とあるトップの会話
「何が言いたいんだい。アザゼル。」
「分からなかったか?じゃあハッキリ言ってやる。アイツは裏切るかも知れねえぜ。」
「有り得ないよ。彼は妹が選んだ人物だ。それに、堕天使の事はともかく、悪魔に対して何の不満ももっていないはずだ。」
「そうか?アレだって受け取り方次第じゃあ人間を食い物にしていると受け取っても不思議じゃあねえぞ。そして、奴は悪魔に転生しようと心はまだ人間側だ。それに、ヤツは人間を守った英雄の子孫だ。禍の団には英雄の子孫も集まっているらしいぜ?」
「何の為に?」
「さあな?人間の敵、悪魔や堕天使を倒す為じゃあねえの?まあ、罪も無い人間を犠牲にするやり方を否定したアイツが奴等のやり方に賛同するとは思えねえが用心しといたほうがいいぞ。」
「・・・忠告感謝するよ。」
この会話の後、魔王はある事を決断する
それは・・・
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アザゼル総督の顧問就任後の帰路の途中、
「ねえ、流?」
「なんです?」
「あの時、アザゼル総督にお前は悪魔か?それとも人間か?って聞かれていたじゃあない?」
「ええ。」
「流は人間のままが良かった?」
どうなんだろう・・・
リアス部長達への仲間意識はあるが
悪魔の同族意識はない
むしろ、まだ心は人間なんだろうな
堕天使や天使が人間にしてきたことを知って彼等に嫌悪を抱いているのは確かだし
ただ…
「分かりません。ただ俺は人間だろうが悪魔だろうがリアス部長達を守るだけです。」
「流…。」
部長…
「ねえ、いい加減二人っきりの時ぐらいリアスって呼びなさい。私達付き合って数週間も経つのよ。それに…」
それに?
「最近、朱乃の事調べているわよね?」
う…
「ふう、しょうがないわね。記憶にない幼馴染みなんて気になるでしょうし。でも、忘れないでね。あなたの一番は私なのだから。」
部、リアス…
「ええ。俺の一番はリアスです。」
「流…」
リアス・・・ってアレ!?
「リアス・・・、なんか家がとんでもないことになっているんですけど!?」
誰もいないか辺りを見回したら俺の家が・・・
「貴方の提言があったからアーシア達を守るために一誠の家を改造することにしたの。で、ついでに流の家も改築したの。」
改築って・・・、
これは魔改造っていうんじゃあないですか?
周りの家がなくなって、元の家の十倍ぐらいあるんですけど・・・
そういえば、マブラブでもこんなシーンあったっけ・・・
武・・・俺は今、お前の気持ちがよくわかるぞ
それにしても、リアス・・・あなたってどこの御剣財閥ってグレモリー公爵の跡継ぎでしたっけね・・・
「地下三階まで造ったの。プールもあるしトレーニングルームもあるから、鍛えるには最適よ。あと、流が欲しがっていたシステムキッチンやプロ仕様のオープンとかも揃えさせたの。それより・・・」
リアスが再び眼を閉じ唇を向けてくる
俺もしたいが・・・、
「ねぇ・・・、リアス、家の中から、姫島先輩、ゼノヴィア、小猫ちゃんがこっち見てるんですけど・・・。」
「え!?」
リアスも知らなかったらしく驚いている
マジでどうなってんの?
家にいた姫島先輩達に話を聞くと、サーゼクス様が眷属のスキンシップ向上のために集めたらしい…
ねえ、サーゼクス様、そんなに俺の邪魔したいんですか?
せっかく二人きりだったのに…
あと、家の魔改造が母さんがバレたらどうしよう…
他にも、アヴァロンや姫島先輩の事とか色々あるっていうのに
前途多難だなあ
はぁ・・・