踏み台やらされそうになりましたが、割となんとかなりました。 作:街をさまよい歩く亡霊
なかなか、思うように手が進みませんでした。
これから、投稿ペースが遅れると思いますが、完結させられるように頑張ります。
まず始めに、高町に魔法について話した。魔法といっても、ファンタジーに出てくるようなものではないこと。こことは違う世界で、魔法文化が発達しているということ。
それらを話した上で、高町には魔力があること。魔法を使うには、デバイスの補助を受けるのが一般的だと言うことを話した。
花織がたまに口を挟んでくるので、やりにくいことこの上なかったが、やりきった。おかげで喉が渇いた。
一旦お茶を挟んでから、お話を再開する。
次に話したのが、この町に落ちてきたジュエルシードのこと。ここは、ユーノに一任して、3人に意識を向けていたのだが、やけにレオと花織の理解がいい、と言うよりは、まるで知っていたかの反応をしていたことが気になった。
高町は、頭がパンクしかけて目を回していた。思わず失笑しかけたのは仕方ない。
「大丈夫か、高町……?」
それを悟らせないように、いたって純粋に心配している風に話しかける。
「にゃ〜……」
ダメらしい。まあ、頭を整理する時間作れなかったからな。
少ししてから、高町が脳のオーバーヒート状態からは復活したらしい。念のため確認してみるか。
「高町はどこまで理解できた?」
「えと、零君たちが使ってる魔法は、私たちが知ってる魔法とは違うことと、私もその魔法が使えるってことぐらい?」
「……ロストロギアについては?」
「にゃははー」
「……そうか」
再びオーバーヒート状態になっても困るので、この話はここら辺で締めておこう。
魔法のことが理解できているのは、幸いか。
「次に移るけど、高町の魔力というかリンカーコアは、覚醒状態にあるけど高町の制御下にはない。簡単に言えば、魔力垂れ流し状態って感じか」
「魔力垂れ流し?それって、なにかまずいの?」
「近くにあるジュエルシードが反応する」
「そ、そうなんだ」
これわかってないやつだな。
「それって、なんとかできないの?」
「なんとかというか、その状態を止めるために家に呼んだんだ」
むしろそっちがメイン。
「そうなの!?」
「そうだ」
「よかったあ〜」
ジュエルシードのことはよくわからないが、大変なことになるとはわかっていたらしい。心からの安堵の声が漏れていた。
「で、それってどうするの?」
「それなんだが……ユーノ」
「どうしたの?」
「ユーノってデバイス持ってたよな、使えないやつ」
「使えないわけじゃないんだけど……まさか」
「そのまさかだ」
ユーノは俺の意図していることに気付いたのか、驚いたような顔をしている。
「ダメだ。一時的に封印するならともかく、それは危険過ぎる」
「今すぐ戦いに駆り出すわけじゃない。むしろ、危険に対処できない方が問題だ」
「……だとしてもだよ」
「大丈夫。魔法は俺が教えるさ」
少し悩んだあと、わかった。と了承したのち、ユーノは使わない、赤い宝石のようなデバイスを持ってきた。
「てことで高町、お前にはデバイス……わかるよな?のマスターになってもらう」
「わ、わかるよ!……たぶん……」
「聞こえてるからな。まあ、そのデバイスの持ち主になれれば、魔力垂れ流し状態も治る」
「聞こえてたんだ……うう……」
そりゃ、元暗殺者ですし。五感が優れてなかったら、今頃生きてないさ。
「じゃあなのは、こっちにきて」
「う、うん」
「レイジングハートを握って、集中して」
「うん……」
「僕の言葉に続いて……いくよ!
風は空に、星は天に
輝く光はこの腕に、不屈の
『レイジングハート、セットアップ!』
『Stend by ready. set up』
高町を光が包み、次に姿が見えた時には、白い……制服?いや、少し改造してある衣装に身を包み、手には杖を持っていた。
「え……えええ!?」
「ほんとにユーザー登録できちゃった……」
高町とユーノ、どちらも驚いていたことに驚いたが、高町は無事にリンカーコアを安定させることが出来たようだ。
「ユーノ、高町のリンカーコアは問題なしだ。目視で問題点はあるか?」
「え?まあ、ないけど」
ならよし、ひとまずは上手くいったな。
「早速だが、魔法の訓練を始める。時間がない」
「ちょっと待った!」
やはり来たか、花織。
「なのはに魔法を教えるのは、私たちがやるから、手を出さないで」
「おい、光愛」
「なによ、別に構わないでしょ」
「……はあ」
レオよ、少し同情する。
それはさておき、俺は別にこの2人に任せてしまっても構わない。基礎を教えるだけだし、何より、2人の方が高町の事をよくわかっているだろうから。
「ユーノ、お前はどうする?」
「そうだね、僕ができるのは補助魔法のアドバイスぐらいだから、2人に任せてもいいんじゃないかな」
「そうか」
ユーノも構わないようだし、高町の事は2人に任せよう。
……事故が起きなければいいが。