第一層をクリアしてから月日が立ち、多くのプレイヤー達が命を落とした。
しかし失うだけではない。戦うすべを理解したプレイヤー達もいる。最前線にいるプレイヤーを攻略組と呼ばれている。
ギルドを結成し、現実に帰るために奮起している。
しかし、そんな中でも、ギルドに属さず、ソロで最前線にいるもの達がいた。
とあるフィールド。一人のプレイヤーが戦っていた。紅い服装に、刀を持った、コウだ。
あれからソロでがんばるコウ。戦い方もさらに磨きがかかり、今では攻略組である。ここレベルのモンスターなら楽に倒し、刀を鞘に納め、一息ついた。
コウ「今日はこれくらいでいいか。ん?」
狩りを終えて街に戻ろうとしたとき、目線に入ったのが、一人の女性プレイヤーが戦っていた。青い髪をポニーテールにして、斧を使って戦っているが、
コウ「結構酷いな。でもなんだか他人事に見えないな。」
かつては初心者だった自分。そんな自分に重て見てしまい。一気に駆け出した。
?「とりゃ!」
攻撃するも当たらない。更に追撃を食らった。
?「痛った!?おかしいな?ここは当たるところだと思うけど。」
そんな考えをしていたら、更に攻撃をしようとするモンスター。
?「あわあわあわ!?タンマタンマ!?」
しかし攻撃が当たることなく、モンスターは消滅した。
?「あれ?」
砕けたモンスターの後ろにはコウがいた。刀を納め、近づいた。
コウ「大丈夫?」
?「うん、ありがとう!助かったよ。今回はマジで駄目だと思ったよ。」
コウ「ソロで動くと危ないぞ。」
ノエル「いやー、いつも一緒にいる人はいるんだけど、今回は一人でチャレンジしてみたんだけど、うまくいかないな。あ、私はノエル。よろしく。」
コウ「コウだ。(元気な子だな。)」
ノエル「ソロは危険だって言うけど、コウも一人じゃない。」
コウ「俺はまだ戦えるくらいだよ。」
ノエル「なんだかさらっと自慢されてる?」
?「ノエル!!!」
ノエル「はっ!?」
コウ「この声は。」
二人は声の方を見ると、そこにいたのはコウもよく知る人物だった。
コウ「エリス!」
エリス「え?コウさん!お久しぶりです!どうしてノエルと!?」
コウ「エリスこそどうしてここに?俺はてっきり。」
ノエル「あのー?なんだか置いていかれてるけど、二人とも知り合いなの?」
エリス「ああ、そうですね。ここではなんなので、移動しましょうか。」
コウ「わかった。」
エリス「ええ。それとノエル。」
ノエル「な、何かな?」
エリス「あれほどまだ一人でフィールドにいってはいけないと言ったでしょう?」
ノエル「いや、それは。」
エリス「しかも、メモと一緒に置いてあったサンドイッチ。また、激辛にしましたね。」
ノエル「あ!もしかして食べてくれた!」
ノエルは気まずそうな顔から一変し、キラキラした顔を向けた。その顔を見てコウは、イタズラが好きなのだとわかった。
エリス「いいえ。ノエルのことですからきっと何か仕込んでると思ったので、疲れたノエルの為にとってあります。」
エリスは笑顔で答えるが、笑ってないのはすぐにわかった二人。
エリス「さぁそれじゃいきましょうかコウさん、・・・ノエル。」
ノエル「(;TДT)」
街に戻ってきたコウ達。どこかの酒場にきた。
エリス「どうぞ、私の知り合いがやっているお店で、私達の拠点に使わせてもらっています。」
コウ「そうなんだ。それより彼女は大丈夫?」
コウが見る方には、ノエルが口を押さえて悶えていた。
エリス「自業自得なので大丈夫です。それより本当にお久しぶりですね。」
コウ「そうだな。驚いたよ。」
エリス「無理ありません。本当にあの時はすみませんでした。」
コウ「無理ないよ、いきなりデスゲーム何て言われて、いきなり戦えるわけないよ。でも何でいまここに?」
エリス「はい、実は第一層がクリアしたことをはじまりの街で聞きました。そのキリトさんのことも。」
コウ「そうなんだ・・・・・」
エリス「話を聞いて、なんだか自分が恥ずかしくなってそれで決めたんです。私がそんな人達をサポートできる存在になろうと。そう思いこうしてギルドを作ったんですが・・」
コウ「メンバーはエリスと彼女(ノエル)?」
エリス「もう一人いるのですが、今は別行動です。しかし、やはりまだまだ実力不足なギルドなんです。そこで!お願いします!コウさん、私達のギルドに入ってください!」
コウ「俺が?でも、俺今までソロだったし、連携がとれないかも。」
エリス「コウさんの実力なら大丈夫です。」
コウ「でも俺は。」
エリス「もしかしてキリトさんのことですか?」
コウ「・・・」
エリス「キリトさんのことは私も聞いてます。コウさんが思うのも無理ありません。ですがだからこそです。」
コウ「え?」
エリス「だからこそ力を合わせて、早くゲームをクリアするんです。私達は弱いです。だから力を貸してください。」
コウ「力を合わせて・・・か。確かにソロも限界を感じてきていた。この先に行くにはもっと力がいる。俺の方こそ、力を貸してくれ。」
エリス「という事は!?」
コウ「うん、よろしく頼む。」
?「あらあらやっとスカウトできたわね。」
そこに長い金髪女性が近づいてきた。
エリス「リーナさん!?」
コウ「あなたは?」
リーナ「この店の店主のリーナです。エリスちゃんとは別のゲームで知り合った仲かな。それより、ふーん、あなたがね。」
コウ「何がです?」
リーナ「エリスちゃんを立ち直らせた憧れの人だってこと。あなたのお陰で前に進めたんだって、いつか一緒にたた・・・」
エリス「リーナさん!」
ノエル「へーー、エリスの憧れの人か~」
エリス「・・・ノエル、元気になったみたいですね。だったら今日はみっちり鍛えてあげましょう。」
ノエル「ひゃ!?顔は笑顔だけど怖いよ!」
ノエルは逃げ出し、エリスはそれを追いかけた。そんな様子を見たコウは久しぶりに笑顔になった。