あれから数ヶ月が経った
毎日ボコボコにされてはチラシ配りと引っ越しの手伝いや掃除に子供の世話、店の手伝いの繰り返しをしている
OTL・・・
俺って悪魔なんだよね?
修行でボコボコにされるのはともかく、チラシ配りや家事は違うよね?
実際は、チラシ配りは悪魔を呼ぶ簡易魔方陣を配っているし、家事は人間との契約でしているんだけどさ・・・どうみても悪魔の仕事じゃないよね?
まぁ、俺の実力が足りないから、こんな仕事しか出来ないからなんだけど・・・
おかげで家事の腕は上がったけど・・・
悔しいよな・・・
実力が足りないなんてな・・・
こんなんで、あの人の力になれているんだろうか・
チラシに関しては使い魔を得ることでもうしなくていいことになった
俺の使い魔は、使い魔マスターですら知らないライオンもどきにした
なんかこう、強力な他の使い魔に苛められているのを見て放っておけなくなった・・・
名前はナッツ
常にビクビクしている臆病なやつなんだ
それと、修行の方なんだけど・・・
祐斗との修行は・・・
最初は祐斗のスピードに撹乱されっぱなしだったけど、なんとかまともな撃ち合いには持ち込めるようにはなった・・・
祐斗の神器抜きではな!
あれ、ありえねえよ!
つぎつぎと色々な剣を出して手数を増やしたり、さまざまな属性で凍らされたり燃やされたり痺れされたり、しまいには俺の足下から沢山の剣を生やされて串刺しにされたり・・・
神器って絶対チートだろ!
しかも、祐斗の神器より強力な武器が、この世界にはあるらしい
持ち主の力を倍加しつづけけていく赤龍帝の籠手
時間を止める「ザ・ワールド」のような力を持った停止世界の邪眼
相手の力を半分にし続けていく白龍皇の光翼
といった反則級の神器がゴロゴロしているらしい
OTL・・・
ありえねえよ・・・
このまま強くなっても反則級の神器持ちに出会ったら負けるよ・・・
まさか、神器を持っていない事がこんだけハンデになるなんて・・・
このままじゃ最強の兵士になるなんて無理だと思った俺は手数を増やすことにした
具体的には強力なネタ剣技を編み出したり有用なネタ技を編み出したり無意味なネタ技を編み出したり・・・ってネタ技ばっかじゃねーか!しかも無意味なネタ技なんて意味ないじゃねーか!
迷走しすぎた
そういえば、俺が串刺しになって気絶して目が覚めると、リアス部長が裸で俺の布団に潜っていた
リアス部長の魔力を俺に分け与えて回復させる為らしいんだが・・・
あの人、俺のこと異性として見てないよね?平気で俺の目の前で着替えるし
いつか、俺の理性がぶっ飛んで襲ってちゃうんじゃないか?
まぁ、その場合は俺が魔法で吹っ飛ばされておしまいなんだがな
話が逸れた、結局、俺が考えてもろくなことが思い付かないので祐斗に相談してみると
「魔法を覚えてみるといいんじゃない?」
いいと思う
いくら俺に才能がないからといってドラクエで言うとメラやヒャドのような下級魔法は覚えられるはず・・・
さまざまな下級魔法を覚えていき手数を増やしていくのはいい考えだと思う
祐斗がいい魔法の先生を紹介してくれるというので会いに行ったんだが・・・
「あら、いらっしゃい。」
そこにいたのは姫島先輩だった
この人のそばには居づらいんだよな
どこで会ったか今だ思い出せないし
ただ、リアス部長に匹敵する魔力を持ち、魔法の先生にはピッタリだそうだ
「では、まずは魔力の流れを感じることから始めましょうか。」
魔力の流れか・・・
hunter×hunterの念のようにやればいいのか?
おっ出来た
よしよし、じゃあ次は魔力を練り上げるようにして「練」、右手に魔力を集中して「凝」、そしてー!右手以外の魔力を閉じて「硬」だー!!
「あらあら、才能ないって聞いていたから流れを感じるのにも一年かかると思ってましたわ。」
一年って・・・
確かに自分の才能には絶望してきたが一年はかかりすぎ・・・でもないか
俺の才能じゃそんぐらい思われてもしょうがないか
「では、次に魔力の属性変化をしてみましょうか。」
・・・俺には魔法の才能ならあるんじゃないかと思っていた・・・
属性変化もあっという間に終わらせてやると思っていた・・・
なのに・・・
「あらあら♪」
なんで
なんで
なんで
威力がないんだよ!
メラってレベルじゃねーよ!
いや本当に属性変化はあっという間だった
ただ・・・
炎魔法はマッチ一本分、氷魔法は氷一個分、雷魔法は静電気、風魔法はうちわ一回分と情けなかった
手数を増やすのは諦めて、少しでいいから、なんとか実践に使える魔法を覚えようと思った・・・