あれ?演習開始は一時間後なんだが。」

 

山城「衣笠さんのことですし、演習前に航海練習とかがあるんだと思います。」

 

犬城「なるほど。」

 

山城「…それで、R計画ってなんなんですか?」

 

犬城「国家機密だから他言無用な?あ、あと青葉、こそこそ聞くくらいなら出てこい。」

 

「あちゃー、ばれてましたか。」

 

山城「え、どこから声が?」

 

犬城「たりめーだ。そのぐらいわからなきゃ今頃ロシアの雪の下だ。」

 

パタン

青葉「うへ、ロシアでの戦いってそんなにやばかったんですか。」

 

山城「…当たり前のように天井から降りてきたわね。」

 

青葉「壁に青葉障子に青葉、どこであろうと青葉です!」

 

犬城「嫌な言葉だなおい。ま、青葉も聞いても良いが他言無用だ。新聞もだめ。」

 

青葉「えー。ちょっとだけでも?」

 

犬城「だーめ。」

 

青葉「ちぇっ。」

 

犬城「漏れると俺が死ぬから。ま、お前らなら口も固いし話しても大丈夫だろう。」

 

山城「そんなに固いかしら?」

 

青葉「いや、山城さんはめちゃくちゃ固いです。ほんと喋ってくれないですし。ポロリとも。」

 

山城「そうかしら?うーん。」

 

犬城「ま、お前らは信頼しているからな。」

 

青葉「国家機密を話しても問題ないと思うほどの信頼ってすごいですね。」

 

山城「確かに。」

 

犬城「…確かに。」

 

青葉「あはは、あ、それでR計画ってどんなものなんですか?」

 

犬城「んー、簡単に言うと、『ゲームの戦闘機リアルで作ってみようぜ!』だな。」

 

山城「…は?」

 

青葉「…へ?いやいやいや。おかしいでしょう!?なんですか、SFを実現しようとしているってことですか!?」

 

犬城「まあ、そうなるな。」

 

青葉「えええええ…」

 

山城「…いや、まだよ。いくら元がゲームでもリアル寄りなものだってあるもの。それならまだ可能性はあるわ。その戦闘機の性能とかのデータはある?」

 

犬城「もちろん。えーっと、機隊の型番はR-9Aで機隊名はアロー・ヘッド。全高10.8m、全長16.2m、全幅5.1m、最高速度秒速208km、巡航速度秒速51km。装備は120mmレールキャノン二門、スタンダード波動砲一門だな。」

 

青葉「…うへぇ。」

 

山城「ひどいわね。なによ巡航速度秒速51kmって。」

 

犬城「ちなみに巡航速度でなら67時間連続飛行が可能だ。」

 

山城「うわぁ。」

 

青葉「というかそんな速度だとGがやばいのでは?」

 

犬城「ああ、それなら問題ない。G制御…というか慣性とかベクトルの操作技術が盛り込まれていてな、搭乗者や機隊にかかる負荷をほぼ打ち消すことができるんだ。まあ…それでも最高速度は10Gぐらいはかかるが。」

 

山城「なにそれすごいわね。それで…武装のレールキャノンとスタンダード波動砲?ってなによ。」

 

青葉「波動砲というと、宇宙戦艦ヤマトのあれですか?」

 

犬城「いや、あれとはまた違ったタイプだな。あれはたしかタキオン粒子がうんたらかんたらってやつだった。こっちは、力場を機体の前に作ってエネルギーを凝縮して、貯まったら方向を与えてドーン!ってかんじなんだ。」

 

青葉「ヤマトはタキオン粒子をなんかしてエネルギーを貯めて解放して撃つ!Rはエネルギーを前方に貯めて解放して撃つ!そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!」

 

犬城「違うのだ!」

 

山城「なにをいっているんですか…。」

 

青葉「なんか言わなければならない気がしました!」

 

犬城「いや、クリボーが勝手に…」

 

山城「クリボー?」

 

犬城「いや、なんでもない。」

 

青葉「ま、まあ!強い戦闘機ってことなんですね!」

 

犬城「ああ。ちなみに一機あたりの値段はF-15EJと変わらない。」

 

山城「はぁ!?こんな高性能機がですか!?」

 

犬城「ああ。少なくとも東野社長はそう言っていたな。」

 

青葉「ひぇー。あ、うちへの配備はどうなるんですか?」

 

犬城「んー、パイロットの練成が必要になるから、航空隊の配備はかなり先だろうな。あ、ただ近い内に試作機がうちに一機届くことになっているな。」

 

青葉「ほうほう!そのときは取材させてくださいね!」

 

犬城「まあいいだろう。さて、そろそろ仕事にうつるか。」

 

山城「あ、本当ね。もうこんなに時間がたってる。」

 

青葉「じゃあ、おひらきということで!それでは!」

 

 

 

~秋刀魚秋刀魚たっぷり秋刀魚~

 

犬城「あー!もー!秋刀魚とれねぇ!」

 

山城「30尾とか厳しいです…。」

 

大鷹「提督、疲れました。」

 

犬城「あー、大鷹はずっと秋刀魚を追いかけ続けてもらってたものなぁ。」

 

山城「まさか近海の秋刀魚が爆雷攻撃に巻き込まれて全滅するなんて思ってもなかったわ…。」

 

大鷹「だからといって空母六隻のみの艦隊を北方へ出撃させるのは如何なものかと思います。」

 

犬城「うう、受ける被害はかなり少ないんだよ?」

 

大鷹「その分消費資材が多いのでは意味がありません。それに、ル級を取りこぼして被害もらってるじゃないですか。」

 

犬城「ぐふっ。」

 

山城「14尾…まだ折り返しかぁ…。」

 

大鷹「はぁ…まあ、練度上げと思ってがんばってきます。」

 

犬城「頼みます…。」

 

ザーッ

択捉『提督、秋刀魚いたよ!』

 

犬城「でかした!どこでだ!?」

 

択捉『鎮守府正面海域!』

 

犬城「は!?ここ瀬戸内だぞ!?」

 

択捉『そもそも鎮守府の周辺に野良のくちくいきゅうがいっぱいいる時点で何でもアリだと思います!』

 

犬城「たしかに!」

 

山城「納得するんですか!?」

 

犬城「…まあ、秋刀魚を追いかけて釣れそうだったら釣ってくれ。」

 

択捉『了解です!』

 

 

 

 

~スパイ?~

 

犬城「うーん。またやられたか。」

 

千代田「んー?どしたの提督?」

 

犬城「いや、最近敵に待ち伏せされていることが多い気がしてな。」

 

千代田「気のせいじゃない?それか偶然とか。」

 

犬城「それにしては多いんだよなぁ。なんか怪電波とかも受信してるとか明石がいってたし。」

 

千代田「それって、鎮守府内にスパイが居るってこと?」

 

犬城「…まあなきいしにもあらず、ってところだな。」

 

千代田「そうなると…誰かなぁ。やっぱ深海棲艦の子達かな。」

 

犬城「いや、無いな。少なくとも出撃先やルートを知る方法がない。基本作戦終了までは部外者へ話すことは禁じているからな。皆が守っているならあり得ない。」

 

千代田「え、でも盗聴機とか…」

 

犬城「無いな。この部屋は電波は全て遮断するし、ローテクな録音機機は青葉や能代に定期的に捜索させてるからあり得ない。」

 

千代田「なんでその二人なの…?」

 

犬城「あいつらの…まあ情報収集能力というか、ストーキング能力はすごいからな。それを応用して探してもらっている。…天井裏とかを。」

 

千代田「それ、女の子にやらせることじゃないでしょ…。あれ、でも執務室で普通にスマホ使ってなかった?」

 

犬城「そのときはドアか窓を開けている。」

 

千代田「そういえば…そうだね。あ、でもほら、コンセントとか…」

 

犬城「そんなものはない。ライトも全て電池式だし、冷蔵庫はドアで隔てた別室だ。テレビは有線で別の部屋から引いている。」

 

千代田「…じゃあ、テレビの中とかは?」

 

犬城「たまにばらして直したりしているから、無い。」

 

千代田「何でそんなことしてるのよ…。」

 

犬城「楽しいからだ。」

 

千代田「えぇ…。」

 

犬城「ま、そういうことで深海棲艦の線は無いな。」

 

千代田「あ、でもネ級は?」

 

ネ級「ニャ?(なにさ。)」

 

犬城「なんでもない。基本的にネ級はそういう話をするときは龍田とかチ級に食堂で面倒を見てもらっている。」

 

千代田「ふーん。…じゃあ、裏切り者は艦娘だと言いたいの?」

 

犬城「…いや、無いな。うちの艦娘にそんなやつはいない。」

 

千代田「ま、そうよね。」

 

犬城「やっぱ俺の不幸のせいかなぁ…。」

 

千代田「不幸不幸言ってるから不幸になるんじゃない?とりあえず小さな幸せを探そうよ!」

 

犬城「小さな幸せ…そうだな、千代田が隣にいてくれること、かねぇ?」

 

千代田「提督、それは小さな幸せじゃないと思うな。すごい幸せだと思うよ。」

 

犬城「あー、たしかにな。」

 

千代田「あ!もうこんな時間!これから千歳おねぇとお昼ごはんなんだ!じゃ、行ってくるね!」

 

犬城「おう、いってらー。」

 

トテテテテテテ…

 

 

 

犬城「…手を打つべきかねぇ。不幸な存在になる前に。」

 

ネ級「ニャ?(何に?)」

 

犬城「着ぐるみ野郎に、な。」

 

 

 

千代田「~♪」

 

 

 

~猫と人外と戦車のRPG~

 

《提督用ガレージ》

 

山城「提督ー?居ますかー?」

 

ネ級「ニャー。(いるよー。)」

 

山城「あら、ネ級じゃない。ふむ、提督もいるのね。提督ー!」

 

犬城「あーい、なんだー?」

 

山城「あ、いたいた。もうお昼ですしお昼ご飯一緒に食べません?」

 

犬城「おうわかった。ちょっとシャワー浴びてくるから待っててくれ。」

 

山城「わかりましたー。」

 

 

蜻蛉………………

 

 

 

犬城「待たせたな。」

 

山城「10分も経ってないですから大丈夫ですよ。ほら、行きましょう?」

 

犬城「おう。あ、ネ級は…」

 

山城「散歩に行ったみたいよ?」

 

犬城「ふむ、なら大丈夫か。よし、じゃあ行くか。」

 

山城「じゃ、食堂へ!」

 

 

蜻蛉………………

 

 

山城「そういえば、ガレージでなにしてたんですか?」

 

犬城「んー?クルマの整備だ。」

 

山城「車?というといつぞやのハイエースかしら?」

 

犬城「あ、それは既に改造済みだ。」

 

山城「…改造?」

 

犬城「ああ。ダブルCユニット改造済みで、フル超改造済みのX-トルネード★7を五つとフル超改造済みのポプコーンメーカー★7を2つ、エンジンにはフル超改造済みのモルフェウスC★7を乗っけてある。」

 

山城「…ごめんなさい、なにをいっているかよくわからないわ。」

 

犬城「まあ、そうなるな。メタルマックスシリーズをやってるとわかるんだがなぁ。」

 

山城「めたるまっくすしりーず?なにそれ。」

 

犬城「ゲームだゲーム。犬と戦車と人間のRPG、とか、龍退治はもう飽きた!とかが売り文句ってやつだったな。」

 

山城「…犬?」

 

犬城「ああ。犬。」

 

山城「へ、へー。面白そうね。」

 

犬城「お、じゃあやってみるか?まださらのやつがあるから、それをあげよう。」

 

山城「んー、うん!やってみるわ!」

 

犬城「よっしゃ!ゲーム機の本体はなにを持ってる?」

 

山城「私は3DSだけですね。」

 

犬城「ならMM2Re.がおすすめだ。」

 

山城「え、えむえむつーりー?」

 

犬城「あー、メタルマックス2リローデッドだ。」

 

山城「へー。」

 

犬城「おそらく始めてやる人には良いと思うな。まどろっこしいストーリーもそこまでないし、自由にやれるからな。メタルマックスらしさがわかる作品だ。」

 

山城「じゃあ、明後日の休みの日に一緒にやりましょう?」

 

犬城「わかった。」

 

山城「…そういえば、結局なんの整備をしていたのですか?」

 

犬城「ん?ああ、バイドタンク…じゃない、バイオタンクの整備だ。」

 

山城「バイオタンク?」

 

犬城「ああ。生きた戦車だ。恐竜の姿をしちゃいるが、かわいいやつだよ。」

 

山城「へえ、今度会わせてくれます?」

 

犬城「ああいいぞ。」

 

山城「やった♪よし、じゃあ、ご飯早く食べに行きましょう!ほらほら!」

 

犬城「おう、わかったから引っ張るなー」




犬城「お疲れさまでした!」

イムヤ「うん、ひどいわね!」

犬城「デスヨネー」

イムヤ「それで?裏切り者は誰?」

犬城「言うか!」

イムヤ「でしょうね。まあ、裏切り者はいるのね。」

犬城「しまった!」

イムヤ「ふふふ、甘いわね。」

犬城「ぐうう!」

イムヤ「それで?試作機はなにが来るの?」

犬城「それは、まあお楽しみということで。」

イムヤ「そう。ま、これくらいね。それじゃあまた次回!じゃあね!」

犬城「あ、筆者が旅行なのでもしかすると遅くなるかも…です!」
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