side 一誠
なんだ?
入り口から現れたのは、紅い髪を持った小学生くらいの子だった
「どうしたんだい?道にまよったのかい」
木場が聞くが
「え?違いますよ。」
道に迷ったんじゃない?
じゃあ、うちらの誰かに会いに来たのか
っていうと、髪の色からして、部長か流か?
あれ?流、体中から汗が流れているぞ
流の関係者か?
「おい、お前の妹さんか?」
side out
逃げたい・・・
今、あいつなんて言った
言ってはいけないことを言わなかったか?
「えー、私、流君の妹じゃないですよ。」
そう、この人は、俺の妹なんかじゃない
「私は流君のお母さんです!」
「嘘言うなよ。お前みたいな子供が母親なわけないだろう。」
ヤバイ
あいつは言ってはいけないことを二度も言ってしまった
プルプル
そろそろ始まる
何とか、機嫌をとらないと俺への被害が・・・
「ふえーん。親子の絆を馬鹿にされたー!しかも、ちっちゃいって言われたです!ふえーん。」
泣き出してしまった
「ねぇ、流、本当に・・・。」
「ええ。この人、欄平寺律は間違いなく俺の母さんです。」
「え!嘘だろ!!こんな子供が大人なんて!」
「ふえーん。また、馬鹿にされたです。」
おい、一誠、お前は余計なことを喋るな
取り敢えずは
「まずお前は謝れ。」
じゃないと、龍殺しの聖剣抜くぞ
・
・
・
「グスグス」
取り敢えず泣くのは収まったんだが・・・
「母さん、急にアメリカから帰ってきてどうしたの?」
なんの連絡もなかったのに
「だって、流君に彼女が出来たって言うし、ちょうど今日授業参観らしいから、来ようと思ってたんです。でも、飛行機が遅れちゃって。」
だから、今頃来たのか
まったく、連絡くれれば迎えに言ったのに
「それはそれとして、初めまして。わたしが流君の母親の欄平寺律です。あなたが彼女ですよね」
そう言って母さんは頭を下げた・・・
「え、私じゃないですよ。」
アーシアに
おい、どういうことですか母さん、
何故部長じゃなく、アーシアにする!?
「じゃあ、あなたが流君の彼女ですね。よろしくです。」
「いえ、・・・そのこちらこそよろしくお願いします。」
いや、小猫ちゃん、乗らなくていいからね!!
それにしても、部長の気分が悪くならないだろうか
「違うからね!!母さん!!」
「えっとじゃあ、「どうも、初めまして私が子作りを前提に付き合っていますゼノヴィアです。」ええ!?流君が不純異性交遊を!?」
おい、ゼノヴィア・・・
なに嘘吹き込んでんだ
早く場をどうにかしないとな
はぁー