『山城』と柱島な日々   作:タマモワンコ

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犬城「うい、番外編でーす。」

扶桑「航空戦艦、扶桑です。あら、今回は4000字しか無いんですね。」

犬城「ああ。正直多すぎたんだ。長ったらしい文章は読むのは大変だと思いますし。」

扶桑「それで、番外編。どんな話ですか?」

犬城「んー、深海側の説明かね?あと、少し深海の人の視点での日記。」

扶桑「日記ですか。」

犬城「ああ。本編とのリンクもあるから、それも楽しんでもらえる、かなぁ?」

扶桑「なんで疑問系なんですか?」

犬城「俺の文章力では…」

扶桑「はい!では番外編です!どうぞ!」

犬城「え、フォローは姉さん!?」

扶桑「…。」(ニコッ

犬城( ´;ω;`)


番外編
番外編その1 深海なお話し


~チ級は語る~

 

犬城「なあ、チ級。」

 

チ級「なに?」

 

犬城「深海棲艦との和解は可能だと思うか?」

 

チ級「ただの和解は不可能では、ない。だけど、全員との和解は、無理。」

 

犬城「なんでだ?」

 

チ級「深海棲艦は、大体三つの派閥に別れてるの。戦艦水鬼を中心として、ヨーロッパを基点に活動している過激派。中国を占領したのはこいつらの一派。」

 

犬城「ふむ。」

 

チ級「次に、中枢棲姫を中心として、太平洋を基点に活動している中庸派。こいつらは、攻めては行くけど被害を受けたらさっさと撤退してく。所属していた私から見てもよくわからないやつら。」

 

犬城「日本やロシアが戦っているのはこいつらか。」

 

チ級「うん。そして、最後に穏健派。これは港湾棲姫を中心に、太平洋で活動している…はず。」

 

犬城「ん、なんで『はず』?」

 

チ級「わからないの。私は中庸派の一員だったから。穏健派は他の二つの派閥と全く連絡をとらないの。だから、どこにいるかも何をしているかもわからない。」

 

犬城「そうなのか。」

 

チ級「で、過激派は基本的にヨーロッパとかアメリカ相手だから、日本の強さを知らない。だから、一気に潰せば勝機は十分ある。ただ、あいつらは戦力の強化や偵察のための犠牲を厭わないから、長引くと不利かも。」

 

犬城「ふむふむ。ならば、中国解放は戦力を一気に叩き込むべきか。」

 

チ級「うん。ただ、中国のほうの力量がわからないから一応用心はすべき。中庸派はロシアを攻撃したやつら。正直なところ、日本の攻撃でどんどん戦力が失われていってるから、このまま行けば壊滅する。」

 

犬城「捨て身の特効作戦なんてことは?」

 

チ級「無い。中枢棲姫も、幹部もそんなことをさせるような人じゃない。ただ、過激派が吸収するかもしれない。早めに和解なりなんなりをすべき。」

 

犬城「和解に、応じるか?」

 

チ級「それはこっちの行動次第。」

 

犬城「そうか。」

 

チ級「で、穏健派だけど、基本的に戦闘はしない。警告して、それでも退かなければ戦闘にはいるらしい。負傷した艦娘がいたら治療したりもする。」

 

犬城「普通にいいやつらじゃないか。」

 

チ級「そもそも戦う気がないやつら。おそらく大抵はロシアに行ったんだと思う。」

 

犬城「そうか。もしかしたらロシアの人を経由して連絡がとれるかもしれんな。」

 

チ級「うん。和解は穏健派と中庸派しか無理。過激派は放置か、滅ぼすしかない。」

 

犬城「非情だが、そうするしかないか…。」

 

 

 

~中枢棲姫の日記~

()内は時期的に近い話のタイトル

 

○月△日 晴れ(第一話、カラオケ大会)

 

今日、柱島へ偵察に向かわせたカ級が泣きながら帰ってきた。

 

皆何かされたのかと心配したが、そうではなかった。

 

どうやら、柱島のやつらはコンサートをやっていたようなのだが、そのなかでの艦娘の歌った歌が素晴らしかったんだそうだ。その感動で、帰って来た今も涙が止まらないとか。

 

基本ポーカーフェイスなカ級がこんなになるような歌声だ。素晴らしい歌声なのだろう。

 

敵でなければ聞きたかった。

 

 

○月□日 快晴 (第2話、空母ごとの役割)

 

カ級が柱島の偵察から帰ってきた。

 

今回は、敵空母についていくつかの情報が手に入ったそうだ。

 

敵空母で、今回確認できたのはカガとソウリュウとズイカクだそうだ。

 

そのなかでも、カガの戦闘機隊は恐ろしいほど強いのだそうだ。

 

なにせ、ソウリュウやズイカクの戦闘機をばったばったと叩き落としていったそうだ。それも、二人の操る烈風に劣る白いゼロで、である。

 

最重要目標とするに値する空母だろう。どうもあそこの艦娘は化け物じみたやつが多い。その最たるものがタ級を沈めたショウホウだろう。

 

T字有利をとり、確実にやつらを沈めるはずだった。だが、やつの艦爆によって、タ級は一撃で轟沈した。その後も、ショウホウによって艦隊は壊滅、沖ノ鳥沖の制海権を失った。

 

やつらは化け物だ。どうにかせねば。

 

 

○月○日 少し曇り(第4話、仮面ライダーごっこ)

 

偵察に出ていたソ級が驚くべき情報を持ってきた。

 

なんと、柱島の艦娘は仮面ライダーなのだそうだ。実在していたとは。

 

仮面ライダーは深海でもかなりの人気を誇っており、戦時中の今でも古い作品が海底波で放映されているほどだ。

 

しかも、柱島の提督はBlack RXなのだそうだ。

 

…これ、勝てるのか?

 

負けたら降伏して…サインもらおう。

 

 

□月△日 曇り(第5話、千代田と さいしょのほう!)

 

なんと、柱島の提督が艦娘の一人とともに旅行へ行った。…AC-130で。なんでだ。

 

どうも、首都圏へ向かうそうだ。

 

私も、人間に変装してつけて見ようと思う。

 

おもしろそうだしな。

 

部下には柱島攻撃を命令した。

 

うまく行けばいいが…。

 

 

□月□日 晴れ(第6話、横須賀鎮守府 一般公開の巻)

 

柱島の提督、名はたしか『犬走初』か。やはり部下が化け物なら上司も化け物だ。

 

あの艦娘シュミレーターを一発でクリアしていた。

 

あれは私も一度やったことがあるが、クリアは無理だ。できない。

 

それを、あっさりとクリアしたのだ。化け物め。

 

そうそう。私と同じように犬走初を追いかけていた『大石三咲』という女性と仲良くなった。彼女は昔犬走初に一目惚れして、今も追いかけているのだそうだ。

 

彼女の恋が実ることをここで祈ろう。

 

頑張れ、三咲。

 

 

□月○日 快晴(第7話、帰ろう)

 

うん、なんで一介の海兵が戦艦を任されているんだ。しかも、途中で『艦砲で』潜水艦をしずめていた。どういうことだってばよ。

 

にしてもその潜水艦、どうもうちの所属では無いようだった。しかし、攻撃しようとしていたことから戦艦水鬼のところのやつだろうか。

 

やつら、こっちでなにかをするつもりだろうか。一応警戒しておかなければ。

 

柱島まで行くことはできなかった。今は家に帰る途中だ。

 

 

△月△日 雨 (第8話、妹)

 

柱島攻撃艦隊が全滅した。

 

一人も、帰ってこなかった。

 

なんということか。

 

ヲ級の、『上陸成功』という連絡を最後にもう連絡がとれない。

 

おそらく柱島のやつらにやられたのだろう。

 

恐るべし、柱島。

 

 

△月□日 曇り (第9話、襲撃)

 

戦艦水鬼のやつら、やりやがった。

 

中国に傀儡政権を建てて、日本と戦争を始めた。

 

そして、早速返り討ちにあったようだ。

 

しかし、和平の道が閉ざされるのは避けたい。

 

どうにかして外交を行うべきだろうか…?

 

ああ、こんな時にル級がいてくれれば…!

 

 

☆月□日 どんよりと曇り (第12話、宿毛攻略作戦)

 

訳がわからない。

 

なぜか宿毛が日の丸の機隊に爆撃されて、更地にされていた。

 

それも、それをやっているのは柱島のやつらだった。

 

ついに柱島のやつらが祖国を裏切ったのだろうか。

 

一旦様子見をするべきだろう。

 

今出たらヤバイ気がする。

 

 

☆月△日 曇り(第12話、石油危機)

 

確認がとれた。

 

どうやら、日本を裏切った宿毛の提督の始末だったようだ。

 

まあ、あの柱島の提督が裏切るとは思えんしな。

 

よかったよかった。

 

そういえば、最近占領下の島の一つの放射線の値がどんどん上がっているという報告があった。

 

なにかはわからないが、一応警戒、最悪日本と手を組んで対処しようと思う。

 

一応日本は現地人だからな。なにか知っているだろう。

 

それに、これをきっかけに講話なんて話が出てくれれば嬉しい。

 

 

 

~戦艦水鬼の日記~

 

△月□日 雨(第9話、襲撃)

 

空母棲姫から報告があった。

 

なんと、中国を攻撃、傀儡政権を建てて太平洋への足掛かりを手にしたと言うのだ。

 

私の…いや、空母棲姫達の一派は恐怖政治や粛正、暗殺なんかでどんどん反対勢力を消して、いまやヨーロッパのみならず中東までも支配するグループとなっている。

 

今回の中国占領は、列車砲を潰した日本を潰すためだそうだ。

 

もう、あいつらを止めてくれるやつはいないのだろうか。

 

…中枢棲姫に連絡が取れれば…!くそっ!

 

 

☆月□日 雨(12話、ルイージ掘り)

 

空母棲姫から報告があった。

 

日本の艦娘がスエズと地中海を経由してジブラルタルへ攻めてきたそうだ。

 

だが、噂されているほどの力は無く、すべて奇襲にて撃沈とのことだ。本当かねぇ。

 

しかし、スエズか。たしかインド洋へ遠征に向かった艦隊がいたはずだが…、日本の艦娘のルートと被ってるな。ジブラルタルまで来ているということは壊滅したのだろう。列車砲陣地も壊滅しているから悠々と地中海を攻め込んでいったのだろうな。

 

このまま私のところまで来て、殺すなり捕虜にするなりしてほしいものだ。この不自由な生活は飽きた。

 

未知の国日本。行ってみたい。

 

…脱走でもしてやろうか。

 

☆月☆日 けむい。(第13話、犬と戦車と人)

 

くそっ。

 

脱走は失敗した。重巡棲姫のやつ、躊躇い無く撃ちやがった。

 

お陰で左腕が吹き飛んでしまった。治療はされたが。

 

一体、どういう仕組みで吹き飛んだ腕がくっついたのだろう。気になる。

 

部屋に戻されたあと、駆逐古鬼がやって来てなぜ脱走しようとしたのか聞いてきたので、暇だったから、と答えた。

 

そしたら、駆逐古鬼はため息をつきながら日本のゲーム機を持ってきてくれた。3DS、というものらしい。

 

それと、カセットもいくつかくれた。メタルマックスというゲームがみっつと、ドラゴンクエストというゲームをむっつ、それとスライムもりもりドラゴンクエストというやつをみっつくれた。

 

うん、すごい面白い。やはり日本はすごい国なのだろう。駆逐古鬼曰く、これ以外にも面白いゲームがたくさんあるのだそうだ。

 

ああ、やっぱり行ってみたいなぁ。

 

にしても、なぜメタルマックスの発売順は3→2→4なのだろう。気になる。いつか調べてみたい。




扶桑「はい、という訳で番外編でした!いかがでしたでしょうか?」

山城「あのー、扶桑姉さま?なぜ私が呼ばれたのでしょう。提督はどうしたのですか?」

扶桑「少し現実を直視させただけよ。今は提督は自室で泣き崩れているはず。」

山城「なにしたんですか姉さま…。」

扶桑「まあ、後書きね。」

山城「はい。にしても、深海も一枚岩じゃ無いんですね。」

扶桑「そのようね。三つの派閥に別れているなんて思ってもいなかったわ。」

山城「しかも、すでに三つの派閥全部に和解の可能性が見えているような…?」

扶桑「山城、和解させてはだめよ。」

山城「?何故ですか姉さま。」

扶桑「深海との戦いが終わったら、次は宇宙人が攻めてくるわ。」

山城「この世界だとあまり問題ないような。」

扶桑「それに、きっと過激派たちの最終兵器はメガロよ!」

山城「扶桑姉さま、あまりふざけているとMOGERAでドリルアタックをしますよ?」

扶桑「ごめんなさい。」orz

山城「はい。ただ、和解して深海との戦いが終わったら、千代との結婚ENDですかね?」

扶桑「あら、ミサキーヌの可能性もまだ無くはないでしょう?」

山城「そうですかねぇ?ま、まだわからないですね。というか提督にもわかりませんね。」

扶桑「そうね。」

山城「にしても、中枢棲姫、かなりの日本かぶれですね。」

扶桑「というよりは、中庸派は普通に日本に近いのかもね。なんで戦争してるのかしら。」

山城「たぶん理由があったのでしょう。でも、切っ掛けがあれば和解できそうですね。」

扶桑「そういえば、さりげなくゴジラフラグがたってるわね。いつかでるかしら。」

山城「ゴジラ相手に共闘→和解ですかね?」

扶桑「まさか。」

山城「ですよねー。あはははは。」

扶桑「にしても戦艦水鬼の日記、少し違和感がないかしら。」

山城「たしかに、なんというか過激派のトップなのに自分で指揮をしていないみたいですね。」

扶桑「もしかして、戦艦水鬼もただの操り人形なのかしら。」

山城「ああ、またややこしく…。」

扶桑「まあ、これからも展開を見守っていきましょう。」

山城「そうですね!ではまた本編か番外編でお会いしましょう!」

扶桑「さよならー。」
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