設けたおまけの回でございます。
ぶっちゃけて言えば不要な回ですが、軽い気持ちでお読み下さいませ。
『貴方たちは自分が暮らしている世界に疑問を持った事は無いだろうか。
何不自由することなく生きていける
命の危険も日頃の其処かしこに感じることもない
ごく平凡で平和な世界に疑惑の念を抱いた事は無いだろうか。
本日はこの場を借りて、皆様に世界の真実を』
「ああ、魔理沙。
余計な茶番はいいから巻きで行けってさ」
『何だよ! いいじゃないか!
今回は悪ふざけオッケーなんだろ?
毎回泣かされたり、叫ばされたりする身にもなれよ!』
「うるさい、金髪!」
『何故か怒られた・・』
「今回は幕間回ということで、解説と各キャラの現状を紹介していきます
ってコンセプトなんだから余計な時間掛けさせないでよね。
ちなみに進行は私、竜舌蘭菊と その他のキャラクターでお送りします」
『紹介くらいしてくれよ』
「めどい」
『これはひどい』
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★タイトルについて
「まず、この『東方水辰閣』とはどういう作品なのか?」
『現代に住むニンゲン二人が勝手に迷いこむ話だろ?』
「身も蓋もないことを・・
経緯については本編で話しているから割愛しておくわ」
『ぶっちゃけ最後の敵ってのは誰なんだ?』
「このタイトルから見ると、”水辰閣”の三文字のどれかが
名前に入っているキャラクタがラスボスってことになるけれど・・」
『ウワーダレダロウナー』
「うぜぇ・・
まぁ言わなくても分かるとは思うけどね。
ちなみに、この話は『東方地霊殿』までのキャラしか出てこないので
”村紗水蜜”はボスではありません。悪しからず」
『水は、水神という単語から来ているのは分かるが、
閣は・・何から来てるんだ?』
「語呂のよさからです」
『なん・・・だと・・?』
「ほら、だって
本家ゲームのタイトルのラストだって、キャラに関係ない字が
よく使われているでしょう?」
『使ってるのもあるぜ?
花映塚とか、妖々夢とか。』
「でもそれ以外は、何かしらのモノや現象を表す字よね」
『じゃあ、特に意味は?』
「ない」
『さよか・・・』
★蘭菊の正体
『こいつは私も知りたい。
今一度問う! 貴様は何者だ!』
「”分かりませんッ!!”」
『・・・・おい』
「ごめん、旬なネタをやりたかっただけなの。
正確に言うとするなら、【ただの人間】よ」
『おいおい、どうみても人間離れしすぎてるだろ・・
ヒヒイロカネゴーレムを破壊する奴がただのニンゲン?』
「だって、自力じゃ空を飛べないし
弾幕も今後どんなに頑張っても出せる見込み無し。
もちろんスペカなんてあるわけないし、別の誰かのを使えるわけでもない。
今は、【若干身体能力が高いだけの普通の人間】という認識でいいわよ」
『つまり、お前が普通のニンゲンと違う点っていうのが
今回の作品の肝になってくるわけだな?』
「そゆこと。
永遠亭でのやり取りが大分ヒントだけど、後は八雲のエピソードで
その辺りはいよいよ埋まってくるはずよ」
『またサイドストーリーですか』
「好きだろ? 相棒」
★また守矢か
「また守矢です」
『あいつらいい加減異変起こしすぎだろ。
やりたい放題ってレベルじゃねぇぞ』
「一応神様たちも、霊夢が死んでからは大人しくしようと
していたんだけど、”別の問題”が浮上してきたから
仕方なく幻想郷を支配しようとしたんだって」
『仕方なくで支配されて堪るか』
「この詳細は、もちろん守矢エピソードにて語る予定です」
『見方を変えれば、あの少人数で幻想郷全体とやりあおうと
するんだから中々の度胸だよな』
「いつから守矢勢が3人だけと錯覚していた?」
『・・・・やめてくれ、気が滅入る』
★人里の変化
『人里の文明レベルは原作通りに言うと
”明治時代の山奥の村”だった訳だが、
百年経った今は、さながら明治の都市部並みになってるぜ』
「そうすると、ガス灯とかレンガ道とか?」
『道は舗装されてきてるがガス灯は無いな。
その代わり電気が普及しているから電灯はある』
「妙なアンバランスさが逆にいい感じになってそうね」
『お前が直接行くことがあればいいんだがな』
「それは何とも言えないわね・・」
★幻想郷の変化
『今の幻想郷は中々に危うい状況と言っていい』
「どういうこと?」
『まず霊夢が死んだこと自体は色んな奴らに
大きな影響を及ぼしたわけだが、それは妖怪や妖精
全体にあったわけじゃない。
妖怪退治は私が代わりにやってたから
人間側に被害は無いんだが、文明が発達したことで
妖怪を恐れない、もしくは信じない人間たちが出てきた』
「まるで外の世界のようね」
『人口も増えてきて新たに対抗する手段も
段々と開発していった人間たちに対し
変化のなかった妖怪たちは逆に人間に恐れを抱きだした。
その調整をするはずの紫や藍が居ないわけだから当然だな』
「それじゃあ結界の意味がなくなってくるんじゃ・・」
『そうだ。人間たちの意識が外の世界の奴らと大差無くなって来ている
人里に暮らす妖怪や慧音の影響でまだ大丈夫だが
圧迫され続けている妖怪たちの動きも看過できない状況だ』
「そこに来て、山の神の異変・・。
これは確かに危うい事態になりかねないわね」
『他人事だが、お前も関係しているんだからな』
「誰かさんのせいでね・・」
『アーアー キコエナーイ』
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「ここからは登場するキャラの紹介および
現状を簡単に紹介していくわ」
『地霊殿から百年経った幻想郷だから
そこかしこで変化は起こっているってわけですね』
「そう・・・
って、あれ? 燈さん? 魔理沙は?」
『疲れた。寝るって言って、帰りました』
「・・今度、寝床に爆竹しかけたる」
『お手伝い致します』
「お、おう・・」
■博麗 霊夢(元祖)■
原作で自機を務めた博麗の巫女。
ある日を境に能力が消失し、体力も無くなった挙句
延命の措置を全て断り逝去した。
■博麗 霊夢(複製)■
元祖霊夢の身体と、魂の欠片、幻想郷に散らばる歴史を
かき集めて造られた人造巫女。分類上は人間。
性格は温厚で世話焼き。萃香を唯一の家族と認識している。
■魔理沙■
「捨虫の法」を自らに施し、人間のカテゴリを脱した
元人間の魔法使い。それと同時に苗字も捨てている。
自宅にて研究に明け暮れ、数年前に拾った弟子と一緒に暮らしている。
■チルノ■
気ままに生きる妖精王。特に目立った変化は無い
いまのところ
■ルーミア■
変化は特に無いが、時代の流れを意識しており
霊夢や魔理沙の変化にも気づいている。
■八雲 紫■
妖怪の賢者。霊夢の死から行方をくらまし
百年経った今もその生死すら不明となっている。
■八雲 藍■
紫共々、行方知れず。その理由も謎とされている。
■八雲 燈<とう>■
八雲の式の式、橙が妖力を得て成長した姿。
背丈も伸び、性格も随分大人びたものとなり
少しずつながら「スキマ」の秘術も会得しつつある。
■碧<たま>■
八雲の式の式の式。妖怪狐の中でも力の強い者を
燈が式として選び、式をつけた姿。まだ体も精神も子供。
■射命丸 文■
元幻想郷最速の元新聞記者。博麗異変の後
記者事業を辞め、天狗幹部の仲間入りを果した。
新聞は書かずとも写真は撮ってるらしく休日にはあちこち出掛けている
■犬走 椛■
哨戒天狗の小隊長。しかし未だ単独行動が多く
上司のみならず部下からもお叱りを受けている
■八坂 神奈子■
妖怪の山の信仰を牛耳る空の神。
今回、ある理由により異変へと乗り出した。
”家族”を守るためならどんなことでもする覚悟でいる。
■洩矢 諏訪子■
異変の首謀者の一角。
表立った行動よりも裏方に徹し
障害と認識した蘭菊にも容赦なく手を下す
■東風谷 早苗■
霊夢の死の影響を受けた者の一人。
人間として生きるべく、己に禁術を施した事で
毎日の禊が不可欠な身体となった
■紅 美鈴■
相変わらずの紅魔館の門番。
特に変化は無いが、多少技術は向上したらしい
■十六夜 咲夜■
元メイド長。
博麗異変の後、とある事件により大怪我を負い
その影響からか吸血鬼の眷属となった。
霊夢の死のショックから廃人同然となった主のため
毎日身の回りの世話を続けている。
■パチュリー・ノーレッジ■
年中むきゅーの魔法使い。
この百年、魔理沙が盗みを辞めたこともあり
何度か図書館を拡張している。変化自体は無い。
■小悪魔<こぁ>■
あいかわらずの図書館の司書。
基本的に黒い性格をしているのだが
弄る対象が減ったために、今は大人しくしている
■レミリア・スカーレット■
霊夢の死の影響を強く受けた一人。
あまりのショックから従者に手を上げ
湖を消し飛ばすなどの暴走を経て寝たきりとなった
■フランドール・スカーレット■
595歳になった妹様。
パチュリーの協力により日光と雨を克服し
姉の堕落から自立の道を探し始めている
■因幡 てゐ■
幸せのセールスラビット。
変化は少ないが、多少丸くなったらしい
■鈴仙・優曇華院・イナバ■
目立った変化は見られないが
医療技術やバストサイズは成長したらしい
■八意 永琳■
霊夢の命を助けられなかったショックから
精神に異常をきたし、戦うことができなくなった。
それでも医師業は可能なため生活に変化は無い。
■蓬莱山 輝夜■
たった百年如きでは変化は無いらしく
いつも通りの生活を続けている
■それ以外(未登場キャラ)■
追々説明していく、もしくは全く出番が無い
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「今回、区切りとして幕間を挟んでみたけど
余計に謎が深まった気もするわ」
『そこも含めての幻想郷だからね』
「あら、萃香。居たんだ」
『酷いねぇ、今回はキーパーソン的キャラだってのに』
「よく悪役に回ることが多いから逆に新鮮味があっていいわね。
紫さんがいないことでその役の何割かを担っている感じだし」
『幻想入り作品だと、十中八九、紫が主人公と絡むから
敢えてその法則を崩したって訳だね。狐もいないから尚の事だ』
「紫さんがいることで、最悪の事態を回避できるっていう安心感が
この作品ではないってことね」
『紫でさえどうしようもない異変、という展開を見せる作品もあるけど
それもやはり紫の能力を物差しとして置いているから出来ることだから
アイツが最初から居ない、おまけに作中に一切登場しないのは
有る意味で展開を良い様に弄れるから面白いね』
「お陰で私が相当酷い目に遭ってるんだけど・・」
『無傷で何でも乗り切ろうと思う外来人が悪い!』
「やさしい幻想郷がいいです・・」
『さてさて、
紅魔館に集まった抵抗軍と、未だ永遠亭で療養中の蘭菊。
まだ動いていないが確実に首謀者として頭角を現した守矢神社。
そして、どの渦にも飲まれていない霊夢。
これらが今後どのように動いていくか。
また、他の勢力の動向は?』
「変に回りくどく無いよう展開していきたいと
思っていますので、期待せず静観下さいませ。
それでは、 良ければ次もドウゾ。」
紫 「ねぇ、藍。私たち本当に出番無いの?」
藍 「無いそうですよ」
紫 「マジで?」
藍 「ガチで」
両名のファンの方、ごめんなさい・・。
これも作品の自由度を有る程度制限するための策なのです。
おまけ回なので多くは語らず。また次の話でお話しましょう。