「あの剣のことは置いといて、あなたには罰を与えるわ。」
罰か・・・確かに俺は約束は破った・・・
「私は眷属から外すと言ったのにあなたは来てしまった。」
少なくとも眷属から外されることは覚悟していた
「子猫がピンチの時には助けに行くと約束したのに助けられなかった。」
何より子猫ちゃんを守れなかったし・・・
「最後に・・・」
仲間すら殺そうとした俺には重い罰がくだるだろうな・・・
「あなたは最強の兵士になると約束したのに、破って勝手に死のうとした。」
え?
「だから、今度こそ約束を守り、最強の兵士になりなさい。」
罰は?
「何を言っているんですか!!俺は部長達を殺そうとしたんですよ!!」
「だから?」
だからって
「私はあなたのおかげで助かったのよ。それに私はあなたにひどいことを言ったのに、あなたは来てくれた。それが何より嬉しかったわ。」
でも、仲間を殺そうとした俺にそんな資格なんて・・・
「流先輩、私は先輩と一緒にいたいです。」
子猫ちゃん・・・
「流はどうしたんだい?」
祐斗・・・
「私達と一緒にいたくないんですの?」
姫島先輩・・・
「せっかく仲間になれたのに、今さら出てくなんて無しだぜ。」
一誠・・・
「もう一度言うわ。生きて最強の兵士になりなさい。」
部長・・・
「は・・・い。俺は・・・生きて・・・最強の兵士になります。」
俺は涙を流しながら誓った
今度こそ、最強の兵士になり、大切な者達を守ることを
・
・
・
夜、俺は悩んでいた・・・
最強の兵士になるには、アロンダイトの魔剣は必要不可欠
しかし、使おうとすれば意思を乗っ取られそうになる
だが、使わないと、いくら魔力が上がったからといって、いつか頭打ちになるだろう・・・
理想を言えば、アロンダイトを使っても、意思を乗っ取られ無いようにすることだが・・・
どうすればいい?
滝にうたれて精神修行でもするか?
いや、漫画じゃあるまいし上手く行くか分からない
誰もいない山奥でアロンダイトを使い、使いこなせるようにするか?
だがそれでも、意思を完全に乗っ取られ、今度こそ大切な人達を殺してしまうかもしれない
俺は・・・どうすればいい?
ピンポーン
誰だ?こんな時間に
「はーい、どちら様ですか?」
チャイムがなったので、ドアを開けると・・・
「こんばんは。流。」
ぶ・・・部長
そこには、たくさんの荷物と部長がいた・・・
・
・
・
「部長、こんな時間に何しに来たんですか?」
「監視に来たのよ。しばらく泊めさせてもらうわね。」
監視?
「勝手にアロンダイトを使わないようによ。」
え?ばれていたの?
「流のことだから「最強の兵士になるにはアロンダイトを使うしかない。でも仲間を殺してしまうかもしれない」って悩んでいたんじゃない?」
まさにその通りです・・・
「その件に関しては私に任せて。」
「任せてって使いこなせる心当たりがあるんですか?」
「ええ。少なくとも仲間を殺さない修行法よ。だから、私に任せて。」
もちろんです。部長、仲間を殺さないで強くなれるなら俺はどんなことだってやります
「それと話は変わるけど、流、ごめんなさい。」
「ごめんなさいって何がです?むしろ謝るとしたら俺の方じゃないですか。」
「あなたをレーティングゲームに参加させないためとはいえ、ひどいことを言ったわ。」
「それは俺が弱かったからじゃないですか。部長は俺の為に言いたくないことを言ってくれたんじゃないですか!!」
俺の弱さのせいで部長を泣かせてしまった・・・
「でも、他にやり方があったかもしれなかったのに。」
「例えどんなやり方で来ても俺は行きましたよ。それに俺は嬉しかった。俺の為に部長が泣いてくれて。」
自分の力の弱さを呪ったけど、部長が泣いてくれたからこそ俺は頑張れたのかもしれない
「流・・・。そう言えばライザーと戦っている時、好きって言ってくれたけど、私のどんなところが好きなの?」
好きって・・・俺そんなこと・・・ってたしかに告白していた!!
テンションが上がってたとはいえ間違いなく部長の前で告白してたー!!
まだ、心の準備が整っていないのに!!
どうしようー!?
「ねぇ言えないの?」
「えっと、最初はただの一目惚れで、会うたびに、厳しいけど優しいところや、人をからかっては、みせる笑顔とか、たまにみせる寂しそうな表情に惹かれてって・・・俺なに言ってんだろ・・・」
やべ・・・言っているうちに顔赤くなってきた
なんでこんな時に気の利いた告白が思いつかないんだろう・・・
せっかく最高の告白のシチュエーションだってのに・・・
終わったかな・・・
あれ?部長も赤くなってる
「その、ありがとう・・・。その気持ちすごく嬉しいわ。私も言われたから気づいたんだけど・・・、ライザーとの婚約を解消するためにも処女を捨てるとき、イッセーじゃなく流を選んだのは流が好きだからよ・・・」
と言い部長がキスしてくれた
今度はオデコじゃなく唇に・・・
「今まで、よく頑張ってくれたわね。だから・・・、」
部長がベッドに座った・・・
「来て・・・。」
「その・・・いいんですか?」
「覚悟を決めた女性に恥をかかせるものじゃないわ。」
俺が部長をベッドに押し倒した瞬間
「お取り込み中申し訳ありません。」
魔方陣から姫島先輩が現れた・・・
せめてあと十分、いや五分後に来てほしかった・・・
「こちら、部長のお兄様からですわ。」
渡された手紙を見ると
中身は・・・俺がリアス部長との婚約者候補見習いとして認めることと、
サーゼクス様に勝たない限り、結婚と不純異性行為を禁止するということだった・・・
OTL・・・
ようやく最強の[兵士]に成るための鍵が見つかったっていうのに・・・
次は魔王かよ・・・
たしかに、強大な力を持っていても、暴走しそうな俺を、部長の婿なんかにしたくない気持ちは分かるけどさ・・・
「流、私のことは諦める?」
そんな分かりきったこと聞かないでくださいよ
「諦めませんよ。部長は俺のものです。」
どんなことがあろうと、部長や大切な者の為ならなんでも乗り越えてやるさ
皆様のおかげで、第一章を終わらせることができました。
特に、感想を下さった皆さん、ありがとうございます。
書くのをやめようと思った時、感想を見るたび、書く元気がわいてきました。
感想の返信で、エクスカリバー編からは、DVDが出てからと書きましたが、今、小説を見ながら書いているので、思ったより、早く書けそうなので、二十三話も投稿します。