血濡れの狩人と白兎   作:ユータボウ

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リューさんの水着だぞぉおおおおおお!!

10連分の石配布したり怪物祭したり、ダンメモの運営が太っ腹で凄い。頑張ってアミッドさん当てたいなぁ……。


第6話

「ふふふっ。こんばんは、ヴィンセント」

 

 全身をローブで覆ったその女は、唯一フードの隙間から露になっている口元に妖艶な笑みを浮かべた。それは誰もを惹き付けるような甘い笑み、しかしヴィンセントは普段見せないような険しい表情のまま、エヴェリンの銃口を女へと向けている。

 

「……」

 

「そんな怖い顔をしなくてもいいじゃない。私がここにいるのは散歩の帰り、貴方を見つけたのは本当に偶然なの。どす黒い血を集めに集めて、それでいて尚満ち足りない穢れた魂……分からない筈がないわ」

 

 その言葉にヴィンセントはチラリと彼の後ろにそびえ立つバベルを見上げた。天を穿たんと伸びる白亜の塔、その最上階が目の前の女──女神フレイヤのプライベートルームであることは、このオラリオでは周知の事実である。

 フレイヤの言葉に嘘はないと判断したのか、ヴィンセントは一度忌々しげに舌打ちをしてからエヴェリンを下ろした。しかしホルスターには戻さず左手に握ったまま、いつでも撃てるように引き金から指を放してはいない。彼はまだ目の前の女神に対して警戒を続けているのだ。

 

「……何の用だ?」

 

「あら、用がなくては話し掛けてはいけないのかしら? 見つけたから声を掛けた、それだけで十分でしょう?」

 

「下らん。私は貴様に構ってやる程暇ではない」

 

「……相変わらずね、貴方は。でもそう……一つだけ貴方に聞きたいことがあるの」

 

 クスクスと笑いを漏らすフレイヤ。フードに隠された鈍色の瞳がすっと細められる。

 

「貴方、最近新しい子が【ファミリア】に入ったらしいわね。数ある【ファミリア】の中から貴方のところを選んだなんて一体どんな子なのか……少し興味があるわ」

 

「私がそれを教えると思うか?」

 

 ギロリとヴィンセントの鋭い眼光がフレイヤを睨み付けた。同時に放たれる凄まじい怒気に、フレイヤの後ろに控えていた巨漢の猪人(ボアズ)──オッタルが静かに背負っていた大剣に手を掛ける。

 

 フレイヤはオラリオに下りた神々の中でも随一の美貌を持つ『美の女神』だ。彼女の『魅了』は人々だけでなくモンスター、そして神すらも虜にする程の代物であり、また彼女自身が人間(こども)の魂の色を見ることが出来ることから、気に入った相手を『魅了』して自らの【ファミリア】に引き込んでいるのである。例えそれが既に【ファミリア】に所属している者であっても。

 気に入った相手を取り込むためならば手段を問わない、そんなフレイヤの口振りからベルが『魅了』されることを警戒したヴィンセントは、迷わずエヴェリンに『骨髄の灰』を装填し、その手に《獣狩りの曲刀》を呼び寄せた。既に辺りには人の影は一つもなく、両者の間に一発触発の空気が漂い始める。

 

「ふふふっ、貴方がそこまで気にするなんて、余程その新しい子に入れ込んでいるようね。あぁ、気になるわ……! 【血の申し子(ブラッドボーン)】と蔑まれ、恐れられた貴方がそこまで気に入るなんて……一体どんな子なのかしら!」

 

 ペロリと艶かしく唇を舐め、恍惚の表情を浮かべて身悶えするフレイヤ。そんな彼女にヴィンセントは嫌悪感で顔を歪め、ペッと唾を吐き捨てた。

 

「……浅ましいな。そして気色の悪い。人を誑かす薄汚い売女が。やはり貴様は神などではなく、ただの飢えた下劣な雌に過ぎん。かの"星の娘"の方が余程美しいというものであろうよ」

 

「ヴィンセント貴様っ……!! フレイヤ様を侮辱するかっ!!」

 

 この世の何よりも敬愛する主神を侮辱され、オッタルは目を血走らせて激昂する。オラリオ最強の冒険者が放った常人ならば当てられただけで気絶する程の怒声と殺気、しかしヴィンセントはそれすらも鼻で笑い、大きく両腕を広げて彼を挑発した。

 

「吠えるなよ畜生。Lv.7という冒険者としての高みに在りながら、矜持なき下僕に成り果てた愚か者が。獣は獣らしく、そこな雌にでも尻尾を振っておけ。卑しい貴様にはそれが似合いだ」

 

 

 

 その言葉でオッタルの中にあった何かが切れた。

 

 

 

「……フレイヤ様」

 

「ふふっ、いいわよオッタル。遊んであげなさい。ヴィンセント、また会える日を楽しみにしているわ」

 

 ヴィンセントの隣を通り過ぎる際にそう言い残し、フレイヤはバベルの入口へと消えていった。彼女によって人払いされたバベル前の広場、そこで二人の冒険者が対峙する。

 

「フレイヤ様を侮辱したこと、あの世で後悔するがいい……!」

 

「口を開けばフレイヤフレイヤと、馬鹿の一つ覚えだな。全く、何が貴様をそこまで駆り立てるのか……」

 

 ──哀れだよ。炎に向かう蛾のようだ

 

 ヴィンセントはオッタルを嘲笑する。その顔にある感情は嘲りと軽蔑、そして確かな失望と憤りである。

 

 Lv.7というオラリオの頂点に立つ男が一女神の付き人という地位にあり、ましてやその地位を甘んじて受け入れているなど、そんなことは断じてあってはならない。他者を寄せ付けない圧倒的な力を持ちながらもそれを腐らせ、それでいて平気な顔をしているこの【猛者(おうじゃ)】を、ヴィンセントは到底許すことが出来ないでいるのだ。

 

 かつて、自分に並び立つやもしれぬと彼にある種の期待を抱いていたが故に。

 

「行くぞ……!」

 

「狩られるのは貴様の方だ。獲物が狩人に敵うものかよ」

 

 オッタルが飛び出し、ヴィンセントが迎え撃つ。瞬間、空気が爆ぜ、衝撃がオラリオ全体を包み込んだ。

 

 

 

     △▽△▽

 

 

 

 【ディアンケヒト・ファミリア】治療院。冒険者に必須な回復薬(ポーション)等のアイテムを販売しており、朝及び昼間は多くの冒険者が足を運ぶ建物だ。しかし夜になった現在では客の姿もなく静寂に包まれていた。

 

 「ふぁぁ……」

 

 そんな可愛らしい欠伸がカウンターに立っていた少女、アミッド・テアサナーレの口から溢れる。普段は整った顔立ちと淡々とした態度から精緻な人形とも思われている彼女だが、半分目を閉じながら迫る眠気、そして体の怠さと格闘する様子は外見相応な少女のそれだ。アミッドは暫しの間、そのまま眠たそうにゆらゆらと体を揺らす。

 

 そんな時である。今日はもう開かれることはないだろうと思っていた扉がゆっくりと開かれた。

 

「ん、いらっしゃいま……せ……」

 

「邪魔をするぞ」

 

 現れたのは全身を赤く染めた黒衣の男。その姿にアミッドのアメジスト色の瞳が驚愕で見開かれる。数秒後、我に返ったアミッドはカウンターを飛び出すと、すぐさま男の下へと駆け寄った。その取り乱し様は尋常ではない。

 

「ヴィンス!? しっかりしてください! どこが痛みますか!? すぐに薬を──」

 

「落ち着けアミッド、半分は返り血だ。それと傷の方ももう治っている」

 

 薬品棚に向かおうとしたアミッドの手を男──ヴィンセントは掴んだ。その言葉に一瞬きょとんとしたアミッドだが、やがてペタペタと彼の体を触り始める。そして今の行動が自分の早とちりだったと分かるや否や、その陶器のような白い頬を赤く染めた。そんな彼女にヴィンセントは苦笑すると、その細い白銀の長髪をそっと撫でた。

 

「し、失礼しました。ですがヴィンス、何故そんな格好に……」

 

「【猛者(おうじゃ)】と少々殺り合っただけだ。大したことではない」

 

「あっ……。そ、そう言えるのはこのオラリオでも貴方くらいですよ」

 

 ヴィンセントの手が離れるとアミッドの口から名残惜しそうな声が漏れる。同時にアミッドは合点がいった。少し前まで感じていた空気の震えは、彼と【猛者(おうじゃ)】オッタルがぶつかり合っていたことが原因なのだと。戦闘の衝撃がこの治療院まで伝わってくるとは一体どれだけ壮絶なものだったのか、考えるだけで軽く戦慄を覚える。

 

「……一先ず、ご無事のようで何よりです。それで、今日はどういったご用件でしょう?」

 

「『大樹の迷宮』で薬草を採ってきた。買い取りを頼みたい。値段はそちらに任せよう」

 

 そう言ってヴィンセントがアミッドに渡したのは複数の袋だ。その中には回復薬(ポーション)の材料となる薬草類が入っており、また各袋毎に種類が分けられている。それらの量は決して多い訳ではないが、回復薬(ポーション)は冒険者にとって必需品であり、その原材料は【ディアンケヒト・ファミリア】を筆頭とした医療系【ファミリア】に、非常に高い需要があるのだ。

 

「分かりました。少々お待ちください」

 

 袋を持ったアミッドは店の奥へと消えていく。やがて戻ってきた彼女の手には薬草の袋の代わりにヴァリスの入った袋が握られていた。

 

「合計で二五万ヴァリスになります。どうぞ」

 

「あぁ、感謝する」

 

「……それとヴィンス、貴方にこれを」

 

 アミッドが差し出したのは二本の試験管。その中は回復薬(ポーション)でも万能薬(エリクサー)でもない、真っ赤な鮮血が丁寧に密封してあった。

 

「……自分を傷付けるような真似はやめろと言った筈だが」

 

「ええ。ですが私に出来ることはこれくらいしかありませんので」

 

 二人は立ち尽くし、無言のままお互いを見つめ合う。そして先に折れたのはヴィンセントの方だった。彼は一度嘆息すると試験管を受け取り、それをポーチへと大切そうにしまった。

 

「……つくづく不思議なものだよ。貴公程の女が私のような男に尽くしてくれることがな」

 

「貴方は命の恩人です。あの『()()()()()』、私は貴方に救われた。ならば貴方に尽くす理由など、それで十分でしょう?」

 

 表情を綻ばせ、穏やかな笑みを浮かべるアミッド。普段の無表情ぶりからは考えられないその微笑みは、恩人(ヴィンセント)だけに見せる特別なものである。そんな彼女にヴィンセントは身を屈め──、

 

 

 

 その唇を重ねた。

 

 

 

「また来る」

 

「はい。お待ちしています」

 

 最後に短く言葉を交わし、ヴィンセントは治療院を後にする。そしてその背を見送るアミッド。その頬にはうっすらと紅が差しており、溢れる吐息は確かに熱を帯びていた。

 

 

 

     △▽△▽

 

 

 

 『豊饒の女主人』は今日も多くの冒険者で賑わいを見せていた。それぞれのテーブルでは冒険者達が料理と酒を肴に会話に弾ませ、女将であるミア・グランドの指示に合わせてウェイトレス達が忙しく動き回る。時折飛ばされる怒声も、この店では最早ありふれたものだ。

 

「お待たせしました、本日のおすすめと醸造酒(エール)になります」

 

 席に座るヒューマンの二人組に料理を運んだリューもまた、この『豊饒の女主人』で働くウェイトレスの一人である。テーブルとテーブルの間を縫うように移動し、ミアの料理を盆に乗せては再度運んでいく。そして、彼女が入口付近を通り過ぎたその時だ。

 

「(──『()()()()』……)」

 

 風に運ばれた微かな香りがリューの鼻腔をくすぐった。チラリと目をやった入口、やがてそこには一つの人影が訪れる。その姿を目の当たりにした瞬間、リューの表情が喜色で染まった。

 

「いらっしゃい、ヴィンス」

 

「あぁ」

 

 やって来たヴィンセントはリューの言葉にこくりと頷くと、そのままカウンターの一番端の席に座った。騒がしかった店内が彼の登場によって一瞬だけ静まり返り、そしてまたすぐに戻った。

 

「久しぶりだねぇヴィンセント。今日は何をご所望だい?」

 

 ヴィンセントにニヤリと豪快な笑みを浮かべたミア。彼は先程アミッドから渡された袋から三〇〇〇ヴァリスを取り出すと、コトンとそれをカウンターに置いた。

 

「これで出来るだけの料理と酒を」

 

「よぉし任せな!」

 

 注文を受け、意気揚々とばかりにミアは厨房へと姿を消す。残されたヴィンセントは頬杖をつきながら料理を待ち、彼の様子をリューは給仕の役割を果たしながら横目で観察する。その無駄に器用な動きの裏には、かつて彼女が冒険者だった頃の経験が存分に生かされており、そんな彼女に同僚の猫人(キャットピープル)が思わず「ニャにやってんニャ……」と引き気味で呟いていた。

 

「ほら出来た、たんと食べなよ!」

 

 やがてヴィンセントの前に『豊饒の女主人』特製の料理がずらりと並ぶ。串に刺さった肉、彩り豊かなサラダ、芳醇な香りのパスタ、具だくさんのピザ、魚介類のスープ、グラスいっぱいの酒。周囲の客達がその量に困惑の眼差しを向ける中、ヴィンセントはゆっくりとフォークを手に取った。そして食らう。

 

「……美味いな。流石だ」

 

「そうだろうそうだろう。リュー、休憩がてらこいつの相手してやんな。たくさん食わせて、がっぽり金を落としてもらうんだよ!」

 

「……はい!」

 

 ミアの言葉にリューはすぐに頷くと、店の端から丸椅子を用意してヴィンセントの隣に運び、そこへちょこんと腰を掛けた。ニコニコ、とまではいかないまでも口元を緩めて食事の様子を眺めるリューの姿を、ヴィンセントは食事の手を止めることなく一瞥する。

 

「ヴィンス、今日は何を?」

 

「午前中はベルの鍛錬に、午後からは24階層まで行ったな」

 

 リューの問いに答えたヴィンセントはぐっと酒の入ったグラスを傾ける。

 今日一日何をしていたのか、リューがヴィンセントの相手をする際、最初に尋ねるのは必ずこのことだった。ヴィンセントもそれを理解しているのか、その口からは淀むことなく言葉が出ている。

 

「24階層……ということは、宝石樹と薬草ですか?」

 

「その通りだよ。尤も、宝石樹の方は見つけることが出来なかったが。あぁ、それと地上に上がってからはオッタルを半殺しにしたな。相も変わらずつまらん男だった」

 

 さらりと流された言葉に聞き耳を立てていた周りの冒険者達は思わず耳を疑う。しかしヴィンセントは何食わぬ顔のまま串に刺さった肉を噛み締め、スープを口に流し込んだ。そしてそんな彼にリューはやれやれと言わんばかりに嘆息する。

 

「ヴィンス、あまり無茶なことはやめてください。いくら貴方が強くとも相手はかの【猛者(おうじゃ)】なのですよ?」

 

「冷静さを欠いた獣程御しやすいものもない。傷も腹に一撃受けただけ、パワーとタフさだけの輩ごときに遅れは取らんよ」

 

「それでもです。貴方の身を案じるこちらの気持ちも考えてください」

 

 リューはヴィンセントの頬を撫で、その首を自分の方へと向けた。必然的に二人は見つめ合うような形となり、ヴィンセントの翡翠の瞳にリューの空のような蒼色の瞳が映る。

 

「ヴィンス、どうか死に急ぐような真似だけはしないでください。貴方が死ねば私は悲しい。いえ、神ヘスティアやクラネルさんも悲しむでしょう。貴方は孤独(ひとり)じゃない。ですから、どうか……」

 

 真剣な表情でリューに見つめられ、ヴィンセントは「……善処はしよう」とばつの悪そうに呟いた。強大なモンスターやオラリオの頂点に立つLv.7が相手にも怯まず、むしろ嬉々として殺しにいく彼でも、彼を想う者からの純粋な願いには流石に分が悪い。気を紛らわすように酒を飲み干し、空っぽになったグラスをぼんやりと眺めた。

 

「リュー、酒を追加だ。今宵は付き合ってもらうぞ」

 

「はい、喜んで」

 

 ニヤリと不敵な笑みを浮かべたヴィンセントにリューも微笑みを返した。

 

 

 

     △▽△▽

 

 

 

 翌日、『竈火の夢』にて。

 

「神ヘスティア、【ステイタス】の更新を頼む」

 

「あれ? 珍しいね。昨日何かあったのかい?」

 

「昨日【猛者(おうじゃ)】と殺り合った。まぁ、だからといって大した伸びがある訳でもないだろうが……」

 

「はぁ……。詳しいことは聞かないでおくよ。とりあえず【ステイタス】を更新しようじゃないか。大体一ヶ月ぶりかな? 一体どれだけ伸びたんだろうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヴィンセント・ローズ

 

 Lv.7

 

 力 :D 567→570

 耐久:F 342→344

 器用:A 884→888

 敏捷:A 891→892

 魔力:E 473→476

 狩人:E

 鍜冶:E

 耐異常:G

 神秘:F

 調合:G

 気配遮断:H

 

 《魔法》

 

 【ヴィラ・ブラッド】

 

 ・付与呪詛(エンチャントカース)

 ・自傷により発動。

 ・血属性。

 ・行使中は罰則(ペナルティ)により、出血し続ける

 ・詠唱式【我は血族。穢れた血を啜り、異端として教会に仇なす者也。凡百の俗物よ、カインハーストの業を知れ】

 

 【ハンターズ・ベル】

 

 ・使役魔法。

 ・古い狩人を呼び出す。

 ・強さは詠唱時のイメージに依存。

 ・詠唱式【夢を失い、だが狩りを忘れぬ古狩人よ。かつて刃を交え、眠りについた偉大な狩人よ。託せし思いがあるならば、この鐘の音に応えるがいい。獣を狩れ。敵を殺せ。死体が転がり、獣血の匂い立つ惨状こそ、汝の居場所に相応しい。さぁ、今こそ狩りを始めよう】

 

 《スキル》 

 

 【狩人之業(ハンテッド・ナイトメア)

 

 ・狩人の業。

 ・仕掛け武器、獣狩りの銃器、狩装束を召喚する。

 ・秘儀を使用する。使用時、精神力(マインド)消費。

 ・任意発動(アクティブトリガー)

 

 【鮮血医療(フィアー・ジ・オールドブラッド)

 

 ・痛覚遮断。

 ・血を体内に取り込むことで体力を回復し、攻撃力が上昇する。

 ・血によって快楽を得る。また血に酔う。

 ・血に酔った状態で一定以上の血を取り込んだ場合、獣化する。

 

 【戦闘狂喜(バトル・バーサーク)

 

 ・敵と戦闘する場合、『力』と『敏捷』のアビリティ強化。

 ・対象の強大さにより効果上昇。

 

 【叡瞳先触(エンライトメント)

 

 ・世界を正しく認識する。

 ・啓蒙の量により効果上昇。

 ・発狂しやすくなる。

 

 【秘文字(カレル)

 

 ・効果選択:アイテムドロップ率アップ。

 ・効果選択:状態異常耐性。

 ・効果選択:損傷(ダメージ)軽減。

 ・効果選択:スタミナ回復速度上昇。

 




……おかしいな、これじゃアミッドさんが正妻みたいじゃないか。

とりあえず狩人様の【ステイタス】解禁です。効果不明スキルとか、【■■■】みたいに分からないものとか、出し惜しみは一切しません。正直、どこまで書けるか分からないので。

『鍛治』、『神秘』、『調合』持ちとかいうとんでも性能。水銀弾、灰、鎮静剤なんかのアイテム系を出そうとするとやっぱりこの辺は必須。一応『気配遮断』はオリジナル発展アビリティです。効果は読んで字のごとく。

オッタルと相性最悪なのは本編でも書きましたが要約すると、「Lv.7なのに付き人とかふざけてんのか」ってことです。強いのに実力腐らせてたらキレるのも残当。

フレイヤを嫌いなのは単純に『魅力』が鬱陶しいから。効かない理由は狩人様のクソ強靭な精神力とカレル文字のお陰です。

長々と補足を書きましたが、次回から原作入ります。質問とかあれば聞いてください。ネタバレしない程度に答えます。

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