聖剣
side 一誠
球技大会が終わっても流とアーシアは帰ってこない・・・
部長が流をアロンダイトを使いこなせる修行に行かせたらしいんだが、回復役としてアーシアも行かせたらしい
流と部長の二人きりの同棲生活を止めることは出来たんだが・・・
巷では、流が、俺からアーシアを寝とり、二人で駆け落ちしたという噂が流行している
バカ二人からは
「長い夢だったな・・・。」
「人の夢って書いて儚いなんだ・・・。」
とか言われるし、
両親は
「やっぱり私の息子では無理だったか・・・」
「もう孫どころか、お嫁さんの顔すら見れないのね。」
とかマジ泣きするし
部長のことだから、アーシアの安全は保証されているとは思うが、流がアーシアに手を出さない保証はない
アーシアの可愛さなら誰だって手を出すだろう
うう、部長に続いてアーシアまで取られるのは嫌だ!!
「部長!!今すぐ流達を迎えにいきましょう!!」
「どうしたの?イッセー、急に?」
「まだ帰ってこないなんてアーシア達に何かあったかもしれません。何より、その、巷では駆け落ちなんて噂まで流れているんですよ。」
「大丈夫よ。イッセー。流達は信頼できる人に預けたから。何より・・・駆け落ちだったら、私がコロスカラ。」
あれ?部長、目から光りが消えているんですけど?
そして・・・部室っていうか旧校舎が部長の魔力で揺れているんですけどぉぉぉーーー!!
部長も落ち着いて揺れが止まったけど、部長のオーラは止まらない・・・
なぁ、アーシア、今すぐ君に会いたいよ・・・
それと、流・・・、部長はどうやらヤンデレらしい
殺されずに頑張れよ・・・
・
・
・
球技大会が終わってから、木場と部長の雰囲気がおかしく、話を聞いてみると、木場が、あの変態神父のフリードに襲われたそうだ・・・
しかも、あの変態神父、今度はエクスカリバーを持ってきたらしい・・・
「でも、それで部長と木場の仲が悪くなるのはおかしいじゃないですか?」
聞くと、木場は聖剣エクスカリバーと適応されるために、教会関係者に選ばれた中の一人だったが、結局、全員が適応出来ず、被験者のほとんどが殺されたそうだ・・・
木場も殺されそうになったんだがー、瀕死のところを部長が助けたんだが、木場は聖剣と、それに関わった者達に復讐を誓っていたそうだ
いつも、ニコニコしている木場にも重い過去があったんだな
待てよ、それじゃあ
「でも、流の聖剣を見ても壊そうとかしなかったのはどうしてなんでしょうか?」
「あの剣は聖剣らしくないし、何より・・・」
「俺たちが親友だからだ。力がない事を呪っていた俺から目覚めた力を奪う気にはなれなかったんだらう。」
ドアから流とアーシアがやって来た
「イッセーさん、お久しぶりです。」
アーシアが抱きついてきた
この感触は間違いなくアーシアだ
あぁ、駆け落ちだなんて疑ってごめん
「それで、流、アロンダイトの制御はどうなったの?」
すると、流はブイサインした
え?あの力を制御出来るようになったのか?
「とりあえず二分だけは絶対に意思を失うことはなくなりました。」
おい、流・・・二分じゃカップラーメンすら出来ないぞ・・・
side out
一誠や姫島先輩ががっかりした目で見ている・・・
たしかにカラータイマーより切れるの早いけど・・・
それ以上出来ないこともないけど、かなりの確率で暴走するしな
暴走しないで使用するには二分が精一杯だ
「そう言えば、どんな修行していたんだ?」
部長が言っていた仲間を殺さない修行法・・・それは
「グレイフィアさんと、ずっと戦っていた・・・。」
そう・・・サーゼクス様の最強の駒の[女王]であるグレイフィアさんと戦うことだった・・・
最初はアロンダイトを使って戦うことに躊躇いを抱いていたんだが・・・
そんな考えは杞憂だってことに気がつかされた・・・
アロンダイトを使っても、攻撃を与えることが出来ず
例え暴走しようと、あの人は俺の意識を完全に刈り取って、無理矢理起こし、すぐに再戦という流れだった
アーシアがいなかったら俺は一体何回死んでいたんだろう?
それにグレイフィアさんと、彼女を眷属にしたサーゼクス様って一体どれだけ強いんだ?
と言っても、サーゼクス様に勝つことを諦めはしないがな、せっかく部長と両想いになれたんだ、だから、結婚するためにも、
「グレイフィアさんと戦って分かった。アロンダイトを聖剣に戻す必要がある。」
そう、アロンダイトを魔剣から聖剣に戻さなければならない