生き残った男の子を殺すこと、それが私の生きる糧。   作:おぜうだよー

6 / 8
お気に入り登録者数20を突破いたしました!
皆様、ありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いいたします。


スリザリンの談話室

アデラ視点

 

組み分けが終わり、私は、ダフネと喋りながら、ローストビーフを口に詰め込んでいた。

イギリスの食事はほとんどが不味いが、ローストビーフはすごく美味しい。

次は、牛肉のステーキに手をつけようとしたところで、ダンブルドアが、声を発した。

 

「皆、よく食べ、よく飲んだことじゃろう。新入生の寮も無事決まり、喜ばしい限りじゃ。さて、寮に戻る前に、一言、二言、言っておきたいことがある。4階の右側の廊下には、決して立ち入らないように。これは新入生だけじゃなく、上級生にも言えることじゃ。」

 

そう言うとダンブルドアは、あのウィーズリーの双子の方を見て言った。

 

「さて、暗い話は終わりじゃ!最後にホグワーツの校歌を歌おうとしようかの。リズムは好きにしていいぞ。それでは、3、2、1、はいっ!」

 

 

ホグワーツ ホグワーツ

ホグホグ ワツワツ ホグワーツ

教えて どうぞ 僕たちに 

老いても ハゲても 青二才でも

頭にゃなんとか詰め込める 

おもしろいものを詰め込める

今はからっぽ 空気詰め 

死んだハエやら がらくた詰め

教えて 価値のあるものを 

教えて 忘れてしまったものを

ベストをつくせば あとはお任せ 

学べよ 脳みそ 腐るまで

 

 

・・・なんとも言い難い歌詞だ。

これを作曲した人は誰なんだろう。

最も、私は歌わなかったし、スリザリンは全員歌わなかった。

 

「おぉ 、音楽とはなんといいものじゃ。わしは、感動して涙が出てしもうた。」

 

・・・なんか、あの腹黒爺は突然泣き始めた。

正直言って、気持ち悪い。

 

「それじゃあ、寮に帰りなさい!監督生が寮まで引率すること、いい夢を!」

 

そう言って、腹黒爺は、どこかに消えてしまった。

さて、私達も寮に行くとしよう。

 

「一年生はこっちにきて!上級生、一年生が先よ!」

 

そう言って叫ぶ監督生に私はダフネとともについて行く。

ドラコはノットと『選ばれし者の集い』という厨二病全開な集いのことに関して一緒に話しているので、とりあえず、無視だ。

 

「新しい寮ってどんな感じなのかな?」

 

「さぁ・・・私もよく分かりません、ルシウスさんに聞いたら、それは後のお楽しみだ。と言って教えてくれませんでした。」

 

「私も、お父様に同じこと言われた。お母様は、レイブンクローだったし・・・・」

 

「ですが、そっちの方が楽しみじゃないですか。」

 

「そうだよね〜」

 

「一年生!寮についたよ!」

 

監督生の声が聞こえたので、私とダフネは声のした方を向く。

 

そこには、ドアも何もないただの(・・・)石壁があった。

 

え?

 

私とダフネは顔を見合わせる。

お互い困惑の表情を浮かべていた。

 

「あぁ、ごめんごめん、ビックリしたよね。ここを押して、合言葉を言うの。『聖28一族』!ほらっ、開いたでしょ?」

 

監督生が石壁の一部を押す。

すると、石壁が音を立てて開き、緑に彩られた、陰気な談話室があった。

 

「わあーっ!」

 

ダフネが目を輝かせる。

 

「どう?ここが、スリザリンの寮よ。湖の中にあるから、たまに窓から大イカとか、マーピープルが見えるわよ。」

 

スリザリンの寮は少し陰気だが、濃紺の湖が影を落として、とても神秘的だった。

ダフネは目を輝かせているし、ドラコも満足げに見つめている。

かくいう私も、うっとりした表情を浮かべている。

 

「あ、ごめんね!自己紹介がまだだった。私は、監督生のジェマ・ファーレイ。スリザリンに入った皆さん、おめでとう。心から歓迎するわ。スリザリンの紋章は生物の中でも最も賢い蛇、寮の色はエメラルドグリーンと銀、談話室は地下牢の隠された入り口の奥よ。すぐに目にすると思うけど、談話室の窓はホグワーツ湖の水中に面しているわ。よく巨大イカが水を吐きながら通りすぎていくし、ときにはもっと面白い生物を見れるわ。神秘的な沈没船といった趣でみんな気に入ってるのよ。

 

さて、スリザリンについて知っておくべきことがいくつかと、忘れるべきことがいくつかあります。

 

まず、いくつかの誤解を解いておきましょう。もしかするとスリザリン寮に関する噂を聞いたことがあるかもしれないわね。たとえば、闇の魔術が大好きだとか、純血主義者だとか、家系に有名な人がいないと入れてもらえないだとか、いろいろね・・・でも、そんなことはないわ!いまは、半純血の人もいるし、マグル生まれの人もいるわ。他の寮の人たちには言わせて起きなさい!

 

他の 3 つの寮があまり触れたがらない、あまり知られていない事実を教えてあげる。マーリンはスリザリン生だったの。そう、かのマーリン、史上最も有名な魔法使いが! マーリンは知識のすべてをこの寮で学んだのよ! マーリンの足跡に続きたいと思わない?それに、マーリンはダンブルドアより優れているの。二人で決闘させたら必ずマーリンが勝つわ!もう死んでしまっているけど・・・

 

スリザリンが何でないかについてはこれで十分ね。スリザリンが何であるか、つまり学校の先端をいく素晴らしい寮だということについて話しましょう。私たちは常に勝利を目指している。なぜなら、スリザリンの名誉と伝統を重んじるから。

 

それに、スリザリンは他の生徒から尊敬されているわ。確かに、闇の魔法にまつわる評判のせいで尊敬の中には恐怖が混じっていることは否めない。でも知ってる? ワルっぽい評判というのもドキドキして楽しいものよ。ありとあらゆる呪いの呪文を知っていると思わせるような態度を取れば、誰がスリザリン生の筆箱を盗もうなんて思うかしら?

 

それに、スリザリンは行動力があるわよ!行動するためには、手段を選ばないーーー、まあ、こう言っちゃうと少し聞こえが悪いけれど、やると思ったことは必ずやって、そして達成するわ。

 

それに、スリザリンはものすごく団結力があるわよ。

たとえば、スリザリンは仲間の面倒を見るけど、これはレイブンクローだったら考えられないことね。連中は信じられないようなガリ勉集団というだけでなく、自分の成績を良くするために互いを蹴落とすことで知られているわ。逆に、スリザリンでは皆兄弟よ。ホグワーツの廊下では不用心な生徒を驚かせるようなことも起きるけど、スリザリンが仲間なら安心して校内を歩き回れるわ。私たちからすれば、あなたが蛇になったということは、私たちの一員になったということ。つまりエリートの一員よ。

 

だってサラザール・スリザリンが、彼の選ばれし生徒に何を求めていたか知ってる? 偉大なる者の種よ。あなたがこの寮に選ばれたのは、文字どおり偉大になる可能性があるから。もしかすると、談話室にいる生徒の中には、とても特別な運命があるようには思えない人がいるかもしれない。でも、それは心の中にしまっておくべきよ。組分け帽子がこの寮に入れたということは、何かしら偉大な部分があるということなんだから、それを忘れないように。

 

偉大になる運命にない人たちといえば、グリフィンドールに触れていなかったわね。多くの人がスリザリンとグリフィンドールはコインの両面だって言うけど、私に言わせれば、グリフィンドールなんてスリザリンの後追いをしているだけよ。でもね、中にはサラザール・スリザリンとゴドリック・グリフィンドールは同じような生徒を大切にしたと言う人もいるから、もしかすると私たちは自分たちが思ってる以上に似ているのかもしれない。だからといって、グリフィンドールと慣れ合うわけじゃないわ。グリフィンドールは私たちをやっつけるのが好きなわけだし。もっとも、スリザリンのほうが少しだけグリフィンドールをやっつけるのが好きだけど。

 

談話室に入る合言葉は 2 週間ごとに変わるわ。だから掲示板に気を配ること。他の寮の生徒を連れてきてはいけないし、合言葉を教えるのも禁止。談話室には、7 世紀以上も部外者が立ち入っていないのよ。

 

まあ、こんなところかしら。あなたたちはきっと私たちの部屋を気に入るはずよ。私たちが寝るのは、緑の絹の掛け布がついたアンティークの 4 本柱のベッド、ベッドカバーには銀色の糸で模様が入っている。有名なスリザリン生の冒険が描かれた中世のタペストリーが壁を覆い、天井からは銀のランタンが下がっている。きっとよく眠れるわ。夜、湖の水が窓に打ち寄せるのを聞いているととても落ち着くから・・・とまあ、すっごく長くなっちゃって申し訳ないわ。次は寮監である、スネイプ先生から、長〜いお話を聞いて頂戴。」

 

そして、スネイプ先生から長〜いお話を聞いて、私達はぐったりして、部屋へ行った。

部屋は、ダフネと一緒なのはすごく嬉しかったが、パーキンソンとブルストロードがいたのはちょっと嫌だった。

 

「やったね、アデラ!部屋が一緒になれて!」

 

「えぇ、そうですね。」

 

「パーティー以来ですね、アデラさん。」

 

「一緒の部屋になれて光栄ですわ。」

 

私はそう言ってきたパーキンソンとブルストロードに適当に返事をして、ダフネと隣のベッドに荷物を置いた。

 

「おやすみなさい、ダフネ。」

 

私は眠りについた。

 

 

 

 

翌日

 

私は起きると真っ先にルシウスさんへと手紙を書いた。

 

 

 

ルシウス・マルフォイ様

 

ルシウスさん、私はスリザリンへと入りました。

ドラコも一緒です。

私はダフネ、パーキンソン、ブルストロードと一緒の部屋です。

ルシウスさんもお身体を大切に。

 

アデラより

 

そう書くと、私は談話室に降りた。

スリザリンの談話室は、緑色のソファに緑の炎が上がる暖炉、窓から見える、湖の水中が印象的な、神秘的な空間だ。

私は窓辺にいるドラコを見つけた。

 

「はぁい、ドラコ。」

 

「あ、あぁアデラか。」

 

「随分と早起きね。眠れなかったの?」

 

「そういうわけじゃないんだが・・・」

 

「ドラコ!アデラ!もう起きたの?」

 

ダフネが髪を櫛で梳かしながらやってきた。

というか、私とドラコが早くて、ダフネは普通なのだが。

今の時刻は六時、起きる時間にはちょうどいい時間だ。

そろそろ、みんな起きてくるだろう。

 

「おや、もう起きていたの?」

 

「ファーレイ先輩!」

 

ジェマ・ファーレイ先輩が談話室にやってくる。

すると、他の生徒もゆっくりと談話室にやってきた。

 

一年生が全員、談話室に降りてきたころ、ファーレイ先輩は口を開いた。

 

「さぁ!今からホグワーツの最初の授業が始まるわよ!私についていらっしゃい。」

 

そうだ、今からホグワーツの初めての授業が始まるのだーーー。

 

 




ついに第6話目まできました!
いつも感想をくださっている皆様、影ながら応援してくださっている皆様、ありがとうございます。
これからも生き残った男の子を殺すこと、それが私の生きる糧。の応援をよろしくお願いいたします。

ちなみにアデラの嫌いなもの

ハリー・ポッター、アルバス・ダンブルドア、媚を売ってくる人たち、パンジー・パーキンソン、ミリセント・ブルストロード、厨二病モードのドラコ、虫(特にG)、魔法史の授業

アデラの好きなもの

ルシウス・マルフォイ、厨二病モードじゃないドラコ、ダフネ・グリーングラス、飼い猫のティー、ノクターン横丁で買った水晶、ヴァンジェーン家の屋敷

そして、すみません、ジェマの話があまりにも長かったですよね。
今後はパパッと済ませるようにします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。